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無個性物語

#9


僕は、ふと凍らされている敵達に目をやった。
一瞬で、しかも1人でこの量を...!?個性持ちの人ってすっごい...!
「あ、でも氷出すの控えてもらえる?」
「...炎、使えって言うのか」
「いや?ヨウガクレさんいるから気をつけてってことだけど」
「葉隠!?」
気づいてなかったのかな?浮かぶ手袋とブーツ。
それにしてもなんで炎使わないんだろ...あ、もしかして―――
「ゴウくんって暑がりなの?」
「は?」
「いや、氷しか使ってないじゃん。溶かす時炎は使ってたけど」
それか炎が体質に合わなくて火傷しちゃったとか?目のとこに痕あるし。
「...戦闘に置いて、俺は左は使わねえ」
「?そうなんだ」
なんだろその謎こだわり...なんか事情ありそうだけど。
「それと、俺は轟―――」
「ごめん、漢字読むの、苦手で」
無個性な上にバカだったからな...言われてたっけ。
「‘出来損ないの失敗作’」
「っ―――!」
「ちが、君のことじゃなくて、僕が、父さんに、そう言われてただけで...」
なのに...なんでそんな悲しそうな顔なの?
...まあとりあえずまずはみんなと合流しなきゃ。
「はい、終わり!2人は僕に捕まって!」
「「?」」
不思議そうな顔をしていたものの、ゴウくん、ヨウガクレさんという順で僕の背中に2人が捕まる。
「大胸筋その他!」
僕は飛んだ。
「○○くん!?敵達は!?」
「情報は聞き出したんでしょ?凍らせとこうよ。まずは―――」
広場に行く!

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作者メッセージ

轟くんに葉隠さんの胸が当たっていますがイケメンだからセーフ((殴

2024/11/01 17:12

るル留 ID:≫8tLFDz0BK708c
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