旅人
東「ッやばい...」
幸栄が殺される。
誰かは分からない。でも、時間が無い
やっぱりダメだ。私じゃ未来視の能力を上手く扱えない。
他の人に渡ってたら...上手く使えてただろうにな
東「!!!」
着いた時にはもう遅かった
東「...幸栄」
東「...[太字]キュアー[/太字]![太字]キュアー[/太字]!」
回復魔法なんて使ったことがなかった。でも、ありったけの魔力を込めて、
でも、だめだ
これも魔術の1種なのか、回復魔法が通じない
東「ッなんで...なん、で」
ポロポロと涙が零れ落ちる
まただ、また目の前で人が亡くなっていく。
私がもっと早く、もっと頭が良かったら、もっと能力を上手く使えてれば、助けられたのに...
ザッ
東「...!」
振り返ると、結愛都がいた
東「ごめん結愛都!回復班呼んできて!幸栄がやば...))」
言い終わる前に、私の片腕は吹き飛ばされた
東「...?」
結愛都「随分と早いねぇ、これは楽しめそうだ」
結愛都の目が変わる。殺意に満ちた目
東「...もしかして、もしかしておまえが───」
その途端、視界が闇で塞がれる
結愛都「この中なら周りにバレずに思いっきり戦えるよ」
にこりと笑った後、槍を持って切りかかってくる
すぐに避けてこちらも攻撃を仕掛ける
東「[漢字][太字]爆発[/太字][/漢字][ふりがな]ボム[/ふりがな]!」
結愛都を爆破し吹き飛ばす
東「[漢字][太字]爆連[/太字][/漢字][ふりがな][/ふりがな]」
さらに追い打ちをかける
結愛都「[太字]月光[/太字]」
でも私の爆撃は結愛都に届かなかった
結愛都「やっぱり個人隊員の人達は強いね〜...ま、倒せないと思うけど(笑)」
結愛都「俺に時間を渡しすぎたね。自分でも驚くぐらい強くなったよ」
結愛都「...御嶽なら、上手く使えそうだな」