旅人
モブ「おいお前ッ!!今物盗っただろ!」
モブ「返せよッ!!子供だからって容赦しねえぞ!?」
……能力…発動
モブ「!?嘘だろ!?あいつ消えやがった!?」
本当はここにいるけどね
早く、逃げなきゃ
タッタッタッタッ───
???「はぁ、はぁ、はぁ、」
俺は、名前の分からない妖怪
人間だと思ってたけど、街の人が能力持ちなんだから妖怪、らしい
俺は家族もいない、頼れる人もいない、だから、
街で窃盗を繰り返している。
皆、俺の事なんて気にしない。
たとえ、[太字]目の前で商品を盗っていても[/太字]
だって、俺の能力は【盗賊奥秘】
誰にも見つかることはなくなる。
その変わり、能力を使っている間はこの世から存在が消される、
戻れば存在は戻されるが、皆お前は誰だと最初はなってしまう。
だから、盗りやすい。
でも、
あの日から、
俺は
[太字][大文字]壊れた[/大文字][/太字]
怪物「キシャァァァァァアァァァァァァァ!!」
モブ「イヤァァァァァァァァ!!誰か助けてぇぇ!!」
???「いっ……いやっ……助けッ…」
???「いやぁぁぁぁぁ!!」
ザシュッ
……
俺は倒れた。
為す術もなく
ずっと路地裏で固まっていることしか出来なかった
俺はずっと見ていた、
街の人が虐殺されていくのを
今では、後悔している。
そして、
怪物に、
復讐を誓った
なぜかは分からない。でも、倒さなければいけない気がしてきたんだ
その日から、猛練習した
自我を持ったあたりから何故か持っていたクナイで必死に練習した。
でも
ダメだった