君の魅力はお金じゃ買えない
前回までのあらすじ
朝ぶつかった子が転校生だったよ‼︎やったね‼︎
キーンコーンカーンコーン
4限目終了のチャイムが鳴る。
優香さんは大きく伸びをしながら言った。
優香「カミコーって結構進んでるねー!数学とかもう意味わかんなーい!」
カミコーっていうのはこの高校『神外高校』の略称だ。
僕は思い切って声をかける。
一馬「あ、あの!お昼なので!購買いきましょう‼︎」
少し強引すぎたか?と思ったが優香さんは気にせず言う。
優香「いいねー!この学校の名物パンはなあに?」
一馬「すき焼きパン!」
そういうと優香さんは吹き出した。
優香「すき焼きパン?美味しいの?それ!」
一馬「百聞は一見にしかずですよ!行きましょう!(笑顔、可愛いな…)」
屋上
優香「うっまー!ガチですき焼きだー!」
優香さんはすき焼きパンに舌鼓を打っていた。
一馬「ですよね!ほんとに人気のパンですぐ売り切れちゃうんですよ‼︎」
優香「へー!これなら毎日食べれるなー!」
一馬「あの…僕達って昔会ったことありましたっけ?」
優香「え⁉︎ない…と思うけど?」
一馬「だ、だよね‼︎変なこと聞いてごめん!」
何故か彼女には…ずっと前から…出会っていた気がする
とても大切な、大切な思い出______。
彼女に対する想いを感じていたその直後、聞き覚えがあり嫌な声が響いた。
「おーい!随分楽しそうじゃん!カズ‼︎」
振り返ると屋上の入り口で吉田が立っていた。
一馬「あっ…吉田、君………」
吉田「ちょっと一馬君に“用事”あるからさぁ…借りるねー!」
面倒事を優香さんに巻き込むわけにはいかない…。
一馬「すみません優香さん、少し外します…」
優香「…?おっけー」
優香さんは不思議に思いながらもすき焼きパンを頬張っていた。
バキッ
体の骨がイったような感じがした。
吉田「おいおいカズテメェ…女できて調子乗ってんのか?すき焼きパンは俺様に献上しろといつも言ってるはずなんだがヨォ…テメェは俺の友達…いや、財布なんだぞ?」
僕は校舎裏でぶん殴られていた。
ああそうだ、これが現実なんだ。優香さんが優しすぎるだけ…これがいつもの僕なんだ…。
また吉田が満足するまで殴られるかと考えていたその時。
吉田「それにしてもこんなゴミとまで接するなんてよっぽどのビ○チなんだろうな(笑)おれもやらせてもらおうかなー」
一馬「は?」
僕は多分、ここ数年で一番キレたかもしれない。
吉田「お前今『は?』って言ったかゴミ。身の程弁え______」
一馬「黙れ…………」
吉田「おい二度目はねえ」
一馬「黙れえええええええ!」
頭が真っ白になる。
自分のことはどれだけ馬鹿にされても許したのに、これだけは絶対…許せなかった。
一馬「優香さんに謝罪しろ‼︎訂正しろ‼︎あの人は!ビ○チじゃない」
「僕の最初の友達だああああ‼︎」
怒りに身を任せ我武者羅に殴りかかる。
当然運動神経のない僕のパンチは避けられ、殴り返されそうになったその時。
優香「そこで何してるの!」
目の前に優香さんがいた。
朝ぶつかった子が転校生だったよ‼︎やったね‼︎
キーンコーンカーンコーン
4限目終了のチャイムが鳴る。
優香さんは大きく伸びをしながら言った。
優香「カミコーって結構進んでるねー!数学とかもう意味わかんなーい!」
カミコーっていうのはこの高校『神外高校』の略称だ。
僕は思い切って声をかける。
一馬「あ、あの!お昼なので!購買いきましょう‼︎」
少し強引すぎたか?と思ったが優香さんは気にせず言う。
優香「いいねー!この学校の名物パンはなあに?」
一馬「すき焼きパン!」
そういうと優香さんは吹き出した。
優香「すき焼きパン?美味しいの?それ!」
一馬「百聞は一見にしかずですよ!行きましょう!(笑顔、可愛いな…)」
屋上
優香「うっまー!ガチですき焼きだー!」
優香さんはすき焼きパンに舌鼓を打っていた。
一馬「ですよね!ほんとに人気のパンですぐ売り切れちゃうんですよ‼︎」
優香「へー!これなら毎日食べれるなー!」
一馬「あの…僕達って昔会ったことありましたっけ?」
優香「え⁉︎ない…と思うけど?」
一馬「だ、だよね‼︎変なこと聞いてごめん!」
何故か彼女には…ずっと前から…出会っていた気がする
とても大切な、大切な思い出______。
彼女に対する想いを感じていたその直後、聞き覚えがあり嫌な声が響いた。
「おーい!随分楽しそうじゃん!カズ‼︎」
振り返ると屋上の入り口で吉田が立っていた。
一馬「あっ…吉田、君………」
吉田「ちょっと一馬君に“用事”あるからさぁ…借りるねー!」
面倒事を優香さんに巻き込むわけにはいかない…。
一馬「すみません優香さん、少し外します…」
優香「…?おっけー」
優香さんは不思議に思いながらもすき焼きパンを頬張っていた。
バキッ
体の骨がイったような感じがした。
吉田「おいおいカズテメェ…女できて調子乗ってんのか?すき焼きパンは俺様に献上しろといつも言ってるはずなんだがヨォ…テメェは俺の友達…いや、財布なんだぞ?」
僕は校舎裏でぶん殴られていた。
ああそうだ、これが現実なんだ。優香さんが優しすぎるだけ…これがいつもの僕なんだ…。
また吉田が満足するまで殴られるかと考えていたその時。
吉田「それにしてもこんなゴミとまで接するなんてよっぽどのビ○チなんだろうな(笑)おれもやらせてもらおうかなー」
一馬「は?」
僕は多分、ここ数年で一番キレたかもしれない。
吉田「お前今『は?』って言ったかゴミ。身の程弁え______」
一馬「黙れ…………」
吉田「おい二度目はねえ」
一馬「黙れえええええええ!」
頭が真っ白になる。
自分のことはどれだけ馬鹿にされても許したのに、これだけは絶対…許せなかった。
一馬「優香さんに謝罪しろ‼︎訂正しろ‼︎あの人は!ビ○チじゃない」
「僕の最初の友達だああああ‼︎」
怒りに身を任せ我武者羅に殴りかかる。
当然運動神経のない僕のパンチは避けられ、殴り返されそうになったその時。
優香「そこで何してるの!」
目の前に優香さんがいた。