あれ？私はたしか寝てた気がする…
「ここ、どこだろ。」
目覚めたら、爽やかな風が吹く森の中だった。
遠くには不思議な色をした湖のようなものがある。なんだか神秘的だ。
しばらく呆然としていると、私と同じくらいの女の子がこっちに駆け寄ってきた。「大丈夫？こんなところで何してるの？私雪。あなたは？」
その雪という人は元気な声で話しかけてくれた。[漢字]五月蝿い[/漢字][ふりがな]うるさい[/ふりがな]わけでもなく、ちょうどよい声の大きさでハキハキとよく聞こえる声だった。
「私の名前は鈴。よろしくね。」
「うん！ところでこの世界のこと、よくわかってなさそうだね。この世界は、魔法が使えるんだよ。」「雪さん、丁寧な説明ありがとう。ところでこの世界、魔法が使えるの?!」「この世界っていうか、当たり前じゃないの？便利なんだよ。あと雪でいいよ！鈴さんのことも、鈴って読んでいいかな？」
「全然いいよ！」
そっか。ここの世界では当たり前のことなんだ。
でも魔法が使えるなんてすごく便利！ほうきに乗って飛べたりするのかな？楽しそうだな！
「まだ魔力とか測ったことはさそうだね。とりあえず女神の塔に行ってみるか！」


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