[明朝体]これはとある高校のお話です。
私の名前は渚です。私は今高校3年生で学校生活最後の体育祭が待っています。この体育祭では、障害物競走・クラス対抗リレー・大縄跳びのこの3種目が行われます。この体育祭で重要になってくるのは団結。ですが、私のクラスは仲が悪いです。なので、団結なんて無理です。できるわけがないです。そんなクラスですがみんな優勝を狙っています。私は狙ってないですよ？無理だってわかってますから。体育祭優勝のためにクラス全員が団結しようと思っても毎日喧嘩が起こるばかり。ある日、この喧嘩ばかりのクラスが団結しました。私のクラスの先生が花を持ってきて教室に飾りました。花の名前は『バーベラ』。団結という意味があるそうです。先生も私達のこと気にかけてくれていたのでしょう。クラス全員がこの花を見てから喧嘩がなくなり、どんどん仲が良くなりました。きっと、全員の心にバーベラの花言葉である団結が喧嘩を止めてくれていたのでしょう。先生がこの花をクラスに飾ったのは体育祭一週間前。私は正直、一週間前に仲良くなったって優勝できるとは思っていませんでした。体育祭当日、私のクラスが優勝しました。体育祭が終わってからより一層クラスの団結力が高まり、学校一仲の良いクラスになった私達の楽しい学校生活はあっという間に過ぎていき、ついに卒業の日になりました。この卒業式では泣いて笑って最高の時間でした。こんなに楽しい時間が過ごせたのは、あの日教室に飾られたバーベラとこの花を教室に飾ってくれた先生のおかげです。[/明朝体]