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この作品は前作「能力者たちの詩編歌」の続編です。前作を見てない人はまずそちらを見てきてくれると話が理解しやすいと思います。
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希望に満てる知識欲

#1


シエル視点

PiPiPi
シエル「もしもしー?」
黄夏「こんにちは、シエルさん!」
シエル「黄夏さん!先日の冒険は大変でしたねぇ…」
黄夏「そうですね…ともかく、みんな無事でよかったです。」
シエル「ほんとほんと!それが一番だよ~」
礫白山での冒険を終えて。
あたしたちは引き続き、次の「7つの装飾品」の手がかりを探しつつ、
神々の降臨する[太字]とある神殿[/太字]の在り処も調べている。

黄夏「そうだ、冒険の成果について、少しあなたに共有しておきたいものがあるの。近々でいいんだけど、またわたしの家に来てくれる?」
シエル「ほんとですか!?いいですよもちろん!なんなら今から行けます!!!」
黄夏「ほんと?じゃ、今からでもいい?」
シエル「はいわかりました!!!」

黄夏宅

あたしたちは前みたいに、机を挟んで向かいあって見つめあう。

シエル「それで…共有しておきたいもの、とは?」
黄夏「あのね、この間ソプラノさんが手に入れてた
『アクアマリンの短剣』なんだけど…少し、引っかかる点があって。」
シエル「はい…?」
黄夏「わたしが七つの装飾品の一つ『トパーズの耳飾り』を持ってるって話、こないだしたでしょ?
なんかね…あの耳飾りと違って、短剣の方は輝きがなかった、というか。」
シエル「輝きが…ですか?」

黄夏「これ、なんだけど…」
そう言って黄夏さんは、小さな飾り箱を机に置いた。
その蓋を開けると、[太字]鈍くきら、っと黄色くきらめく宝石の耳飾り[/太字]があった。

黄夏「光ってない?眩しいぐらい」
シエル「…正直言うと、そんなに…ちょいキラッ、って感じですけどね…?」
黄夏「あれ…わたしには光って見えるけどな…?…でも、そういや…
あの短剣の光り方もそんな感じだったかも。」

黄夏さんにしか、光って見えない…?

シエル「…仮説、なんですけど。もしかして…その宝石、人を選ぶんじゃないですか?」
黄夏「え?ど、どういうこと…?((」
シエル「うまく言えないんですけど…あたしに見えない光が、黄夏さんには見える。
なにか特別な理由があると思うんです。…例えば、その宝石に適応している条件がある、とか」
黄夏「なるほど…さすが考察を職業にしてるだけあっていいとこをつくね」
シエル「半分趣味ですけどね!…でも、そうですね。」

シエル「あたしは…自分の知りたいことを探して、答えを見つけて…これがずっと繰り返されるのが夢なんです。
知りたいこと、やりたいこと…追い求めてるときが一番楽しいですから!」

黄夏「…すごいな」
シエル「えへへ…」

そう、あたしは「ありのまま」で求め続ける。

もう誰にも、「優秀な[漢字]科学者[/漢字][ふりがな]あたし[/ふりがな]」を強いられたくはないから。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

皆さんお久しぶりです、とうふです。
今回はシエルが中心となって話が始まりましたね!
次手に入れる装飾品は何なのか!
宝石に適応している条件とは何なのか!
謎はいろいろありますが…解決はお楽しみに(^_-)-☆

2024/10/30 20:55

おとうふ ID:≫rpvJPv02lqkiQ
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