はぁ今年も病室から桜かぁ。。私高田みなみ。二年前の中学１年生までは至って普通の女子生徒だった。きっかけは[漢字]あの事[/漢字][ふりがな]失恋[/ふりがな]が原因だった。当時付き合っていた彼に振られ泣いた。その時に発熱し倒れてしまった。もちろん彼は救急車を呼んでくれた。でもその後、私の前に姿を表すことはなかった。次に起きたのは病室で看護師さんがいた。「あら、起きたんですね。お医者さんを呼んできます。」そう言って病室を出ていった。数分後、看護師がお医者さんを連れて来た。お医者さんは深刻そうな顔をして、「あなたは恋泣き病と言う珍しい奇病という病気にかかっています。病状はその名の通り恋をして泣くと40度以上の熱を出しやがて死に至る病気です。なので恋愛をしてもいいですが決して泣かないように。今回助かったのは奇跡なので。」と言われた。私はショックのあまり声が出なかった。つまりお医者さんが言いたいのは。恋をするなということだろう。私はかすれた声で「わかりました。。」と言った。無言で気まずい空気だったが看護師とお医者さんは病室から出ていった。その出来事から二年たった今でも忘れられない出来事となった。高校生になるがどうせ青春はできないので私は[大文字]自殺[/大文字]を決意した、実行は数日後で夜９時ぐらい。私は一人静かに屋上へと向かった。屋上に行くと思ったより肌寒かった。遺書をベンチに固定して私は静かに屋上から飛び降りた。一言、「[大文字]さようなら[/大文字]」と言って。