テテテテン♪
「モーズ大住宅街にて、怨霊が大量発生しました。至急向かってください。」
これは、不穏な一晩の攻防戦の序章に過ぎなかった。
時刻は1時。眠ることのないこの街では、昼夜問わずヤクザ同士の抗争とかが起きている。普通に日本国憲法通じてるのか怪しいレベル。
そんな街でも市民はこの住宅街で日常を気ままに謳歌している。
今夜、その街が消えかかるということも知らずに。
[水平線]個性的な奴らが武器を持ってこの住宅街にやってきた。
ナイフ、銃火器、多分棒。
「行くぞ。」
余談だが、怨霊は人を56した回数と、未練の大きさによってサイズが違う。
ひとまずは分担が決まった。

カルミア
この住宅街に怨霊が大量に発生したらしい。
ここにサツ人鬼と化した怨霊がいないといいが…
「縺ｩ縺?○縺ｪ繧峨♀蟇ｿ蜿ｸ鬟溘∋縺溘°縺｣縺…」
雑音まみれで聞き取ることはできないが、生かすことはできない。
「逞帙＞繧?ａ縺ｦ谿ｺ縺輔↑縺?〒」
悲鳴交じりに言われても止めることはできない。
散歩をしていた市民がビビることもない。この街がおかしくて、感覚が鈍ってきているはずだ。
「繧上≠縲∵?辭溘＠縺滉ｺｺ髢薙□縲らｾ主袖縺励◎縺??」
「？！」
一目で気づかないほどに気配を隠した怨霊がいた。
まるまると大きくなったやつ。
市民を気絶させてから喰おうと、怨霊はデカい蔓で市民を襲おうとした。
「『直撃』」
「逞帙＞逞帙＞逞帙＞菴薙′窶ｦ貅ｶ縺代ｋ窶ｦ」
「HAHAHAHAHAおもろっっっw」
怨霊の体にはザクザクカッターの刃が入れられる。
怨霊は地獄の底から這いだそうとするように抵抗したが、どんなに苦しみもがいても、自分は成仏させられる。そう悟ったのか、怨霊が動くことはもう無かった。

在最
続いてこちらは激戦区を選択した在最。
きょろきょろ見回した先には、もちろん怨霊達がいた。
在最は嬉しそうに拳銃を取り出して発砲した。
鉛玉が着弾する音と怨霊の断末魔は、市民には聞こえなかった。
どこからともなく大きな怨霊がやってきた。
「縺翫ｌ縲∝ｼｷ縺??ゅ♀蜑阪?∵ｮｺ縺励※譬?､翫↓縺吶ｋ縲」
相も変わらず何言ってるか分からないが、在最は、一つだけ聞き取れたようだった。
「弱いと思うよ?ボク的には、だけどね〜」
「縺ｪ繧√◆蜿｣閨槭＞縺ｦ繧九→繧ｮ繧ｿ繧ｮ繧ｿ縺ｫ縺吶ｋ縺」
「ほら、すぐ突進とか弱さ丸出しじゃん。もっと強くなろうね。」
在最の手が怨霊を触れる。
怨霊は動けなくなった。なぜなら体を破壊されたからである。
「じゃ～ね」
銃声が鳴り響いた。