希望に満てる知識欲
ソプラノ視点
窓の外には月が光っている。
そんな自分の部屋の中。
ふと、短剣を眺めてみる。
宝石部分が蒼く光り輝いて、ところどころ銀の装飾が入って美しい。
ソプラノ「これがアクアマリンか…実物をこんなにじっくり見られるなんてな」
アルト「そうだな、貴重な経験だ」
ソプラノ「いつからいた???」
アルト「13時間前から」
ソプラノ「嘘だろ…というか13時間前って昼寝してたよな私」
アルト「ほんと綺麗だよなこれ…」
ソプラノ「…そうだな」
アルト「?なんかこれ、持ち手のとこに文字書いてないか?」
ソプラノ「本当だ…古代語っぽいな」
アルト「コルクがいればな…わかるかもしれないのに…」
ソプラノ「誰だそいつ…あぁそういやこないだ見たな((
あの子別世界の人間なんだろ?仮に古代語が読めてもこの世界のものとは言葉が違うだろ」
アルト「確かに」
ソプラノ「…んー…なんとなくわかった」
アルト「わお、流石詩人」
ソプラノ「お前もだろ…えーっと」
ソプラノ「『切り立った崖、岩場。月の方向に希望あれ』 なんだこれ」
アルト「オレに言われても知らん((」
ソプラノ「うーん、とりあえず進捗なのか?黄夏君に連絡とった方がいいかなこれ」
アルト「さぁな…まぁ共有しといた方がいいんじゃね?」
ソプラノ「そうしとくか」
PiPiPi
黄夏「もしもし?」
ソプラノ「こんばんは」
黄夏「こんばんは!えっと、ソプラノさんでしたっけ…」
ソプラノ「そうだ。この間のフィールドワークで手にした短剣について
新たに情報がわかった。…まぁ、些細なものだがな」
黄夏「本当ですか?!」
ソプラノ「短剣の持ち手に文字が書いてあってね。読み上げようか…
『切り立った崖、岩場。月の方向に希望あれ』だそうだ」
黄夏「なるほど…あの、短剣といえば、少し聞きたいことがあるんですけど」
黄夏「その短剣、どんなふうに光っていますか?」
ソプラノ「…輝いている、まぶしいくらい」
黄夏「…やっぱり…」
黄夏「そちらにアルトさんはいますか?」
アルト「え、オレに話くんの…?」
ソプラノ「ああ、いるよ。代わろうか?」
黄夏「いえ、そこまで長い話にはならないので。少し聞きたいことがあるんです」
ソプラノ「ほう」
黄夏「アルトさんは、この短剣、どのように光って見えますか?」
黄夏君に声が聞こえるように、アルトにスマホを近づける。
アルト「えっと…鈍く、きらっと…光ってる」
ソプラノ「おや…?」
黄夏「やっぱり違う…」
黄夏「どうやらこの7つの装飾品、選ばれた者にのみ光って見えるらしいんです」
黄夏「ソプラノさん、これから話すのはわたしの推測ですが…大丈夫ですか?」
ソプラノ「…聞かせてもらおう。君の推測は面白いからね」
そう返すと彼女は一拍置いてから、こう言った。
黄夏「…アクアマリンの宝石言葉を知っていますか?」
窓の外には月が光っている。
そんな自分の部屋の中。
ふと、短剣を眺めてみる。
宝石部分が蒼く光り輝いて、ところどころ銀の装飾が入って美しい。
ソプラノ「これがアクアマリンか…実物をこんなにじっくり見られるなんてな」
アルト「そうだな、貴重な経験だ」
ソプラノ「いつからいた???」
アルト「13時間前から」
ソプラノ「嘘だろ…というか13時間前って昼寝してたよな私」
アルト「ほんと綺麗だよなこれ…」
ソプラノ「…そうだな」
アルト「?なんかこれ、持ち手のとこに文字書いてないか?」
ソプラノ「本当だ…古代語っぽいな」
アルト「コルクがいればな…わかるかもしれないのに…」
ソプラノ「誰だそいつ…あぁそういやこないだ見たな((
あの子別世界の人間なんだろ?仮に古代語が読めてもこの世界のものとは言葉が違うだろ」
アルト「確かに」
ソプラノ「…んー…なんとなくわかった」
アルト「わお、流石詩人」
ソプラノ「お前もだろ…えーっと」
ソプラノ「『切り立った崖、岩場。月の方向に希望あれ』 なんだこれ」
アルト「オレに言われても知らん((」
ソプラノ「うーん、とりあえず進捗なのか?黄夏君に連絡とった方がいいかなこれ」
アルト「さぁな…まぁ共有しといた方がいいんじゃね?」
ソプラノ「そうしとくか」
PiPiPi
黄夏「もしもし?」
ソプラノ「こんばんは」
黄夏「こんばんは!えっと、ソプラノさんでしたっけ…」
ソプラノ「そうだ。この間のフィールドワークで手にした短剣について
新たに情報がわかった。…まぁ、些細なものだがな」
黄夏「本当ですか?!」
ソプラノ「短剣の持ち手に文字が書いてあってね。読み上げようか…
『切り立った崖、岩場。月の方向に希望あれ』だそうだ」
黄夏「なるほど…あの、短剣といえば、少し聞きたいことがあるんですけど」
黄夏「その短剣、どんなふうに光っていますか?」
ソプラノ「…輝いている、まぶしいくらい」
黄夏「…やっぱり…」
黄夏「そちらにアルトさんはいますか?」
アルト「え、オレに話くんの…?」
ソプラノ「ああ、いるよ。代わろうか?」
黄夏「いえ、そこまで長い話にはならないので。少し聞きたいことがあるんです」
ソプラノ「ほう」
黄夏「アルトさんは、この短剣、どのように光って見えますか?」
黄夏君に声が聞こえるように、アルトにスマホを近づける。
アルト「えっと…鈍く、きらっと…光ってる」
ソプラノ「おや…?」
黄夏「やっぱり違う…」
黄夏「どうやらこの7つの装飾品、選ばれた者にのみ光って見えるらしいんです」
黄夏「ソプラノさん、これから話すのはわたしの推測ですが…大丈夫ですか?」
ソプラノ「…聞かせてもらおう。君の推測は面白いからね」
そう返すと彼女は一拍置いてから、こう言った。
黄夏「…アクアマリンの宝石言葉を知っていますか?」
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