結局俺らが勝利する
#1
第一話
モブ「おはよー」
モブ「おはー」
ここは、私立黒川学園。頭の良い生徒がたくさん通う超名門校だ。
俺・紫園都は中等部からこの学校に入り、今年高等部に進学した。
水無瀬「おはようございます。紫園くん」
紫園「、おはよ」
隣の席の水無瀬葵は俺の幼馴染だ。
まあ、普通の幼馴染ではないけどな。
学校では幼馴染(?)であることは隠している。
水無瀬「、、これ受け取ってください」スッ
紫園「、、、」
水無瀬が渡してきた紙の切れ端。
内容はこうだ。
『最近、学園でのいじめ問題が多発している。都が解決してあげなよ。得意でしょ』
なんだよそれ、、。
ああ、言っておくが水無瀬の真面目キャラは学校だけで普段は至って普通、、、ではないな。ちょっとやばいやつだ。
今回も俺に全振りしようとしやがって、、。
水無瀬「、ふふっ」
紫園「、、。」
ーーーーー
放課後
・
紫園「おい、葵なんだよさっきの」
・
水無瀬「そのままじゃん都得意でしょ?謎解くの」
紫園「、だからそれは昔の話だって言ってるだろ」
水無瀬「とか言って本当はすきなんでしょ〜?」
紫園「だから違う。もういいだろ。いじめなんて教師側がなんとかするだろ」
水無瀬「へー?今いじめに苦しんでる人たちを見捨てるんだ?」
紫園「、、っ、そういうわけじゃない。、、とにかく俺はもう探偵はやらないんだよ」
水無瀬「、、」
ーーー
次の日(学校)
次は移動教室か、、、。
?「や、やめてっ、、、、!!」
紫園「、!」
?、なんだ、、?
声がした方に目を向けると、そこには1人の女子とそれを囲むようにして3人の男子生徒が立っていた。
男子生徒「〜〜!w」
?「おねがいっ、、、もうやめて、、」
モブ「見て、あれ相葉さんじゃない?」
モブ「えーかわいそ、成績優秀だったのにねー」
モブ「南雲くんに目つけられたってことは終わったね」
紫園「、、、」
相葉、。ああ相葉凛か。
たしか学年トップクラスを争う成績優秀者。
、、あれが昨日水無瀬が言ってた「いじめ」か。
つくづく酷い奴らだ。
まあ関わると面倒だ。どんなことであろうと、俺は事件に首を突っ込みたくないからな。
、、、アイツみたいにはなりたくない。
相葉「だれかっ、たすけて、、」
モブ「、、」
モブ「どうする?、先生に言っとく?」
モブ「いや、わたしたちませ南雲くんに目つけられたらどうすんの、、」
モブ「たし、かに」
、、、。
紫園「、、、チッ」
男子生徒「助けを求めたって無駄だぜ――」
ドンッ
男子生徒「!?」
相葉「え、、、?」
モブ「、、?」
紫園「おいお前ら、、、いい加減にしろ」
男子生徒「チッ、、なんだよクソ!」
男子生徒の1人が俺に振り被さる。
紫園「相葉、離れてろ、。」
男子生徒「っ!?く、そ、、、!」
俺が男子生徒に一発蹴りをいれる。
男子生徒b「ひっ、、」
男子生徒c「くそ、、覚えとけよ!」
他2人は弱った男子生徒を連れ逃げていった。
、やばい。結局首突っ込んじゃったな。
水無瀬「ふふ、お見事です。紫園くん」
パチパチと拍手をしながら水無瀬が近づいてきた。
水無瀬「あなたなら、やると思ってましたよ」
紫園「お前な、、」
ったく、絶対こうなることわかってたな。
性格の悪いやつだ。
相葉「あ、あのっ、、、」
紫園「、なんだ?」
相葉「ほんとうに、、ありがとうございました。」
紫園「別に、礼を言われることじゃない」
相葉「いえっ、でも、、、あなたはすごい人なんですね。今まで、誰も助けてくれなかったから」
紫園「だから、大したことでは、、」
相葉「それでもです、!本当に嬉しいんです」
紫園「そ、そうか、、。」
水無瀬「、、相葉凛さん、ですよね?よければお話を伺いますよ。“いじめ”について、詳しく教えていただけませんか?」
相葉「い、いいんですか?」
水無瀬「もちろん。ね、紫園くん?」
俺も巻き込む気まんまんかよ、、。
紫園「、、わかった」
ーーー
どっか(三人だけのところ)
相葉「、、私は同じクラスの田中くん、鈴木くん、山田くんにいじめられていました。」
水無瀬「なるほど」
水無瀬が真面目にメモをしていく。
相葉「そのバックにいるのが、おそらく2年生の南雲先輩という人なんです。」
水無瀬「南雲、、南雲龍二先輩ですね?」
相葉「はい、、。」
南雲龍二。問題行動で有名な生徒だ。
その素行の悪さは三年生でさえも怯えるほど。先ほどの生徒たちも南雲に怯えていた。
まさか、いじめにまで手をだしていたとはな。
水無瀬「バックにいるのは南雲龍二。それで間違いは無さそうですね。どう思いますか?紫園くん」
紫園「そうだろうな」
、、。どうやら俺はもうこの事件からは抜け出せないらしい。
水無瀬「ここ最近の“いじめ問題”は大体がこの南雲龍二につながっていると考えられます。」
相葉「、、っ」
紫園「、やるか。」
もう、やるしかないよな。
水無瀬「、、そうですね。やりましょうか」
相葉「え、、?」
紫園「この件は、俺と水無瀬が引き受けた。必ず解決に導いてやる。」
水無瀬「ふふっ紫園くんならそう仰ると思っていました。あなたは昔から変わったようで変わっていませんから」
紫園「それは余計だ」
相葉「ほ、本当にいいんですか、、?」
紫園「もちろん。大丈夫だ。」
紫園「――結局俺らが勝利する」
END
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モブ「おはー」
ここは、私立黒川学園。頭の良い生徒がたくさん通う超名門校だ。
俺・紫園都は中等部からこの学校に入り、今年高等部に進学した。
水無瀬「おはようございます。紫園くん」
紫園「、おはよ」
隣の席の水無瀬葵は俺の幼馴染だ。
まあ、普通の幼馴染ではないけどな。
学校では幼馴染(?)であることは隠している。
水無瀬「、、これ受け取ってください」スッ
紫園「、、、」
水無瀬が渡してきた紙の切れ端。
内容はこうだ。
『最近、学園でのいじめ問題が多発している。都が解決してあげなよ。得意でしょ』
なんだよそれ、、。
ああ、言っておくが水無瀬の真面目キャラは学校だけで普段は至って普通、、、ではないな。ちょっとやばいやつだ。
今回も俺に全振りしようとしやがって、、。
水無瀬「、ふふっ」
紫園「、、。」
ーーーーー
放課後
・
紫園「おい、葵なんだよさっきの」
・
水無瀬「そのままじゃん都得意でしょ?謎解くの」
紫園「、だからそれは昔の話だって言ってるだろ」
水無瀬「とか言って本当はすきなんでしょ〜?」
紫園「だから違う。もういいだろ。いじめなんて教師側がなんとかするだろ」
水無瀬「へー?今いじめに苦しんでる人たちを見捨てるんだ?」
紫園「、、っ、そういうわけじゃない。、、とにかく俺はもう探偵はやらないんだよ」
水無瀬「、、」
ーーー
次の日(学校)
次は移動教室か、、、。
?「や、やめてっ、、、、!!」
紫園「、!」
?、なんだ、、?
声がした方に目を向けると、そこには1人の女子とそれを囲むようにして3人の男子生徒が立っていた。
男子生徒「〜〜!w」
?「おねがいっ、、、もうやめて、、」
モブ「見て、あれ相葉さんじゃない?」
モブ「えーかわいそ、成績優秀だったのにねー」
モブ「南雲くんに目つけられたってことは終わったね」
紫園「、、、」
相葉、。ああ相葉凛か。
たしか学年トップクラスを争う成績優秀者。
、、あれが昨日水無瀬が言ってた「いじめ」か。
つくづく酷い奴らだ。
まあ関わると面倒だ。どんなことであろうと、俺は事件に首を突っ込みたくないからな。
、、、アイツみたいにはなりたくない。
相葉「だれかっ、たすけて、、」
モブ「、、」
モブ「どうする?、先生に言っとく?」
モブ「いや、わたしたちませ南雲くんに目つけられたらどうすんの、、」
モブ「たし、かに」
、、、。
紫園「、、、チッ」
男子生徒「助けを求めたって無駄だぜ――」
ドンッ
男子生徒「!?」
相葉「え、、、?」
モブ「、、?」
紫園「おいお前ら、、、いい加減にしろ」
男子生徒「チッ、、なんだよクソ!」
男子生徒の1人が俺に振り被さる。
紫園「相葉、離れてろ、。」
男子生徒「っ!?く、そ、、、!」
俺が男子生徒に一発蹴りをいれる。
男子生徒b「ひっ、、」
男子生徒c「くそ、、覚えとけよ!」
他2人は弱った男子生徒を連れ逃げていった。
、やばい。結局首突っ込んじゃったな。
水無瀬「ふふ、お見事です。紫園くん」
パチパチと拍手をしながら水無瀬が近づいてきた。
水無瀬「あなたなら、やると思ってましたよ」
紫園「お前な、、」
ったく、絶対こうなることわかってたな。
性格の悪いやつだ。
相葉「あ、あのっ、、、」
紫園「、なんだ?」
相葉「ほんとうに、、ありがとうございました。」
紫園「別に、礼を言われることじゃない」
相葉「いえっ、でも、、、あなたはすごい人なんですね。今まで、誰も助けてくれなかったから」
紫園「だから、大したことでは、、」
相葉「それでもです、!本当に嬉しいんです」
紫園「そ、そうか、、。」
水無瀬「、、相葉凛さん、ですよね?よければお話を伺いますよ。“いじめ”について、詳しく教えていただけませんか?」
相葉「い、いいんですか?」
水無瀬「もちろん。ね、紫園くん?」
俺も巻き込む気まんまんかよ、、。
紫園「、、わかった」
ーーー
どっか(三人だけのところ)
相葉「、、私は同じクラスの田中くん、鈴木くん、山田くんにいじめられていました。」
水無瀬「なるほど」
水無瀬が真面目にメモをしていく。
相葉「そのバックにいるのが、おそらく2年生の南雲先輩という人なんです。」
水無瀬「南雲、、南雲龍二先輩ですね?」
相葉「はい、、。」
南雲龍二。問題行動で有名な生徒だ。
その素行の悪さは三年生でさえも怯えるほど。先ほどの生徒たちも南雲に怯えていた。
まさか、いじめにまで手をだしていたとはな。
水無瀬「バックにいるのは南雲龍二。それで間違いは無さそうですね。どう思いますか?紫園くん」
紫園「そうだろうな」
、、。どうやら俺はもうこの事件からは抜け出せないらしい。
水無瀬「ここ最近の“いじめ問題”は大体がこの南雲龍二につながっていると考えられます。」
相葉「、、っ」
紫園「、やるか。」
もう、やるしかないよな。
水無瀬「、、そうですね。やりましょうか」
相葉「え、、?」
紫園「この件は、俺と水無瀬が引き受けた。必ず解決に導いてやる。」
水無瀬「ふふっ紫園くんならそう仰ると思っていました。あなたは昔から変わったようで変わっていませんから」
紫園「それは余計だ」
相葉「ほ、本当にいいんですか、、?」
紫園「もちろん。大丈夫だ。」
紫園「――結局俺らが勝利する」
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