隣の席の赤新さん
「吉川君いてびっくりした。お買い物ですか?」
「ま、まあそんなところ」
僕は、ポリポリと頬を搔きながら赤新さんに言う。
「偶然ですね~」
「そ、そうだね……」
赤新さんは、お目々をパチパチとしながらユラユラと左右に体を動かす。船漕いでいるのかな?
「赤新さんは……参考書買いにきたの?」
「うん」
赤新さんは指一本で本を立てている。凄いな! というか……。
赤新さん……私服だ。僕は服には詳しくないけど、なんというか、清楚で凄く女の子っぽい。白の、ワンピースだ。
「……。私の格好、変?」
赤新さんがおそるおそる僕に聞いてきた。ふぁ?
「ぜ、全っ然変じゃないよ可愛いよ!」
僕は、勢いに任せて可愛いと赤新さんに、わわっ。やっちった……。
「えへへ。ありがとう……。ガーリー系で攻めてみました」
ちょっと照れながら赤新さんは、身じろぎする。その様子を見て僕は、可愛いと言えてよかったと思った。
「えっと……。その参考書だけど……」
赤新さんの持っている参考書を指し示しながら、僕は赤新さんに提案した。
「それ僕確か持ってたから、よかったら貸すけど……」
「それは真でござるか?」
赤新さんが目を光らせた。てゆうかお侍さん?
「あ、うん……」
赤新さんがしめしめといった感じで頷くのに僕はたじたじしてしまった。
「お言葉に全力で甘えさせていただきます。……吉川君のは文庫本?」
赤新さんは頭を下げた後に、僕が手に持っているライトノベルを見やる。
「あ、うん。このライトノベルのシリーズ、好きなんだ。最新刊出たんだよ」
僕はウキウキを言葉に乗せながら喋る。赤新さんは微笑ましそうなものを見るように目を細めた。
「よかったねぇ」
「うん」
「じゃあ、お会計済むまで待ってるね」
「あ、うん。わかった。じゃあ、また、後で」
僕は会計を済ませにレジへと向かう。赤新さんは雑誌コーナーへぷらぷらと向かう。
本当によかった……最新刊ゲット出来て。そして偶然にも休日に赤新さんと出会えて。本当に……よかった~。
「ま、まあそんなところ」
僕は、ポリポリと頬を搔きながら赤新さんに言う。
「偶然ですね~」
「そ、そうだね……」
赤新さんは、お目々をパチパチとしながらユラユラと左右に体を動かす。船漕いでいるのかな?
「赤新さんは……参考書買いにきたの?」
「うん」
赤新さんは指一本で本を立てている。凄いな! というか……。
赤新さん……私服だ。僕は服には詳しくないけど、なんというか、清楚で凄く女の子っぽい。白の、ワンピースだ。
「……。私の格好、変?」
赤新さんがおそるおそる僕に聞いてきた。ふぁ?
「ぜ、全っ然変じゃないよ可愛いよ!」
僕は、勢いに任せて可愛いと赤新さんに、わわっ。やっちった……。
「えへへ。ありがとう……。ガーリー系で攻めてみました」
ちょっと照れながら赤新さんは、身じろぎする。その様子を見て僕は、可愛いと言えてよかったと思った。
「えっと……。その参考書だけど……」
赤新さんの持っている参考書を指し示しながら、僕は赤新さんに提案した。
「それ僕確か持ってたから、よかったら貸すけど……」
「それは真でござるか?」
赤新さんが目を光らせた。てゆうかお侍さん?
「あ、うん……」
赤新さんがしめしめといった感じで頷くのに僕はたじたじしてしまった。
「お言葉に全力で甘えさせていただきます。……吉川君のは文庫本?」
赤新さんは頭を下げた後に、僕が手に持っているライトノベルを見やる。
「あ、うん。このライトノベルのシリーズ、好きなんだ。最新刊出たんだよ」
僕はウキウキを言葉に乗せながら喋る。赤新さんは微笑ましそうなものを見るように目を細めた。
「よかったねぇ」
「うん」
「じゃあ、お会計済むまで待ってるね」
「あ、うん。わかった。じゃあ、また、後で」
僕は会計を済ませにレジへと向かう。赤新さんは雑誌コーナーへぷらぷらと向かう。
本当によかった……最新刊ゲット出来て。そして偶然にも休日に赤新さんと出会えて。本当に……よかった~。