【まだ参加できます!】少年たちは戦場にて覚醒する
_____20XX年
地球にはもはや安全な場所などなくなっていた。
各地が”戦場”となり、多くの人々の命が次々となくなっていく日々。もちろん日本も例外ではなく、戦う意思がない者を除いた______”[漢字]戦兵[/漢字][ふりがな]せんへい[/ふりがな]”と呼ばれる者たちは次々と”戦場”へと身を投じていくのだった。
カグラ「なあ、フラク。いつになったら俺らは外に出れるようになるんだ?」
そう、地下シェルターの天井を見上げながら言うのは白髪の少年、カグラだ。カグラは隣の青年に目を向ける。
薄紫色の長い髪をまとめた糸目の青年____フラクは自分を見てくるカグラの頭を撫でながら、
フラク「それは分かりません。たとえ日本が”戦場”を支配したとしてもまた敵国が攻めてく・・・それの繰り返しです」
カグラ「でもっ・・・・・・!俺がガキの頃はもっと・・・!なんで、こんな世の中に・・・‼️」
拳を血が滲むほど強く握りしめるカグラに、申し訳なさそうな感情を瞳に込めながらフラクは言う。
フラク「この地下シェルターにさえいれば死ぬことはありません、地上に出ようなんてバカな考えはやめてください」
フラクのその言葉にカグラが目を見開く。過去に一度だけ、カグラはフラクとの約束を破り、地上に出たことがある。その時は怪我もなく済んだが、またそういくとは限らない。今、この世界に自ら地上に出ようと思うなんてそんなの”戦兵”か異常者だけだ。だが_______
カグラ「フラクが俺は心配してくれてんのは分かる。俺だってフラクには返しきれないくらいの恩があるし、フラクが俺を大切に思ってくれてんのもよく分かってる・・・だけど」
カグラはそこで一旦言葉を切り、息をちゃんと吸い、
カグラ「俺は久しぶりの”平和”をまたフラクに見せたい。だから、俺は地上に出る。フラクがいくら止めても絶対に。そんで、この地球から”戦場”をなくす!」
そう、カグラの長年の決意_____他人にはただの夢でしかないと笑われるような決意を聞き、フラクは長く、細く息を吐き、
フラク「______もし、身の危険か命の危険を感じたのならすぐにこれに連絡をよこし、僕のところに帰ってきてください。
そう言ったフラクの手には超高性能型トランシーバー『コール』が握られている。世界のどこに居ても会話ができるという代物。
それをカグラに渡したフラク。その顔には不安もあるがなにか呆れたような笑みを浮かべ、
フラク「貴方の無鉄砲なところ、僕は嫌いじゃありません。どうか・・・どうか無事で帰ってきてください」
そう、いつもの笑みでカグラの決意を肯定したのだ。
地球にはもはや安全な場所などなくなっていた。
各地が”戦場”となり、多くの人々の命が次々となくなっていく日々。もちろん日本も例外ではなく、戦う意思がない者を除いた______”[漢字]戦兵[/漢字][ふりがな]せんへい[/ふりがな]”と呼ばれる者たちは次々と”戦場”へと身を投じていくのだった。
カグラ「なあ、フラク。いつになったら俺らは外に出れるようになるんだ?」
そう、地下シェルターの天井を見上げながら言うのは白髪の少年、カグラだ。カグラは隣の青年に目を向ける。
薄紫色の長い髪をまとめた糸目の青年____フラクは自分を見てくるカグラの頭を撫でながら、
フラク「それは分かりません。たとえ日本が”戦場”を支配したとしてもまた敵国が攻めてく・・・それの繰り返しです」
カグラ「でもっ・・・・・・!俺がガキの頃はもっと・・・!なんで、こんな世の中に・・・‼️」
拳を血が滲むほど強く握りしめるカグラに、申し訳なさそうな感情を瞳に込めながらフラクは言う。
フラク「この地下シェルターにさえいれば死ぬことはありません、地上に出ようなんてバカな考えはやめてください」
フラクのその言葉にカグラが目を見開く。過去に一度だけ、カグラはフラクとの約束を破り、地上に出たことがある。その時は怪我もなく済んだが、またそういくとは限らない。今、この世界に自ら地上に出ようと思うなんてそんなの”戦兵”か異常者だけだ。だが_______
カグラ「フラクが俺は心配してくれてんのは分かる。俺だってフラクには返しきれないくらいの恩があるし、フラクが俺を大切に思ってくれてんのもよく分かってる・・・だけど」
カグラはそこで一旦言葉を切り、息をちゃんと吸い、
カグラ「俺は久しぶりの”平和”をまたフラクに見せたい。だから、俺は地上に出る。フラクがいくら止めても絶対に。そんで、この地球から”戦場”をなくす!」
そう、カグラの長年の決意_____他人にはただの夢でしかないと笑われるような決意を聞き、フラクは長く、細く息を吐き、
フラク「______もし、身の危険か命の危険を感じたのならすぐにこれに連絡をよこし、僕のところに帰ってきてください。
そう言ったフラクの手には超高性能型トランシーバー『コール』が握られている。世界のどこに居ても会話ができるという代物。
それをカグラに渡したフラク。その顔には不安もあるがなにか呆れたような笑みを浮かべ、
フラク「貴方の無鉄砲なところ、僕は嫌いじゃありません。どうか・・・どうか無事で帰ってきてください」
そう、いつもの笑みでカグラの決意を肯定したのだ。
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