君は今、何をしているの?
「入学して、初日の僕に生徒会室の場所がわかるわけないじゃん…」
放送で呼ばれてから僕は約10分くらい迷子ってた。
おかしいだろ!!なんで入学間もない一年生を生徒会室呼び出すなんて!
「あった…」
やっとの思いで見つけた生徒会室と書いてある扉に感激する。
「なんかちょっと緊張してきたな…」
ソワソワしながらもドアにノックする
「どうぞ」
奥から聞こえてきた声に、僕は眉が動く。
中に入ると、誰かの後ろ姿が目に入る。見たことあるその背中は…あの時雨の中でびしょ濡れになりながらうずくまっていた少女を思い出す。
「やっぱりあなたでしたか…生徒会長」
「やあ、遅かったね。久留間凛太くん」
ニコニコと満面の笑みを浮かべる会長に、僕は少し困惑する。
「なんのようですか?てか、僕、名前教えましたか?」
「まあまあ、とりあえずそのタオルと傘を」
長机に置いてあるタオルには、久留間凛と刺繍されていることに気づく。
「しまった…僕としたことが…」
「ふふふ、これをもらうわけにもいかないでしょ?だからちゃんと返そうと思って」
「あ、ありがとうございます?」
「お礼を言うのは私のほうだよ。てか、風邪引いてないよね?」
「大丈夫ですって。風邪引いてたらここにいませんから」
タオルと傘を持って、廊下に出ようとする。
「ああ待ってくれ、私の名前を教えてないよ!」
「いや、聞かなくて結構ですよ…」
「私は、生徒会長の鈴木美奈だ。よろしく」
フル無視された。そんな、僕の意見はゼロですか。
「よ、よろしくお願いします…」
放送で呼ばれてから僕は約10分くらい迷子ってた。
おかしいだろ!!なんで入学間もない一年生を生徒会室呼び出すなんて!
「あった…」
やっとの思いで見つけた生徒会室と書いてある扉に感激する。
「なんかちょっと緊張してきたな…」
ソワソワしながらもドアにノックする
「どうぞ」
奥から聞こえてきた声に、僕は眉が動く。
中に入ると、誰かの後ろ姿が目に入る。見たことあるその背中は…あの時雨の中でびしょ濡れになりながらうずくまっていた少女を思い出す。
「やっぱりあなたでしたか…生徒会長」
「やあ、遅かったね。久留間凛太くん」
ニコニコと満面の笑みを浮かべる会長に、僕は少し困惑する。
「なんのようですか?てか、僕、名前教えましたか?」
「まあまあ、とりあえずそのタオルと傘を」
長机に置いてあるタオルには、久留間凛と刺繍されていることに気づく。
「しまった…僕としたことが…」
「ふふふ、これをもらうわけにもいかないでしょ?だからちゃんと返そうと思って」
「あ、ありがとうございます?」
「お礼を言うのは私のほうだよ。てか、風邪引いてないよね?」
「大丈夫ですって。風邪引いてたらここにいませんから」
タオルと傘を持って、廊下に出ようとする。
「ああ待ってくれ、私の名前を教えてないよ!」
「いや、聞かなくて結構ですよ…」
「私は、生徒会長の鈴木美奈だ。よろしく」
フル無視された。そんな、僕の意見はゼロですか。
「よ、よろしくお願いします…」
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