[君は今、何をしているの?]〜お人好しな僕はずぶ濡れの少女を救っただけなのに〜
「洗濯間に合ってよかった…」
昨日の雨を思わせない晴れっぷり。テカテカと光る太陽に目が痛い…
昨日…昨日といば本当大変だった。びしょびしょの生徒会長に出会うわ、
妹に風呂で乱闘されるわ…ほんと災難な1日だったな。
「今日からは大丈夫なはずだ!!」
「何言ってんだお前は一人でぶつぶつ気持ち悪いな」
「うおっ、どこから現れた」
「なんでそんな突然でてきた宇宙人に驚いた時のような反応するの?」
「実質宇宙人みたいなもんだろ?」
「俺泣くよ?」
笹野春人、中学生時代の僕の親友である。元々80kgあった巨体のキモオタ…
まあ、そんな感じだったからよくいじめられていた。
お人好しな僕は、見捨てることもできず声をかけたところ、泣きながらダイエットの手伝いを頼まれた。
身長180cm、体重65kgシャツをめくればバキバキの腹筋…痩せてみれば結構美形で、見事高校デビューができたわけだ。
「僕に近づくんじゃない!イケメン!人が集ってくる!」
笹野はイケメンすぎるため、昨日の入学式初日で学校の女の子たちを虜にした。
まあ、当の本人は元がインキャでくそオタク…まともに女子と会話ができない。
僕は笹野から逃げるように走るが勝てるわけもない。何せダイエット以後こいつの持久力は陸上部よりもあるからな。
「俺が追いつけないとでも…!」
鬼の顔で追いかけてくる笹野に、泣きながら走る僕。
「はあ、はあ、はあ、」
校門前で息が荒々しくなる僕ら…まったく、高校入って初日から何やってんだろう。
[水平線]
「本当よかった…凛が同じクラスじゃなかったら死んでたよ」
廊下を歩きながらそんなことを言う笹野。
「ははは、イケメンのくせに中身はインキャだもんね」
「しれっと過去をいじってるからやめろ…」
そんな会話をしながら、教室に入る。
「賑やかだな…」
「ああ、じゃまた後でな」
自分の席に座り、バックから色々出した後本でも読もうかなとヵんがえていたら…
『1年B組、久留間凛太くん至急生徒会室にきてください』
聞いたことある放送が流れ、明らかに僕の名前を呼んでいる。
「え…?僕?」
クラスから視線が集まってくる。やめてくれ…これじゃあだ名が生徒会室に呼ばれた男って呼ばれるから。
昨日の雨を思わせない晴れっぷり。テカテカと光る太陽に目が痛い…
昨日…昨日といば本当大変だった。びしょびしょの生徒会長に出会うわ、
妹に風呂で乱闘されるわ…ほんと災難な1日だったな。
「今日からは大丈夫なはずだ!!」
「何言ってんだお前は一人でぶつぶつ気持ち悪いな」
「うおっ、どこから現れた」
「なんでそんな突然でてきた宇宙人に驚いた時のような反応するの?」
「実質宇宙人みたいなもんだろ?」
「俺泣くよ?」
笹野春人、中学生時代の僕の親友である。元々80kgあった巨体のキモオタ…
まあ、そんな感じだったからよくいじめられていた。
お人好しな僕は、見捨てることもできず声をかけたところ、泣きながらダイエットの手伝いを頼まれた。
身長180cm、体重65kgシャツをめくればバキバキの腹筋…痩せてみれば結構美形で、見事高校デビューができたわけだ。
「僕に近づくんじゃない!イケメン!人が集ってくる!」
笹野はイケメンすぎるため、昨日の入学式初日で学校の女の子たちを虜にした。
まあ、当の本人は元がインキャでくそオタク…まともに女子と会話ができない。
僕は笹野から逃げるように走るが勝てるわけもない。何せダイエット以後こいつの持久力は陸上部よりもあるからな。
「俺が追いつけないとでも…!」
鬼の顔で追いかけてくる笹野に、泣きながら走る僕。
「はあ、はあ、はあ、」
校門前で息が荒々しくなる僕ら…まったく、高校入って初日から何やってんだろう。
[水平線]
「本当よかった…凛が同じクラスじゃなかったら死んでたよ」
廊下を歩きながらそんなことを言う笹野。
「ははは、イケメンのくせに中身はインキャだもんね」
「しれっと過去をいじってるからやめろ…」
そんな会話をしながら、教室に入る。
「賑やかだな…」
「ああ、じゃまた後でな」
自分の席に座り、バックから色々出した後本でも読もうかなとヵんがえていたら…
『1年B組、久留間凛太くん至急生徒会室にきてください』
聞いたことある放送が流れ、明らかに僕の名前を呼んでいる。
「え…?僕?」
クラスから視線が集まってくる。やめてくれ…これじゃあだ名が生徒会室に呼ばれた男って呼ばれるから。
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