今、、君は何をしているの?
「僕はこれで帰るので。じゃあ、傘とタオルはそのままもらってください」
「え!?いや、ちょっと!君風邪引くよ!?」
走り出そうとする僕の腕を掴み、止めてくる生徒会長…
「いや、大丈夫です。僕はこう見えて体が強いんで。あと、雨に濡れるの好きですし」
あからさまの嘘をつきながら、掴んでいる腕を離して大雨の中走り出した。
生徒会長、なんであそこでうずくまっていたのだろうか…まあ、どっちにしろ僕には関係ないか。
あまり、面倒ごとには関わらないよう、平和な高校生活を送るのが目標なんだ。
[水平線]
「あ〜あ、いちゃったな…」
私は、一般生徒の一年生にタオルと傘を渡されておいていかれた。歩道の端でをトボトボ歩き始める。
ほんと、嵐のような子だったな。まあ、それとは別に心優しい子…
「名前、聞いとけばよかった…あっ!私も名前言ってない!!もう!」
歩道の端で嘆く私であった。
●
「ただいま…」
新品の制服をもう濡らしてしまった。靴もグズグズ…
「あら、りんちゃんおかえり」
玄関まで出迎えに来てくれる母さん。
「母さん、お風呂沸いてる?」
「ええ、沸いてるけど…あんた、なんでそんなに濡れてるの?傘持てったはずだけど…」
「見知らぬ女の子にあげてきた」
あながち間違ってはない。むしろ、僕は事実を言っている。強いていうなら、女の子ではなく生徒会長だけど。
しっかし、親切心で声をかけたらうちの高校の生徒会長とは…俺も予想してなかった。
「相変わらずのお人好しに呆れるわ…」
母さんの深いため息をフル無視して、お風呂のドアを開ける。
「「あ。」」
ドアの先には、スッポンポンの妹が立っていた。
「お兄ちゃん…」
「ごめん。じゃ!!」
僕は何も見ていなかったさ。もちろん中学3年になって体の形がなってきたとはいえ、所詮は妹…
「おい!待て!お前見ただろ!」
「なんのことだよ!ちょっ、引っ張るな!離せって!せっかく無かったことにしようしてるんだよ!」
「私の体を見て、じゃっ!!っじゃねえだろ!」
「わかったからもういいだろ!?」
僕は全力でその場を離れ、2階部屋に入った。
「ったく…疲れる妹だ」
「え!?いや、ちょっと!君風邪引くよ!?」
走り出そうとする僕の腕を掴み、止めてくる生徒会長…
「いや、大丈夫です。僕はこう見えて体が強いんで。あと、雨に濡れるの好きですし」
あからさまの嘘をつきながら、掴んでいる腕を離して大雨の中走り出した。
生徒会長、なんであそこでうずくまっていたのだろうか…まあ、どっちにしろ僕には関係ないか。
あまり、面倒ごとには関わらないよう、平和な高校生活を送るのが目標なんだ。
[水平線]
「あ〜あ、いちゃったな…」
私は、一般生徒の一年生にタオルと傘を渡されておいていかれた。歩道の端でをトボトボ歩き始める。
ほんと、嵐のような子だったな。まあ、それとは別に心優しい子…
「名前、聞いとけばよかった…あっ!私も名前言ってない!!もう!」
歩道の端で嘆く私であった。
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「ただいま…」
新品の制服をもう濡らしてしまった。靴もグズグズ…
「あら、りんちゃんおかえり」
玄関まで出迎えに来てくれる母さん。
「母さん、お風呂沸いてる?」
「ええ、沸いてるけど…あんた、なんでそんなに濡れてるの?傘持てったはずだけど…」
「見知らぬ女の子にあげてきた」
あながち間違ってはない。むしろ、僕は事実を言っている。強いていうなら、女の子ではなく生徒会長だけど。
しっかし、親切心で声をかけたらうちの高校の生徒会長とは…俺も予想してなかった。
「相変わらずのお人好しに呆れるわ…」
母さんの深いため息をフル無視して、お風呂のドアを開ける。
「「あ。」」
ドアの先には、スッポンポンの妹が立っていた。
「お兄ちゃん…」
「ごめん。じゃ!!」
僕は何も見ていなかったさ。もちろん中学3年になって体の形がなってきたとはいえ、所詮は妹…
「おい!待て!お前見ただろ!」
「なんのことだよ!ちょっ、引っ張るな!離せって!せっかく無かったことにしようしてるんだよ!」
「私の体を見て、じゃっ!!っじゃねえだろ!」
「わかったからもういいだろ!?」
僕は全力でその場を離れ、2階部屋に入った。
「ったく…疲れる妹だ」
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