[君は今、何をしているの?]〜お人好しな僕はずぶ濡れの少女を救っただけなのに〜
生徒会室を後にした僕は、急いで教室に戻った。
「お前、一体何やらかしたんだよ」
教室に戻り、一息ついたところで何やら強い視線が多く感じられる。
心配した顔で、笹野が僕の所に近づいてきた。
「何もやってないよ。ただ僕は、びしょ濡れの少女を助けただけだ」
「お前ってやつは本当…」
何か言いかけたが、諦めたのかため息をしながら僕のほうをじっと見つめて
「俺はお前の幸せを願ってる」
「は?」
そんな真面目な顔で言われると逆に怖くなる…
[水平線]
初のお昼休み、僕は笹野と一緒に屋上でお弁当を食べることにした。
「屋上ってなんか新鮮だな」
笹野の言葉に頷く。中学校時代、まあ、どこの学校も同じだろうけど基本屋上に上がれない。
「いつか、ここで告白とか…」
側はイケメン、中身はゲスオタク…少女漫画好きな笹野。チキンで、奥手なこいつがそんなイベント…あ、るかもな…
「はやく食べよう。残った時間は、校舎の中見てまわりたいし」
「そうせかすなって、ちょっとくらい味合わせてくれよ」
●
「お前の弁当うまそうだな!!」
「うおっ」
蓋を開けて、箸をもち始めようとしたら急に大声をあげる。
「んだよ、うるせえな…びっくりしたじゃないか」
笹野に半ギレする。
「いや、だってあまりにも豪華で…」
身長170しかない僕は、これくらい食べないといけないの。てか、笹野があまりにも急成長するから僕がチビにみえるんだよ!
「おばさんが作ってくれたのか?」
「んなわけないだろ…僕の手作りに決まってるだろ」
毎朝5時起きして母さん、父さん、自分のを作る。
「マジかよ!お料理系男子はモテるぞ!!」
「何言ってんの?そろそろそのお花畑な頭の中を治したらどうだい」
「いてっ」
軽く笹野の頭にチョップをする。
「いいなあ…俺も練習してお料理系男子目指そうかな」
「お前はしなくていいだろ」
「なんでだよ!!」
「考えてみろ?こんな高身長イケメンがお料理までして、お勉強、スポーツ万能だぞ?モテまくりで女の子がよってたかってくるさ」
「うっ…確かに、、、料理はやめとこうかな」
おいおい、意思が弱いな…
「今度俺にもお弁当頼むな」
「絶対嫌だ」
こいつの食いしん坊…いや、大喰らいとでも呼ぼうか。
一人で軽く米3合は食べるんだ。そんなやつの弁当用意できるわけがない。
「なんでだよ〜ケチ〜」
「ああ!もうやめろ!!わかったから!いつかないつか」
じゃれあいをしている僕らの背後から声が聞こえた。
「おや?先客がいるね」
「「へ?」」
笹野と声が重なり、後ろを振り返ると…」
「げっ」
「げってなんだね、失礼なやつんだなあ君は」
「おい、凛…この美女は誰だよ」
笹野の言葉はスルーする。
それにしてもなんで1日に2回もこの人と会わないといけないのだろうか。
「美奈会長…」
「お前、一体何やらかしたんだよ」
教室に戻り、一息ついたところで何やら強い視線が多く感じられる。
心配した顔で、笹野が僕の所に近づいてきた。
「何もやってないよ。ただ僕は、びしょ濡れの少女を助けただけだ」
「お前ってやつは本当…」
何か言いかけたが、諦めたのかため息をしながら僕のほうをじっと見つめて
「俺はお前の幸せを願ってる」
「は?」
そんな真面目な顔で言われると逆に怖くなる…
[水平線]
初のお昼休み、僕は笹野と一緒に屋上でお弁当を食べることにした。
「屋上ってなんか新鮮だな」
笹野の言葉に頷く。中学校時代、まあ、どこの学校も同じだろうけど基本屋上に上がれない。
「いつか、ここで告白とか…」
側はイケメン、中身はゲスオタク…少女漫画好きな笹野。チキンで、奥手なこいつがそんなイベント…あ、るかもな…
「はやく食べよう。残った時間は、校舎の中見てまわりたいし」
「そうせかすなって、ちょっとくらい味合わせてくれよ」
●
「お前の弁当うまそうだな!!」
「うおっ」
蓋を開けて、箸をもち始めようとしたら急に大声をあげる。
「んだよ、うるせえな…びっくりしたじゃないか」
笹野に半ギレする。
「いや、だってあまりにも豪華で…」
身長170しかない僕は、これくらい食べないといけないの。てか、笹野があまりにも急成長するから僕がチビにみえるんだよ!
「おばさんが作ってくれたのか?」
「んなわけないだろ…僕の手作りに決まってるだろ」
毎朝5時起きして母さん、父さん、自分のを作る。
「マジかよ!お料理系男子はモテるぞ!!」
「何言ってんの?そろそろそのお花畑な頭の中を治したらどうだい」
「いてっ」
軽く笹野の頭にチョップをする。
「いいなあ…俺も練習してお料理系男子目指そうかな」
「お前はしなくていいだろ」
「なんでだよ!!」
「考えてみろ?こんな高身長イケメンがお料理までして、お勉強、スポーツ万能だぞ?モテまくりで女の子がよってたかってくるさ」
「うっ…確かに、、、料理はやめとこうかな」
おいおい、意思が弱いな…
「今度俺にもお弁当頼むな」
「絶対嫌だ」
こいつの食いしん坊…いや、大喰らいとでも呼ぼうか。
一人で軽く米3合は食べるんだ。そんなやつの弁当用意できるわけがない。
「なんでだよ〜ケチ〜」
「ああ!もうやめろ!!わかったから!いつかないつか」
じゃれあいをしている僕らの背後から声が聞こえた。
「おや?先客がいるね」
「「へ?」」
笹野と声が重なり、後ろを振り返ると…」
「げっ」
「げってなんだね、失礼なやつんだなあ君は」
「おい、凛…この美女は誰だよ」
笹野の言葉はスルーする。
それにしてもなんで1日に2回もこの人と会わないといけないのだろうか。
「美奈会長…」
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