希望に満てる知識欲
シエル視点
PiPiPi
シエル「もしもしー?」
黄夏「こんにちは、シエルさん!」
シエル「黄夏さん!先日の冒険は大変でしたねぇ…」
黄夏「そうですね…ともかく、みんな無事でよかったです。」
シエル「ほんとほんと!それが一番だよ~」
礫白山での冒険を終えて。
あたしたちは引き続き、次の「7つの装飾品」の手がかりを探しつつ、
神々の降臨する[太字]とある神殿[/太字]の在り処も調べている。
黄夏「そうだ、冒険の成果について、少しあなたに共有しておきたいものがあるの。近々でいいんだけど、またわたしの家に来てくれる?」
シエル「ほんとですか!?いいですよもちろん!なんなら今から行けます!!!」
黄夏「ほんと?じゃ、今からでもいい?」
シエル「はいわかりました!!!」
黄夏宅
あたしたちは前みたいに、机を挟んで向かいあって見つめあう。
シエル「それで…共有しておきたいもの、とは?」
黄夏「あのね、この間ソプラノさんが手に入れてた
『アクアマリンの短剣』なんだけど…少し、引っかかる点があって。」
シエル「はい…?」
黄夏「わたしが七つの装飾品の一つ『トパーズの耳飾り』を持ってるって話、こないだしたでしょ?
なんかね…あの耳飾りと違って、短剣の方は輝きがなかった、というか。」
シエル「輝きが…ですか?」
黄夏「これ、なんだけど…」
そう言って黄夏さんは、小さな飾り箱を机に置いた。
その蓋を開けると、[太字]鈍くきら、っと黄色くきらめく宝石の耳飾り[/太字]があった。
黄夏「光ってない?眩しいぐらい」
シエル「…正直言うと、そんなに…ちょいキラッ、って感じですけどね…?」
黄夏「あれ…わたしには光って見えるけどな…?…でも、そういや…
あの短剣の光り方もそんな感じだったかも。」
黄夏さんにしか、光って見えない…?
シエル「…仮説、なんですけど。もしかして…その宝石、人を選ぶんじゃないですか?」
黄夏「え?ど、どういうこと…?((」
シエル「うまく言えないんですけど…あたしに見えない光が、黄夏さんには見える。
なにか特別な理由があると思うんです。…例えば、その宝石に適応している条件がある、とか」
黄夏「なるほど…さすが考察を職業にしてるだけあっていいとこをつくね」
シエル「半分趣味ですけどね!…でも、そうですね。」
シエル「あたしは…自分の知りたいことを探して、答えを見つけて…これがずっと繰り返されるのが夢なんです。
知りたいこと、やりたいこと…追い求めてるときが一番楽しいですから!」
黄夏「…すごいな」
シエル「えへへ…」
そう、あたしは「ありのまま」で求め続ける。
もう誰にも、「優秀な[漢字]科学者[/漢字][ふりがな]あたし[/ふりがな]」を強いられたくはないから。
PiPiPi
シエル「もしもしー?」
黄夏「こんにちは、シエルさん!」
シエル「黄夏さん!先日の冒険は大変でしたねぇ…」
黄夏「そうですね…ともかく、みんな無事でよかったです。」
シエル「ほんとほんと!それが一番だよ~」
礫白山での冒険を終えて。
あたしたちは引き続き、次の「7つの装飾品」の手がかりを探しつつ、
神々の降臨する[太字]とある神殿[/太字]の在り処も調べている。
黄夏「そうだ、冒険の成果について、少しあなたに共有しておきたいものがあるの。近々でいいんだけど、またわたしの家に来てくれる?」
シエル「ほんとですか!?いいですよもちろん!なんなら今から行けます!!!」
黄夏「ほんと?じゃ、今からでもいい?」
シエル「はいわかりました!!!」
黄夏宅
あたしたちは前みたいに、机を挟んで向かいあって見つめあう。
シエル「それで…共有しておきたいもの、とは?」
黄夏「あのね、この間ソプラノさんが手に入れてた
『アクアマリンの短剣』なんだけど…少し、引っかかる点があって。」
シエル「はい…?」
黄夏「わたしが七つの装飾品の一つ『トパーズの耳飾り』を持ってるって話、こないだしたでしょ?
なんかね…あの耳飾りと違って、短剣の方は輝きがなかった、というか。」
シエル「輝きが…ですか?」
黄夏「これ、なんだけど…」
そう言って黄夏さんは、小さな飾り箱を机に置いた。
その蓋を開けると、[太字]鈍くきら、っと黄色くきらめく宝石の耳飾り[/太字]があった。
黄夏「光ってない?眩しいぐらい」
シエル「…正直言うと、そんなに…ちょいキラッ、って感じですけどね…?」
黄夏「あれ…わたしには光って見えるけどな…?…でも、そういや…
あの短剣の光り方もそんな感じだったかも。」
黄夏さんにしか、光って見えない…?
シエル「…仮説、なんですけど。もしかして…その宝石、人を選ぶんじゃないですか?」
黄夏「え?ど、どういうこと…?((」
シエル「うまく言えないんですけど…あたしに見えない光が、黄夏さんには見える。
なにか特別な理由があると思うんです。…例えば、その宝石に適応している条件がある、とか」
黄夏「なるほど…さすが考察を職業にしてるだけあっていいとこをつくね」
シエル「半分趣味ですけどね!…でも、そうですね。」
シエル「あたしは…自分の知りたいことを探して、答えを見つけて…これがずっと繰り返されるのが夢なんです。
知りたいこと、やりたいこと…追い求めてるときが一番楽しいですから!」
黄夏「…すごいな」
シエル「えへへ…」
そう、あたしは「ありのまま」で求め続ける。
もう誰にも、「優秀な[漢字]科学者[/漢字][ふりがな]あたし[/ふりがな]」を強いられたくはないから。
このボタンは廃止予定です