おほほですわ
「……ふむ」
「ワン先輩、どうしましょうか?」
「そうだな。テン、高飛車瑚とは連携は取れそうか?」
ワンは、顎に指を添えながら、テンに尋ねる。
「難しいですね、いろんな意味で」
あらま~。車瑚はデコ扇子をバサッとする。
「お~ほっほっほ! 心配はご無用ですわよ! 私が引っ張って差し上げますわ~!」
「結構です」
テンちゃんは、ふいっと冷たい。ありゃりゃ。
「お~ほっほっほ! 遠慮しなくて大丈夫ですわ~! 大風に乗ったつもりでいてくださいまし~!」
車瑚ちゃんめげない。メンタル強い。大船じゃなくて大風なんですのね~。
「この作戦はお前らの陽動にかかっているわけだが……」
「私1人で大丈夫です」
「冗談キツいですわ~~~~~~!」
「ふむ。ならば俺が間でカバーしよう。それならばいいか?」
「えっ。ワン先輩が私にぴったり寄り添ってくれる……はい! よろしくお願いします!」
わ~お。都合の良い解釈解釈~。テンはばっと頭を下げる。
「お~ほっほっほ! 師匠よろしくお願いいたしますわ~!」
車瑚がデコ団扇をバサバサと扇ぐ。気持ちいい風ですな~。
「ああ、じゃあもう一度作戦の内容を確認するぞ」
ワンは小さく頷く。そして地図を開く。
「まず高飛車瑚がターゲットに接近。A地点まで誘導させる」
「合点承知の助ですわ~~~~~~!」
「次にテンがターゲットに奇襲を仕掛ける。B地点まで追い詰める」
「はい!」
「そして俺がターゲットとやり合う。お前らにはサポートを頼みたい」
「ラジャーですわ~~~~~~!」
「分かりました! 任せてください!」
ワンは車瑚ちゃんとテンちゃんのやる気マックスな表情を順繰りに見て、コクリと頷く。
「助かる。では行くぞ!」
ダッ! とワン、車瑚、テンは並んで疾走した。
「ワン先輩、どうしましょうか?」
「そうだな。テン、高飛車瑚とは連携は取れそうか?」
ワンは、顎に指を添えながら、テンに尋ねる。
「難しいですね、いろんな意味で」
あらま~。車瑚はデコ扇子をバサッとする。
「お~ほっほっほ! 心配はご無用ですわよ! 私が引っ張って差し上げますわ~!」
「結構です」
テンちゃんは、ふいっと冷たい。ありゃりゃ。
「お~ほっほっほ! 遠慮しなくて大丈夫ですわ~! 大風に乗ったつもりでいてくださいまし~!」
車瑚ちゃんめげない。メンタル強い。大船じゃなくて大風なんですのね~。
「この作戦はお前らの陽動にかかっているわけだが……」
「私1人で大丈夫です」
「冗談キツいですわ~~~~~~!」
「ふむ。ならば俺が間でカバーしよう。それならばいいか?」
「えっ。ワン先輩が私にぴったり寄り添ってくれる……はい! よろしくお願いします!」
わ~お。都合の良い解釈解釈~。テンはばっと頭を下げる。
「お~ほっほっほ! 師匠よろしくお願いいたしますわ~!」
車瑚がデコ団扇をバサバサと扇ぐ。気持ちいい風ですな~。
「ああ、じゃあもう一度作戦の内容を確認するぞ」
ワンは小さく頷く。そして地図を開く。
「まず高飛車瑚がターゲットに接近。A地点まで誘導させる」
「合点承知の助ですわ~~~~~~!」
「次にテンがターゲットに奇襲を仕掛ける。B地点まで追い詰める」
「はい!」
「そして俺がターゲットとやり合う。お前らにはサポートを頼みたい」
「ラジャーですわ~~~~~~!」
「分かりました! 任せてください!」
ワンは車瑚ちゃんとテンちゃんのやる気マックスな表情を順繰りに見て、コクリと頷く。
「助かる。では行くぞ!」
ダッ! とワン、車瑚、テンは並んで疾走した。