夏休み前、最後の学校の日私は放課後体育倉庫に来るように言われていた。

手紙通りに体育倉庫に来たその瞬間ガラガラガラと音がした振り向くと校内で私と美少女ランキング1位2位を争うほどの美女、桜谷美丘がいた。

そう、小学生の時私は可愛いと言われ有名だったのだ。

そして桜谷美丘はドアの鍵を閉めて私を閉じ込めた。

私は焦った。なぜならその日は体が弱くて入院しているお母さんのお見舞いに行く日だったからだ。

大声で叫んだりした。
それから1時間後、担任の先生が私を見つけ出して鍵を開けてくれた。

私は先生に桜谷美丘のことを相談するよりも先に急いで荷物を持ってお母さんの入院している病院に行った。

けど、間に合わなかった。
病院に行く1時間前に亡くなっていた。

突然の心臓発作だった。
担当医に聞くと亡くなる直前に私の名前を呼んでいたらしい。

その後も小学校では何事もないように振る舞った。
けど心の中では精神的に限界でボロボロになっていた。

そしてある人を憎んでいた。