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本作は一部を除きフィクションです。
一部を除き、実在する人物、出来事、組織とは関係ありません。

また、一部微細な暴力表現が含まれている場合があります。
これを苦手とする方は閲覧をお控えいただくことをお勧めします。

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世界に溢れる夢

#94

94.“幻惑の魔神”

[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]

ノイトとミルシィアは互いの煽りを純粋に楽しんでいる。
[明朝体]「どうしたの?私はノイトくんが“[漢字]自己主張[/漢字][ふりがな]アサーション[/ふりがな]”って言葉を知ってるかどうか聞いたんだよ?早く答えなよ〜。」[/明朝体]
「もちろん知ってるよ〜。それ、ちゃんと相手に聞かないと分からないのかなぁ?相手の気持ちを考える、って大事だよ。無理ならしょうがないけど、せめてやろうとしてる態度くらいは見せよ?」
[明朝体]「別に態度に示す必要はないんじゃな〜い?私は態度よりも気持ちが大事だと思うよ!」[/明朝体]
「態度の方が大事だとか、気持ちの方が大事だとかの話をしているんじゃないよ〜。何の話をしているのか、ちゃんと考えようね。考える力って必要だと思うんだ。」
[明朝体]「ふふっ...このまま続けてもキリがなさそうだね〜?それじゃあ、まだお互いに余力を残した状態で魔法勝負に進路変更しようか!」[/明朝体]
「そうだね。ミルシィアが僕との口論から逃げたんじゃなくて、僕がミルシィアを逃がしてあげた、ってことだよね?」
[明朝体]「上等。やっぱりノイトくんは面白いこと言うね〜。」[/明朝体]
2人は素早く切り替え、次の勝負へと移る。
「そう言えば、ミルシィアの魔神としての能力ってどんなの?」
[明朝体]「おぉ〜、よくぞ聞いてくれました!私の能力はいくつかあるんだけどね?よく使うのが2種類あるんだよ!そうだなぁ...もしも、ノイトくんが今までに倒した魔神が別の形になって復活するとしたら、どうする?」[/明朝体]
意味深な笑みを浮かべたミルシィアの言葉を聞いてノイトは一瞬理解出来ずにたじろいだが、取り敢えずどういうことかを聞いてみることにした。
「...どういうこと?」
[明朝体]「こういうこと。」[/明朝体]
ミルシィアの手の上には何か青白い火のようなものが浮いていた。ノイトはその気配を知っている。
「...あぁ〜、そういう感じ?」
その火の気配は“記憶の魔神”マズロインのものだった。ノイトとリーリャが討伐した個体が本体ではなかった場合や、リーリャによって燃やされて灰になった後にその灰に残っていた情報から再生させる術があれば[漢字]それ[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]は充分に起こり得たことだ。
[明朝体]「ふ〜ん...ノイトくん、転生者なんだ〜。」[/明朝体]
「ずけずけと人の記憶を読み取るなって...。」
[明朝体]「え〜?別にいいじゃん!ノイトくんの理解者になりたいんだもん!!」[/明朝体]
「...何で?」
ミルシィアは一瞬固まったが、すぐに視線を逸らして答える。
[明朝体]「だって、ノイトくんかっこいいじゃん。他の魔神も倒して、もうすっかり英雄じゃん。」[/明朝体]
「え...いや、僕1人で倒したわけじゃないし...。」
[明朝体]「でも、戦争も止めたんでしょ?」[/明朝体]
「いや...あれはラルカの援護があったしレイクさんとカメリア様と手分けしてたから...。」
[明朝体]「それじゃあ、その2人と伍する実力はあるってことじゃない?」[/明朝体]
「それは流石に...。」
[明朝体]「ノイトくん、無自覚系主人公みたいだね〜。」[/明朝体]
「どこまで前世の情報を読み取ってるの...?」
ノイトは自分がいつにもましてよく話していることを薄々感じつつも、ミルシィアの答えを聞く。
[明朝体]「今ノイトくんの記憶にある分は、全部。」[/明朝体]
「それは流石に嘘でしょ。っていうか、プライバシーって知ってる?まぁ、記憶は消せるから良いんだけど...。」
[明朝体]「“記憶の魔神”に使っていた〔[漢字]記憶喪失[/漢字][ふりがな]アムネーシア[/ふりがな]〕、でしょ?」[/明朝体]
「御名答。」
[明朝体]「ふっふっふ...ざ〜んねん!私だって当たれば効いちゃうけど、当たらなければ効かないよ〜!」[/明朝体]
「当たり前だけど...なるほど、“幻惑の魔神”だからこそか...。」
[明朝体]「理解が早いね〜、流石人生32年目!」[/明朝体]
「魔神になってからしばらく封印されていたミルシィアも大概でしょ。」
[明朝体]「いや〜?別にそんなことないよ。私たちは、ずっと子どもの時のままだから。だから、さっきのはまだまだ幼稚なままなんだよね。ワガママだしグズで面倒なやつ。」[/明朝体]
「ん...根っから理解しようとも思えない子なんだったら、リーリャたちに倒されても何とも言えないね...。」
[明朝体]「...信頼してるんだね、あのフィルマリーっていう元・魔道士の人。」[/明朝体]
「...ハァ......。知識をそのまま共有してるような感じだから会話はしやすいけど、ちょっと変な感じがするからそろそろ忘れてくれない?」
[明朝体]「や〜だね〜。まだ私の能力は1つ目しか教えてないでしょ?」[/明朝体]
ミルシィアはノイトの方へと手をかざして微笑む。ノイトは嫌な予感がして右手に持っていた【[漢字]時憶の指針[/漢字][ふりがな]トオクノハリ[/ふりがな]】の[漢字]魔霊晶[/漢字][ふりがな]アメジスト[/ふりがな]に魔力を込め始める。
[明朝体]「ねぇノイトくん、このまま私と一緒に居れば楽しいと思わない?」[/明朝体]
「面白くない、とは言わないけど...僕は1人の相手に依存したくないかな。」
[明朝体]「でも、私のことはもう“大事な人”になってるんでしょ。ノイトくんは、自分と関わってくれた人は“大事な人”って思うんだよね?」[/明朝体]
図星を突かれたノイトは珍しく言い返せなくなる。その様子を見たミルシィアは楽しそうな笑みを浮かべる。
「だからたくさんの女の子たちと一緒に旅してるの?1、2、3、4、5、6、7、8...うわぁ、ノイトくんモテモテだぁ〜!」

[中央寄せ][大文字][太字][明朝体][斜体]〔[漢字]記憶喪失[/漢字][ふりがな]アムネーシア[/ふりがな]〕[/斜体][/明朝体][/太字][/大文字][/中央寄せ]

[漢字]皓[/漢字][ふりがな]しろ[/ふりがな]い斬撃がミルシィアの手のひらの上に浮かぶ火を掻き消す。
[明朝体]「ふふっ...今、わざと私の煽りに乗っかってくれたんでしょ?ありがとう!」[/明朝体]
いつの間にか背後に居たミルシィアの言う通り、ノイトは今わざと煽りに乗っかった。しかし、確かに掻き消したはずの火はミルシィアの手の上にあることの方がノイトの気を引いている。
(確かに当たったと思ったけど...。なるほど。“幻惑の魔神”[漢字]だから[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]か。)
[明朝体]「あ、気付いた?私の能力には“相手の認識を一時的に偽装する”っていうものもあるんだよ。ノイトくんも、こういうのには引っかかるんだね〜。」[/明朝体]
「まぁ、初見だったし。」
[明朝体]「うん...良い。その意気だよ。頑張って私に一撃当ててみてね〜!」[/明朝体]
ノイトは武器を構えてミルシィアへと向かっていった。武器を振るうが、それがミルシィアに触れる直前でミルシィアがいつの間にか遠くへ離れたように見える。
(位置の撹乱か...。となると次は...。)
ノイトは視界の先に見えるミルシィアではなく、自身の死角になっていた方へと武器を振るった。すると、そこにはミルシィアが居る。
[明朝体]「うわっ!...アハハッ、バレちゃったか...。」[/明朝体]
(方向の撹乱...ミエルさんが似たようなことをしていたお陰で予想出来た...。)
ノイトの攻撃を躱したミルシィアは魔力の一閃をノイトへと浴びせた。それはノイトを貫く。しかし、ノイトはすぐに魔法を唱えた。
[中央寄せ][[漢字][太字]真実[/太字][/漢字][ふりがな]トゥルース[/ふりがな]][/中央寄せ]
すると、ノイトを貫いた魔力の一閃の感覚は消え、痛みもなくなった。元からなかったもののようだ。
[斜体]「......厄介だね...。」[/斜体]
[明朝体]「これもバレちゃった...?! ノイトくん、スゴいね!」[/明朝体]
直後、ノイトの真下に巨大な穴が現れ、ノイトはそこへと落ちていく。しかし、その次の瞬間にはその場でひっくり返って落下した。
(既視感...、まぁそれはともかく。感覚に作用してくるタイプか...。ちゃんと魔神並みの煩わしさはあるみたいだね。)
[明朝体]「流石だと言わざるを得ない、って感じかな...?正直に言って、ホントに感心しちゃうなぁ...。」[/明朝体]
再び武器を構えたノイトは突っ込んでいく。すると、ノイトは動けなくなった。身体が固まった感覚に襲われる。
([斜体]...!![/斜体] ...いや、幻覚!)
そのまま武器を振るうと、当然だがミルシィアに躱された。しかし、それだけではなかった。ノイトを囲んで何体ものミルシィアが立っていたのだ。
(分身しているように見せる幻覚...。こういうのはまとめて倒しても上からくるやつだよね...。)
[中央寄せ][[漢字][太字]雷撃[/太字][/漢字][ふりがな]サンダース[/ふりがな]][/中央寄せ]
空間内で雷撃が反射して暴れまわり、分身のように立っていたミルシィアが全て消えた。頭上に気配を感じたノイトは思わずその方向へと視線を向けるが、それも幻覚だと思い何もない方へと武器を振るう。
[明朝体]「ハズレだね。」[/明朝体]
頭上から降りてきたミルシィアは本体だった。
「幻惑と現実の[漢字]融合[/漢字][ふりがな]ブレンド[/ふりがな]は聞いてないよ...。」
ノイトがそう言い終えるや否や、ミルシィアはノイトの背に触れる。次の瞬間、ノイトは壁に叩きつけられたような感覚に飲まれた。
[斜体]「...がっ!!」[/斜体]
[明朝体]「幻覚だって分かってるのは偉いよ。でも、感じちゃうものは感じちゃうもんね〜?」[/明朝体]
余裕があるからこそ言える煽り。もちろんノイトは引っかからなかったが、一理ある。
「...それなら、主観を捨てれば良い。」
[明朝体]「んん...?」[/明朝体]

[水平線]

[中央寄せ][大文字][斜体][明朝体][太字]〔[漢字]記憶読取[/漢字][ふりがな]サイコメトリー[/ふりがな]〕[/太字][/明朝体][/斜体][/大文字][/中央寄せ]

[水平線]

[漢字]魔霊晶[/漢字][ふりがな]アメジスト[/ふりがな]に込められていた魔力が空間内に広がり、それはミルシィアの本体にも届く。そこでミルシィアはノイトに幻惑を施した。ノイトには、ミルシィアが高速で空間内を駆け回っているように見える。しかし、ノイトは一寸の揺らぎもなくミルシィアの本体へと歩いていく。
[明朝体]「あぁ...そういう感じ?なるほど、[漢字]記憶読取[/漢字][ふりがな]サイコメトリー[/ふりがな]か...。」[/明朝体]
ノイトが武器を振るうが、それは当たらなかった。
[斜体]「!?」[/斜体]
(...確かにミルシィアの記憶ではこの位置に居るつもりだったはず...?...まさか...!)
ノイトはその場に倒れた。急に足場が揺れたような感覚がある。しかしそれは、ノイトだけではなくミルシィアもだった。
[明朝体]「イテッ...五感全部が不安定になると変な感じだね〜。」[/明朝体]
ミルシィアは自身の感覚をノイトに読み取られるのを防ぐために、自身の感覚も幻惑の対象にしたようだ。急に床が視界の端からぶつかってきたり、ミルシィアの声が全ての方向から聞こえてくる。
[斜体](こ[/斜体]れ[斜体]は[/斜体]酷[斜体]い[/斜体]..[斜体].![/斜体]! 酔[斜体]い[/斜体]そ[斜体]う[/斜体]だ[斜体]..[/斜体].。[斜体])[/斜体]
[明朝体]「ノ[斜体]イ[/斜体]トく[斜体]〜[/斜体]ん.[斜体].[/斜体].?こ[斜体]れ[/斜体]で[斜体]も[/斜体]私[斜体]に一[/斜体]撃い[斜体]れ[/斜体]られ[斜体]る[/斜体]ぅ[斜体]?[/斜体]」[/明朝体]
ノイトもミルシィアも相手の位置を特定するどころか歩くのもままならない。しかし、ノイトは床に叩きつけられながらもニヤリと笑う。ミルシィアはまだふらついているが、ノイトはある時点から感覚が戻ってきたかのように立ち上がってミルシィアの方へと走り出した。
[明朝体]「ふえぇ?! どうして?!」[/明朝体]
「認識外に切り札を残しておくのは[漢字]欺瞞[/漢字][ふりがな]トラッピング[/ふりがな]の基本だよ?」
[[漢字][太字]感覚共有[/太字][/漢字][ふりがな]シェアリング[/ふりがな]]
その共有の対象は、[漢字]小夜啼鳥[/漢字][ふりがな]ナイチンゲール[/ふりがな]だ。ノイトは霧の街・ブリュエルを出る際に何かあった時のために敢えてノイトたちを後ろから追うように街の中に残しておいた。フィルマリーの魔術が正確に真っ直ぐとした軌道を通ってノイトたちがそのまま進めば良い状態になっていたため杞憂となったが、まさかこんな形で役立つとは誰にも予想出来まい。
三人称視点に慣れるまではノイトも不自然な動きをしていたが、ミルシィアが自身にも幻惑を施していたためバレずに済んだ。ミルシィアは自身への幻惑を解除し、ノイトから距離を取る。
[明朝体]「...なるほど......切り札、か。」[/明朝体]
ミルシィアがピタリと止まり、ノイトは武器がミルシィアに当たる直前で止める。ノイトは基本的に女性を傷つけることには抵抗がある。前世から「蹴りと無視と言葉の暴力以外では女性を傷つけない」と言うモットーを遵守していた。もちろん相手が明らかな悪意を持っていたり殺意を向けてくるのであればその限りではないが、ミルシィアはノイトが傷つける対象にはならない。
「ハァ...2種類の感覚が同時に来て、正直キツイんだよ。僕に掛けてる能力、解いてもらえる?」
[明朝体]「あ、うん...分かった。ごめんね。」[/明朝体]
ノイトは正常な感覚がじわじわと戻ってくるのを感じながら[漢字]小夜啼鳥[/漢字][ふりがな]ナイチンゲール[/ふりがな]との感覚の共有を解除した。
「...それにしても、行動力がスゴいね。自分にも幻惑掛けるとか、並みの人間はしないよ。」
[明朝体]「ん...そりゃあまぁ、私はもう人間じゃないし...。やっぱり、ノイトくんと一緒には居られないかなぁ〜。」[/明朝体]
諦めたような目をしたミルシィはどこか悲しそうにその言葉を言い放ったが、ノイトはそれを気にしていないようだ。
「え、別に良いけど?」
[明朝体]「え...?」[/明朝体]
ミルシィアはノイトが言っていることを一瞬理解出来なかったが、やがて見当がついてくる。
「えっと...ほら、ミルシィアはすごく強いし、思考力と行動力もあるし、煽りも面白いから...それは個性として特別だと思う。僕は一応人間を守る立場として魔神と戦ってたけど、それはあくまで適当な言い訳でしかないよ?理由考えるの面倒だし。」
[明朝体]「特、別...?」[/明朝体]
「うん、さっきミルシィアは“仲間になりたいって言ったら、どうする?”って聞いてきたでしょ?僕はあの時、“もしそんなことがあれば嬉しい”って言ったはずだよ。」
ミルシィアは先程のノイトの言葉を思い出して、その瞳が一瞬輝いた。
[明朝体]「え?! それじゃあ、えっと、えぇ〜!」[/明朝体]
「こういうのは、僕から言うべきかな。...その前に、魔神の時のままの名前じゃちょっとあれだから...今から君の名前は[太字]リュミエ=シグノール[/太字]。リュミエね。これからはまた1人の人間として生きれば良い。」
ノイトはミルシィアの目の前に向き合って片膝立ちになる。そして手を差し伸べて口を開いた。
「リュミエ、僕の仲間になってくれませんか?」

ミルシィア、改めリュミエは頬を赤く染めてその手を見つめている。僅かに震えたリュミエの手がノイトの手に乗り、震えが収まった。
「......はい。」
リュミエの声はもう1人の人間の声で、魔神の声特有の響きはなかった。ノイトはその声を聞いて笑みを浮かべる。
「やった〜!」
「...ノイトくん、それってちゃんと心から喜んでるの?」
「あはは...いや〜、フリでも喜んでおかないとリュミエが傷つくでしょ。それに、態度で示すのはやっぱり大事だと思うから。嬉しいのはホントだよ。」
「ホントに...?」
「ホントだって。」
リュミエはノイトの横に並んで立ってからノイトに寄りかかる。
「...リュミエ?どうしたの?」
リュミエはノイトの顔を見上げて答えた。
「別に。何でもない。...ただ、せっかく仲間になったんだから、最低限他の子たちと同じくらいの経験はさせてよね?」
(あ...そういえば“記憶の魔神”の火、まだ持ってたのか...。)
少し困った顔をしながらもノイトは適当に返事をしてリーリャたちの元へと戻って行く。
(え〜っと、リーリャとメルは飛びついてきたり腕を組んできたりして来て...ルミナとフィルさんは抱きついてきたな...。で、それをやれと?めんどっ...。ハーレムは御免だなんて、もう僕には叶わないのか...?)
「ねぇノイトくん、ノイトの仲間のメルクちゃんと呼び方が被っちゃうから、どう呼べば良いか考えて〜。」
「えぇ...自分で考えてよ...。」
「そんな〜!良いじゃん、ほら!考えてっ!」

ノイトはリーリャたちが“眩惑の魔神”と戦っている広間へと戻ってきた。
「リーリャ、ルミナ、フィルさん!遅れてゴメン!!」
「ノイト!」[明朝体][太字]「お兄ちゃん!」[/太字][/明朝体]「ノイトさん!」
リーリャたちはノイトが戻ってきて喜んでいる。広間には僅かだが戦闘の跡が残っていて、今もなお“眩惑の魔神”ムルシィアと対峙していた。
[斜体][明朝体][大文字]「お前...何故戻ってきた!大嫌いだと言っただろ!消えろ!」[/大文字][/明朝体][/斜体]
「それはダメ。私の、大切な仲間だから。」
そこで声をあげたのはリュミエだ。ムルシィアはリュミエを見て何故姉が嫌いな人間の仲間なのかを理解出来ずに居る。
[明朝体][斜体][大文字]「お姉ちゃん...何言ってるの?ちゃんと説明して!」[/大文字][/斜体][/明朝体]
ノイトは【[漢字]時憶の指針[/漢字][ふりがな]トオクノハリ[/ふりがな]】を見ながらそれを聞き流す。リュミエはノイトの隣に立ってムルシィアの言葉には答えない。その態度がムルシィアをさらに怒らせたのだろう。ムルシィアが5人を光の壁で囲って睨みつけた。
[大文字][斜体][明朝体]「...もう良い。全員大嫌い。みんなまとめて骨にしてあげる。」[/明朝体][/斜体][/大文字]
「あ、結構で〜す。」


作者メッセージ

 作者の御鏡 梟(みかがみ きょう)です。
今回はノイトと、“幻惑の魔神”ミルシィア、もといリュミエの戦闘を描きました。次回もお楽しみに!!
本作を読んでの感想の他、キャラクターや世界観についての質問も受け付けています。
本作品を読んでいただき、ありがとうございました!!

2026/01/17 19:42

御鏡 梟 ID:≫ m9kR/WFBrng.A
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