旅人
幸栄「っえーと、今日は...非番か。非番っつってもやることないしなー...結乃誘って素振りでもやるか...」
非番の日は休めるのが嬉しいが、特にやることがない。
結乃でも誘うか...
あ゙、だめだ今日結乃防衛だ
ん〜...高野でも誘うか...?
??「幸栄。暇なの?」
振り返ると、そこには結愛都がいた。
幸栄「そーだよ暇なんだよ〜」
「うんうん」と頷いた後、不敵な笑みを浮かべて、
結愛都「...俺と戦わない?」
思わず「え?」と声が出てしまった
結愛都が?それに、おれが結愛都に敵うわけがない
幸栄「おれと戦ってもつまらないだろ」
結愛都「いいんだよ」
幸栄「...じゃあ部屋行くか」
くるりと後ろに回って部屋に向かおうとする。でも直ぐに悪寒が走り振り返る
幸栄「───結愛都ッッ!!」
ザッッ
間一髪のところで避ける。
結愛都「...避けるんだ」
槍を引き抜きまた持ちかえる
結愛都の目は、本気だ
おれを殺しにかかってる。
幸栄「ッなんで...ッ、」
結愛都「なんでって?おまえがいると邪魔だからかな。俺の作戦に」
幸栄「作戦...?」
結愛都「そっ」
また槍が投げられる。が、同じでは喰らわない。
幸栄「ッ!」
また間一髪で避け、結愛都に攻撃を仕掛ける
幸栄「[太字]パニッシュメント[/太字]!!」
でも、光は結愛都に届かなかった。
幸栄「ッ...な...んで...」
結愛都「やっぱりね、敵わないんだよ。俺には(笑)」
槍が腕に突き刺さり、壁に固定される
結愛都「[太字]エンブレム[/太字]」
身体が焼けるような感覚に襲われる
結愛都「冥土の土産に教えてあげようか」
結愛都「俺は旅人に潜入したスパイ...ていうか、怪異とかもろもろ俺の仕業。泉とか全員殺して世界を俺のものにしようと思ってさ」
結愛都「それで〜...あ」
結愛都「────もう死んでるか」