二次創作
景♂晴 夜這いネタ
夜も深くなり静まり返ったカルデア、その一角にある部屋の前に男が佇んでいた。それはトレードマークの鮮やかな赤の外套とスーツは身につけず若草色のオープンカラーのシャツとストライプのスラックスのみというラフな格好の晴信だった。彼はほんの数瞬、眼前の無機質な金属製のドアを見つめていたが意を決したかのように脇にあるタッチパネルで慣れた手つきで開錠すると素早く部屋の中にその体を滑り込ませた。
—プシュ、というドアが閉じる軽い音を背に晴信はそのまま部屋の中ほどにあるベッドへと歩を進めた。しかし、そのベッドには既に掛布団を足元に追いやり豪快に大の字になって気持ちよさそうに眠っている景虎がいた。それもそのはず、晴信が今いるのは自室ではなく景虎の居室なのだ。
「……はぁ、」
ベッド脇にたどり着いた晴信は景虎の姿を見下ろすと、熱っぽい溜息をついて頬をうっすらと火照らせた。
—今宵、晴信は景虎に夜這いを仕掛けに来たのだ。
**
何の因果か、このカルデアに召喚された長尾景虎は生前の面影を色濃く残した華奢な青年の姿だった。晴信にとって”唯一己より強いと認めた女”が、男として自らの眼前に現れたこの日から、彼の運命の歯車は大きく狂ってしまう事になる。
『晴信、あなた美味しそうな顔をしていますね』
場所が川中島からシミュレータールームから移った以外は生前と何も変わらず、景虎から執拗に戦を申し込まれた晴信がそれに半ば無理やり付き合わされる日々がまた始まる。そんな折に興奮状態が落ち着かない景虎が、何とか引き分けに持ち込みはしたものの、消耗が激しく地面に伏して彼を睨むことしかできなくなった晴信に上記のセリフを言い手籠めにしたことがあった。以前はほぼ互角と言って良いほどの力の差であった筈なのに、今では単純な力押しでは敵わなくなってしまった晴信は、その屈辱に頬を涙で濡らしながらも景虎から与えられる暴力的な快楽に泣き喘ぐことしかできなかった。
そして晴信は思い知ることになる。自分はこの瞬間に景虎に敗北し、彼の”雌”になったのだと。
この出来事以降、景虎に戦を申し込まれるたびに晴信は健気に抱かれるための下準備を欠かさなかった。にも関わらず、あれ以降景虎が晴信の肉体を欲する事は一度も無かった。そんな状態がひと月も続き、とうとう我慢の限界が訪れた晴信は、景虎の寝込みを襲うことを決意したのだった。
**
「……途中で起きるなよ……」
景虎を起こさぬようゆっくりとした動作でベッドに上がった晴信はそう呟くと、恐る恐る景虎のショートパンツのチャックをゆっくりと降ろして目当てのブツを取り出した。力なく萎んでいる状態であるにも関わらず立派な太さと重さに思わずコクリと喉を鳴らした。
晴信は躊躇なくそれを口に含むと、時に舌で圧を加えながら頭を上下させて景虎に刺激を与えていく。その間にも下腹の奥底からゾクゾクと広がってくる熱が頭の芯を溶かしていき、晴信は無意識のうちにスラックスの上から自身の股間をいやらしい手つきで揉みしだいていた。
「、っう……んん! むぐ」
今日も一戦交えた後だったからか、景虎自身もすぐに反応を示し晴信の口内でむくむくと成長していった。そろそろ頃合いか、と晴信は景虎自身から口を離した。柔らかさを残しつつもうっすらと筋の入る引き締まった景虎の腹に付きそうなほどに反り返ったブツを満足そうに見下ろした晴信の表情は既に蕩けきっていた。
「…………」
正常に働かなくなりつつある頭とフル回転させ、何とか景虎が目を覚ましていないことを確認した晴信は震える手でベルトに手をかけた。いつもの倍の時間をかけてスラックスと下着を脱ぎ去ると、晴信は景虎に馬乗りになり菊座に己の指を挿入れた。
「っあ、う……! ……んぅ」
日中に一度慣らして以降久しぶりに感じた性感に思わず甲高い声が上がり、晴信は咄嗟に口を空いている方の手でふさいだが、景虎が微動だにしていないことに安堵のため息をつくと手首を返すように指で胎内をゆっくりかき回して十分に解れていることを確認した晴信はもう一本指を入れるとくちゃり、と粘ついた音を立てながら菊座を拡げた。
「~~~~~……っ、ぁあ……!!」
反対の手で景虎自身を掴み、拡げた菊座に押し当てると晴信はそのまま腰を下ろしていく。ひと月もの長い間待ち焦がれていた快感に、とうとう声にならない嬌声を上げながら胎内に景虎自身を根元まで飲み込んだ晴信はそれだけで視界に星を散らせた。
しばらくの間動かずに、不随意に収縮を繰り返す胎内が景虎自身を締め付けることで得られる緩やかな快感に浸っていたが、それだけでは物足りなくなった晴信は自身の両腿に手を置くと腰を上げようとしたその瞬間。
「あ゛ぁっ!?」
「闇討ちとは卑怯すぎませんか?」
突如として下から力強く突き上げられた晴信は予期せぬ強烈な快楽に悲鳴を上げる。恐る恐る目線を下に向けると先程まで深い眠りについていた筈の景虎が、戦の最中と同じように口元に笑みを浮かべながらギラついた目で晴信を見つめていた。
—プシュ、というドアが閉じる軽い音を背に晴信はそのまま部屋の中ほどにあるベッドへと歩を進めた。しかし、そのベッドには既に掛布団を足元に追いやり豪快に大の字になって気持ちよさそうに眠っている景虎がいた。それもそのはず、晴信が今いるのは自室ではなく景虎の居室なのだ。
「……はぁ、」
ベッド脇にたどり着いた晴信は景虎の姿を見下ろすと、熱っぽい溜息をついて頬をうっすらと火照らせた。
—今宵、晴信は景虎に夜這いを仕掛けに来たのだ。
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何の因果か、このカルデアに召喚された長尾景虎は生前の面影を色濃く残した華奢な青年の姿だった。晴信にとって”唯一己より強いと認めた女”が、男として自らの眼前に現れたこの日から、彼の運命の歯車は大きく狂ってしまう事になる。
『晴信、あなた美味しそうな顔をしていますね』
場所が川中島からシミュレータールームから移った以外は生前と何も変わらず、景虎から執拗に戦を申し込まれた晴信がそれに半ば無理やり付き合わされる日々がまた始まる。そんな折に興奮状態が落ち着かない景虎が、何とか引き分けに持ち込みはしたものの、消耗が激しく地面に伏して彼を睨むことしかできなくなった晴信に上記のセリフを言い手籠めにしたことがあった。以前はほぼ互角と言って良いほどの力の差であった筈なのに、今では単純な力押しでは敵わなくなってしまった晴信は、その屈辱に頬を涙で濡らしながらも景虎から与えられる暴力的な快楽に泣き喘ぐことしかできなかった。
そして晴信は思い知ることになる。自分はこの瞬間に景虎に敗北し、彼の”雌”になったのだと。
この出来事以降、景虎に戦を申し込まれるたびに晴信は健気に抱かれるための下準備を欠かさなかった。にも関わらず、あれ以降景虎が晴信の肉体を欲する事は一度も無かった。そんな状態がひと月も続き、とうとう我慢の限界が訪れた晴信は、景虎の寝込みを襲うことを決意したのだった。
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「……途中で起きるなよ……」
景虎を起こさぬようゆっくりとした動作でベッドに上がった晴信はそう呟くと、恐る恐る景虎のショートパンツのチャックをゆっくりと降ろして目当てのブツを取り出した。力なく萎んでいる状態であるにも関わらず立派な太さと重さに思わずコクリと喉を鳴らした。
晴信は躊躇なくそれを口に含むと、時に舌で圧を加えながら頭を上下させて景虎に刺激を与えていく。その間にも下腹の奥底からゾクゾクと広がってくる熱が頭の芯を溶かしていき、晴信は無意識のうちにスラックスの上から自身の股間をいやらしい手つきで揉みしだいていた。
「、っう……んん! むぐ」
今日も一戦交えた後だったからか、景虎自身もすぐに反応を示し晴信の口内でむくむくと成長していった。そろそろ頃合いか、と晴信は景虎自身から口を離した。柔らかさを残しつつもうっすらと筋の入る引き締まった景虎の腹に付きそうなほどに反り返ったブツを満足そうに見下ろした晴信の表情は既に蕩けきっていた。
「…………」
正常に働かなくなりつつある頭とフル回転させ、何とか景虎が目を覚ましていないことを確認した晴信は震える手でベルトに手をかけた。いつもの倍の時間をかけてスラックスと下着を脱ぎ去ると、晴信は景虎に馬乗りになり菊座に己の指を挿入れた。
「っあ、う……! ……んぅ」
日中に一度慣らして以降久しぶりに感じた性感に思わず甲高い声が上がり、晴信は咄嗟に口を空いている方の手でふさいだが、景虎が微動だにしていないことに安堵のため息をつくと手首を返すように指で胎内をゆっくりかき回して十分に解れていることを確認した晴信はもう一本指を入れるとくちゃり、と粘ついた音を立てながら菊座を拡げた。
「~~~~~……っ、ぁあ……!!」
反対の手で景虎自身を掴み、拡げた菊座に押し当てると晴信はそのまま腰を下ろしていく。ひと月もの長い間待ち焦がれていた快感に、とうとう声にならない嬌声を上げながら胎内に景虎自身を根元まで飲み込んだ晴信はそれだけで視界に星を散らせた。
しばらくの間動かずに、不随意に収縮を繰り返す胎内が景虎自身を締め付けることで得られる緩やかな快感に浸っていたが、それだけでは物足りなくなった晴信は自身の両腿に手を置くと腰を上げようとしたその瞬間。
「あ゛ぁっ!?」
「闇討ちとは卑怯すぎませんか?」
突如として下から力強く突き上げられた晴信は予期せぬ強烈な快楽に悲鳴を上げる。恐る恐る目線を下に向けると先程まで深い眠りについていた筈の景虎が、戦の最中と同じように口元に笑みを浮かべながらギラついた目で晴信を見つめていた。