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君の魅力はお金じゃ買えない

#6

僕のせい

一馬[太字]「優香さん………?」[/太字]

僕はハッキリと見てしまった。
優香さんが3組の女子に注意していたこと。それも、僕のために。

優香「はースッキリしたー!言いたいこと言えてよかったー!ほら、早く教室戻ろ?」

優香さんは僕の背中を押す。その時の笑顔は、とても良い気分には見えなかった。
当たり前だ、何せ同じ学年の女子に注意したのだから(しかも僕についての話題で)噂になるのは時間の問題。
僕のせいで優香さんは有る事無い事言われて傷ついてしまう…。

[水平線]
[斜体]昼食時[/斜体]

僕と優香さんは、いつもの屋上で、いつものすき焼きパンを食べる。
大好きなすき焼きパンはなんの味もしない。

一馬「………」

優香「…………」

何か言わないと、何か…

一馬「…き、今日はいい天気だねー」

優香「そうだねー」

思ったより彼女は普通に返事をしてくれた。

一馬「あ、あの休憩時間の時…」

優香「もういいの!その話は!」

一馬「僕と話しているせいで、優香さんは______」

優香[太字]「違う!」[/太字]

屋上に沈黙が流れる。

優香「ごめん、大きな声出して…先、教室戻るね」

彼女はこちらに背を向けて去っていく。
屋上は一人だけになった。




[斜体]僕のせいだ。

僕が話しかけたせいだ。

僕が馴れ馴れしくしたせいだ。

元々、住む世界が違うのに。
僕がいなければ、彼女は今頃女の子の友達と楽しく過ごせてた筈だ…。

僕が話しかけなければ[/斜体]

僕が______

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作者メッセージ

お世話になっております。清竜です。
皆さんは学校生活で甘酸っぱい思いしましたか?
私は現在進行形で苦い酸っぱい辛いの三重苦みたいな学校生活です。
次回も楽しみに。

2024/10/28 01:02

林 清竜 ID:≫96wmVG3mf6twQ
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