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この作品は前作「能力者たちの詩編歌」の続編です。前作を見てない人はまずそちらを見てきてくれると話が理解しやすいと思います。
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希望に満てる知識欲

#2


黄夏視点

黄夏「じゃあまたね、シエルさん」
シエル「はい!また進捗とか…装飾品の在り処とかわかったら連絡して下さい!」
黄夏「もちろんそうするわ!シエルさんも何か情報があれば連絡して。いつでもいいから、ね」
シエル「わかりました!…あの。」
シエルさんが目を少し伏せて言う。

シエル「…[太字]どうして、トパーズの耳飾り、持ってるんですか…?[/太字]」

黄夏「……昔の思い出。それだけだから」

風が少し、揺れている。


シエル視点

薄緑の並木道。

黄夏『昔の思い出。それだけだから』

あの言葉がやけにひっかかる。
いい思い出なんだろうか。それとも…

シエル「…あんまり知られたくないことなのかな、うん」
今あたしにできることって言ったら、一刻も早く神殿の場所を見つけること。
シエル「…頑張んなきゃ!」

「あ!!ねぇ君、もしかして求真さん?」

後ろから高くかわいらしい男の人の声がした。

シエル「…神威先輩!?」
神威「久しぶり~!覚えててくれて嬉しいよ!」

後ろでにこっと笑う彼は、神威柳太さん。
明るい赤の髪の毛が一番の特徴だなって思う。

神威先輩はあたしの高校時代仲良かった先輩なんだ。
勉学の方向が一致してて気が合ってて。でも恋愛感情はなかったんだけどね。
好奇心と行動力がすごくて…

ん?

もしかして…
先輩なら…
黄夏さんに協力してくれるかも!

シエル「あ、あの!先輩!!…出会いがしらであれなんですけど…、少し、協力してほしいことがあって」
神威「協力してほしいこと?」

かくかくしかじかと、あたしと黄夏さんたちの追っていることを説明して。

神威「へぇ~…神様、7つの装飾品…かぁ…面白そうだな」
シエル「ですよね!!…そこで、あの…フィールドワークには人手が必要だから…お願いします!
もし装飾品の情報がきたら、あたしたちと一緒に探索してくれますか…!?」
神威「…いいよ!楽しそうだし!…で、でもすぐには厳しいかな…バイトが忙しいんだぁ…」
シエル「もちろん出発日も先輩の予定が空いてるときに調整しますから!」
神威「うん、そうしてほしいな、ごめんね」

そうしてあたしたちはお互い連絡先を交換して、それぞれの方向へ分かれて行った。

神威視点

神威「神様か…」

高校以来かもしれない、俺が何かを知ることに興味を持つなんて。

いつも目先のバイトこなして。失敗して怒られて。
「なんだよ、いっつもこうじゃん嫌になる」
って心持ちで歩いて。

ずーっとそんな日々だった気がする。

でもそっか。
神様か。

神威「…神様だったら、導いてくれるかな。俺の望みまで。」

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作者メッセージ

|ω・`)ノ ヤァ
とうふです。
「誰か曲つけてくれん?」200回閲覧超えました!!!わあああ!!!
もう歌詞書く人だと思ってないか諸君!?
ここだけの話あれ大体手抜きでこっちの小説の方に全力注いでんだぞ!!(((
頼むから他の小説も読んでくれよな!!

2024/10/31 20:56

おとうふ ID:≫rpvJPv02lqkiQ
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