隣の席の赤新さん
下校時刻。部活終わり。僕はまさかの赤新さんと途中まで一緒に帰ることになった。本当にまさかだ。
「今日は、捗った~」
赤新さんは、頭をゆらゆらと動かしながらそう呟いた。
「それはよかったね」
筆が進むのはとてもいい事だと思う。
「いつもはね~結構ドスランプの事多いんよ」
ドスランプって凄いね。
「でも、今日は進んだ。吉川君がいてくれたお陰だね」
「いや、そんなことは」
「あります?」
「ないよ」
僕と赤新さんは通学路をゆっくりと歩く。
「赤新さんは、何で新聞部に?」
僕は、ふと気になってそんなことを聞いた。
「吉川君は、何で文芸部に?」
あれ? 質問が返ってきた。先に言いなさいってことかな。
「僕は、単純に本が好きで、自分でも書いてみたいって思ったからだけど……。ちょっとありきたりかな?」
僕がそう言うと赤新さんは首を横に振った。
「ううん。とっても素敵だと思う」
「あ、ありがとう……」
そうストレートに言われると凄く照れてしまう。
「私が新聞部に入ったのは伝えてーことがあったからですね。ハイ」
「伝えたいこと?」
「どこぞの誰かが造ったこの世に起きている出来事を見つめて、私自身をアップデートしたいんだよ」
「な、なんか凄いね」
「私はね、ちっぽけな存在かもしれないけどそれでも大きくありたいと思っておりまする」
「赤新さんがちっぽけだなんて事ないと思うよ」
「……ありがとう。何でか吉川君の言葉にはすっと入り込める」
そうなんだ。それは、嬉しいな。
僕は、赤新さんと違ってただのぼっちなんだけど。
「今度見せてあげるね。私の……赤新聞を」
「赤新聞?」
ああ、赤新さんの新聞だから赤新聞なのか。
僕は1人納得する。
「楽しみにしているよ」
「うい」
赤新さんはちょっぴり口元を綻ばせて、小さく頷く。ぱずかしいなんて言っていたけど、赤新さんの書く記事はきっと素敵なんだろう。根拠はないけど、それでも僕はそう思ったんだ。僕もぱずかしいけど小説出来たら赤新さんに……。本当にぱずかしい。
「今日は、捗った~」
赤新さんは、頭をゆらゆらと動かしながらそう呟いた。
「それはよかったね」
筆が進むのはとてもいい事だと思う。
「いつもはね~結構ドスランプの事多いんよ」
ドスランプって凄いね。
「でも、今日は進んだ。吉川君がいてくれたお陰だね」
「いや、そんなことは」
「あります?」
「ないよ」
僕と赤新さんは通学路をゆっくりと歩く。
「赤新さんは、何で新聞部に?」
僕は、ふと気になってそんなことを聞いた。
「吉川君は、何で文芸部に?」
あれ? 質問が返ってきた。先に言いなさいってことかな。
「僕は、単純に本が好きで、自分でも書いてみたいって思ったからだけど……。ちょっとありきたりかな?」
僕がそう言うと赤新さんは首を横に振った。
「ううん。とっても素敵だと思う」
「あ、ありがとう……」
そうストレートに言われると凄く照れてしまう。
「私が新聞部に入ったのは伝えてーことがあったからですね。ハイ」
「伝えたいこと?」
「どこぞの誰かが造ったこの世に起きている出来事を見つめて、私自身をアップデートしたいんだよ」
「な、なんか凄いね」
「私はね、ちっぽけな存在かもしれないけどそれでも大きくありたいと思っておりまする」
「赤新さんがちっぽけだなんて事ないと思うよ」
「……ありがとう。何でか吉川君の言葉にはすっと入り込める」
そうなんだ。それは、嬉しいな。
僕は、赤新さんと違ってただのぼっちなんだけど。
「今度見せてあげるね。私の……赤新聞を」
「赤新聞?」
ああ、赤新さんの新聞だから赤新聞なのか。
僕は1人納得する。
「楽しみにしているよ」
「うい」
赤新さんはちょっぴり口元を綻ばせて、小さく頷く。ぱずかしいなんて言っていたけど、赤新さんの書く記事はきっと素敵なんだろう。根拠はないけど、それでも僕はそう思ったんだ。僕もぱずかしいけど小説出来たら赤新さんに……。本当にぱずかしい。