- 閲覧前にご確認ください -

本作は一部を除きフィクションです。
一部を除き、実在する人物、出来事、組織とは関係ありません。

文字サイズ変更

世界に溢れる夢

#4

4.記憶を戻す(2)

[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
 「ん…。ノイト〜、今のって何の音?」
眠そうに目をこすりながらリーリャが尋ねた。
「今の声…。魔獣だ…!」
「魔獣!?」
リーリャは完全に目が冴え切っていて、慌ててノイトの背から降りた。ノイトは革の手袋を手にはめる。
「[明朝体]ヴヴヴヴヴゥ゙…[/明朝体]」
「後ろか!!」
ノイトが振り向くと同時に魔獣が襲いかかってきた。一見魔獣は熊のようだが、よく見ると猿のような尻尾が生えていて、猪のような牙が生えている。
[中央寄せ][[漢字][太字]岩壁[/太字][/漢字][ふりがな]ウォール[/ふりがな]][/中央寄せ]
ノイトたちの前に巨大な岩の壁が出来る。が、魔獣はいとも簡単に壁を壊して攻撃してくる。
魔獣の攻撃をギリギリで回避する、と同時に魔法を唱える。
[中央寄せ][[漢字][太字]爆発[/太字][/漢字][ふりがな]エクスプロージョン[/ふりがな]][/中央寄せ]
魔獣が炎をたてて爆発した。
リーリャは爆風を腕で防いでノイトに話しかける。
「ノイト!この魔法って…」
「今の魔法は『上級魔法』の1つだよ。あまり使ったこと無かったけど…魔獣に効いて良かった…。」
[中央寄せ][[漢字][太字]瞬間移動[/太字][/漢字][ふりがな]ワープ[/ふりがな]][/中央寄せ]
「今の爆発は何だ!状況調査急げ!」
近くから人の声がする。どうやら先ほどの男女では無いようだ。
「あ…!君たち、大丈夫?さっきの爆発は魔法だね?君が撃ったのかな?」
茶髪で緑色のマントを羽織った騎士のような人物が近づいてきた。歳は20歳前後に見える。
「はい。さっきの魔法は僕が撃ちました。魔獣に襲われたので…。」
「そうか…。無事で良かった。俺はロズウェル·ヴィスモーテだ。鉱山都市·エスミルトのエスミルト騎士団で2番隊隊長を務めている。」
「僕はノイト、この子はリーリャと言います。見つけてもらえて助かりました!」
詳しい話は街で聞く。そう言われてノイトとリーリャはロズウェルの後をついて行く。ロズウェルは、先ほどの女性が持っていたものより少し小さめの金属製の杖を持っている同年代程度の男性に声をかけた。
「ベルリス、子どもを保護した。街に戻るぞ!」
「了解!」
ベルリスと呼ばれた男が杖を掲げて唱えた。
[中央寄せ][[漢字][太字]瞬間移動[/太字][/漢字][ふりがな]ワープ[/ふりがな]][/中央寄せ]
次の瞬間、ノイトとリーリャとロズウェル、そして他のエスミルト騎士団の団員は森の外にいた。足元には道があり、その道は明かりがついた大きた街に続いている。
「あれが鉱山都市·エスミルトだ。」
リーリャは目を輝かせて街を眺めている。ノイトは街を眺めながらこの先の予定について考えていた。
(本来なら森で一晩過ごす予定だったけど、1日目で森を抜けられた。今日は街の宿に泊まって、明日は1日中街で道具の準備でもしよう。)
ノイトたちは街へと歩き出した。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
[中央寄せ]エリア〚鉱山都市·エスミルト〛[/中央寄せ]
「夜なのに明るい…。あっ、ノイト!あれ何だっけ?」
ノイトがリーリャが指差す先を見ると建物の入り口に吊るされているランタンがあった。
「ランタンだね。小型のランタンならマジックバッグに入ってるよ。」
ロズウェルは話している2人に声をかけた。
「もうすっかり夜になったことだし、話は明日聞こう。次の十字路を右に曲がったところに宿屋がある。今日はそこに泊まるといい。」
「分かりました。今日はありがとうございました!おやすみなさい。」
ノイトとリーリャはロズウェルに礼を言い、宿屋へと向かった。
「こんばんは。今って泊まれる部屋空いてますか?」
2人に気付き、カウンターでコーヒーを飲んでいた老人が答えた。
「もちろん空いてるよ。1泊60ケルス[小文字]※[/小文字]だよ。」
ノイトはマジックバッグから財布代わりの袋を取り出し、カウンターに120ケルスを置いた。
毎度あり、と老人は言ってノイトたちは部屋に入った。
「リーリャ、明日はこの街で休憩して、明後日『失われた古城』に向かおう。」
「うん、分かった。おやすみ。」
部屋の明かりを消し、リーリャは右のベッドで横になって、ノイトは左のベッドに座った。
(魔獣…。かろうじて『上級魔法』で倒せたけど、この世界には魔獣の他にも魔神や魔族がいるからな…。リーリャを守るためにももっと強い魔法を使いこなせるようにならないと。)
ノイトはベッドに横になり、目を閉じた。

[小文字]※[/小文字]ケルス この世界での通貨単位。
  1ケルス=60円に相当する(適当)。

作者メッセージ

 作者の御鏡 梟(みかがみ きょう)です。
今回、ノイトとリーリャの他に主要人物となる
ロズウェルが登場しました。リーリャの記憶を戻す旅はここからどのように展開していくのか、お楽しみに!
本作を読んでの感想の他、キャラクターや世界観などについての質問も受付けています。本作品を読んでいただき、ありがとうございました!!

2025/02/23 12:13

御鏡 梟 ID:≫ m9kR/WFBrng.A
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 16

コメント
[1]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL