ヒロインは悪女に嵌められ嫌われる
それは、寮での出来事。
「お茶子ちゃぁん♡ちょっとぉ、私の部屋に来てくれる?♡」
「ええよ!今すぐ?」
「そうだよぉ♡お願い!♡」
この頃、私と愛眠ちゃんは特別仲が良いわけでも、悪いわけでもなかった。
「おじゃましまーす」
「ようこそ♡...ねえ、お茶子ちゃん...
勝己くんに、近づかないでよ」
私は胸ぐらを掴まれ、睨まれた。
「ば、爆豪、くん...?ち、近づくなって、どういう、こと...?」
たしかに私は最近爆豪くんと仲が良い...と思う。でも近づくな、というのは意味がわからなかった。
「私の勝己くんなの!気軽に話しかけないでよ!」
「え、あ、ふ、2人恋人だったん!?ご、ごめん、不快な思いさせて...」
「これから恋人になる予定なのッ!だからアンタ、ウザいのよ!」
愛眠ちゃんはそう叫ぶなりどこからともなくカッターを取り出し、自分の腕を、切った。
「どしたん!?もしかしてなんかストレスとか―――」
私が言い終わる前に、愛眠ちゃんは私にカッターを持たせた。
そして―――
「キャーーーーーーーー!!!」
「な!?」
「大丈夫か催宇良くん!」(←悪女の名字です。「さいうら」)
「なにがあったんだ」
瞬く間にA組全員が集まる。すると、愛眠ちゃんが口を開いた。
「グスッお茶子ちゃんをぉ部屋に呼んだらぁいきなり死ねってカッターでぇ...ヒグッ」
「わ、私はやってない!」
「...う、麗日も、ヒーロー志望なんだよ?」
「麗日さんが、そんなことをするとは思えない...」
信じて、くれた...!
そう思ったのも束の間、愛眠ちゃんの目が光ったのが見えた。
愛眠ちゃんの個性は、‘催眠’
三奈ちゃんが再度口を開いた。
「麗日、サイテー」
「人を刺すなんて見損なったよ」
「虐めするやつがヒーロー志望名乗んな」
違う!私はやってない!
言いたいのに、言葉が出てこない。
そこからは記憶がなくて、気がついたら私は部屋にいた。
「...麗日」
「あ、ばく、ご、く、」
「無理に喋んな。大丈夫だから」
「うあ、っ...!」
私は爆豪くんの腕の中で、声を殺して泣いた。
「お茶子ちゃぁん♡ちょっとぉ、私の部屋に来てくれる?♡」
「ええよ!今すぐ?」
「そうだよぉ♡お願い!♡」
この頃、私と愛眠ちゃんは特別仲が良いわけでも、悪いわけでもなかった。
「おじゃましまーす」
「ようこそ♡...ねえ、お茶子ちゃん...
勝己くんに、近づかないでよ」
私は胸ぐらを掴まれ、睨まれた。
「ば、爆豪、くん...?ち、近づくなって、どういう、こと...?」
たしかに私は最近爆豪くんと仲が良い...と思う。でも近づくな、というのは意味がわからなかった。
「私の勝己くんなの!気軽に話しかけないでよ!」
「え、あ、ふ、2人恋人だったん!?ご、ごめん、不快な思いさせて...」
「これから恋人になる予定なのッ!だからアンタ、ウザいのよ!」
愛眠ちゃんはそう叫ぶなりどこからともなくカッターを取り出し、自分の腕を、切った。
「どしたん!?もしかしてなんかストレスとか―――」
私が言い終わる前に、愛眠ちゃんは私にカッターを持たせた。
そして―――
「キャーーーーーーーー!!!」
「な!?」
「大丈夫か催宇良くん!」(←悪女の名字です。「さいうら」)
「なにがあったんだ」
瞬く間にA組全員が集まる。すると、愛眠ちゃんが口を開いた。
「グスッお茶子ちゃんをぉ部屋に呼んだらぁいきなり死ねってカッターでぇ...ヒグッ」
「わ、私はやってない!」
「...う、麗日も、ヒーロー志望なんだよ?」
「麗日さんが、そんなことをするとは思えない...」
信じて、くれた...!
そう思ったのも束の間、愛眠ちゃんの目が光ったのが見えた。
愛眠ちゃんの個性は、‘催眠’
三奈ちゃんが再度口を開いた。
「麗日、サイテー」
「人を刺すなんて見損なったよ」
「虐めするやつがヒーロー志望名乗んな」
違う!私はやってない!
言いたいのに、言葉が出てこない。
そこからは記憶がなくて、気がついたら私は部屋にいた。
「...麗日」
「あ、ばく、ご、く、」
「無理に喋んな。大丈夫だから」
「うあ、っ...!」
私は爆豪くんの腕の中で、声を殺して泣いた。
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