- 閲覧前にご確認ください -

本作は一部を除きフィクションです。
一部を除き、実在する人物、出来事、組織とは関係ありません。

文字サイズ変更

世界に溢れる夢

#16

16.止められた時の中で(1)

[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
[水平線]
[中央寄せ][明朝体][大文字][太字]災害級禁忌魔術:[[漢字]禁忌箱[/漢字][ふりがな]パンドラ[/ふりがな]]
[/太字][/大文字][/明朝体][/中央寄せ][中央寄せ]﹏﹏﹏﹏﹏[/中央寄せ]
[中央寄せ][大文字][太字]〔[漢字]時夢姫[/漢字][ふりがな]シンデレラ[/ふりがな]〕[/太字][/大文字][/中央寄せ]
[水平線]
封印を解いた魔神·マズロインの魔術とノイトの技はほぼ同時だった。
幸いなことに、ノイトの技のお陰で魔神の魔術によるノルティーク大陸全土の消滅は免れた。ただし、それはほんの一時的なことであり、魔神の魔術を相殺した訳では無い。よってノイトの技の効果が切れた途端にこの大陸は消滅する。ノイトはこの技を発動することで、魔神と自分自身の時間を止めた。その結果、他のあらゆる物質や生物、魔力の時間はそのままで、ノイトが時間稼ぎをしていることになる。
「ノイト!」
リーリャは動かないノイトと魔神を交互に見るうちに、ノイトが持っていた魔具【[漢字]時憶の指針[/漢字][ふりがな]トオクノハリ[/ふりがな]】の盾の部分に魔力で出来た時計盤のようなものが表示されているのに気づいた。
(これは…ノイトの魔法の効果が終わるまでのカウントダウン?それなら、ノイトは時間を稼いでいるってこと?私たちのために…!)
リーリャは遺跡の外へ走り出す。
(誰か…!ロズウェルさん、ベルリスさん、モルディーさん、ルベリアさん、イグさん、誰でも良いから、誰か居ないの!?)
[中央寄せ][[漢字][太字]空間転移[/太字][/漢字][ふりがな]テレポート[/ふりがな]][/中央寄せ]
「ロズウェルさん、ベルリスさん、モルディーさん、ルベリアさん…!他のエスミルト騎士団の人たちも!」
「どうしたリーリャ!何かあったのか?!ノイトは?!」
「あの…えっと、その…!!魔神が復活して!ノイトが時間を稼いでくれてるんです!!」
「ノイトが…!!たった一人でか?!」
「いつまで持つか分からないんです!」
「エスミルト騎士団、全軍出撃!!対魔神準備!!」
「[大文字][斜体]イェッサー!!!![/斜体][/大文字]」
エスミルト騎士団の騎士たちが鬨をあげたとき、イグが走ってきた。
「リーリャ!何があった!?」
「魔神が復活して!!ノイトが時間を稼いでくれてるんです!!」
「魔神が…!!すぐに止めなければ!!」
遺跡に乗り込むエスミルト騎士団を見て、リーリャも遺跡に向かって走り出そうとする。しかし、イグがそれを止めた。
「待て、リーリャ!君にはノイトのために出来ることが他にもあるんじゃないか?ノイトの大切なものを取りに行ってやれ。きっとそれは他の誰でもない、ノイトが望むことだ。」
「…はい!!」
リーリャはノイトと初めて合った場所、ミストルの町を目指して走り出した。イグは笠をさらに目深に被り、前を睨んでから遺跡に乗り込む。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
リーリャは走り始めてから20分後、貿易都市·レミステラから来たと思われる馬車を見つけた。
「あのッ、すみませんッ!!」
馬車が停まり、人が出てくる。
「どうしましたか?…かなり息が上がってるようですが…」
「すみまッせん、今ッ急いでいて、レミッステラまで行きッたいんですけど、[漢字]瞬間移動[/漢字][ふりがな]ワープ[/ふりがな]出来ッませんか?」
「あぁ、出来るよ。レミステラの前で良いかな?」
「…はい。お願いします!」
[[漢字][太字]瞬間移動[/太字][/漢字][ふりがな]ワープ[/ふりがな]]
「ありがとうございました!!」
リーリャはすぐにレミステラの中枢部まで走り出した。以前リーリャはノイトに、各都市には空間転移が出来る『[漢字]門[/漢字][ふりがな]ゲート[/ふりがな]』というものがあることを聞いたことがある。
([漢字]門[/漢字][ふりがな]ゲート[/ふりがな]を使えばレミステラから、ミストルの町に1番近い都市·ノルストラに移動出来るはず!!)
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
遺跡の最深部に着いたエスミルト騎士団とイグは、異様な光景を見た。
「これは…!!」
「まずいな…!」
止まった魔神の周りの魔力が少しずつ動き始めてきている。魔力はやがて魔物のような形になり、ロズウェルたちに襲いかかってきた。
「迎撃態勢!攻撃準備!」
ベルリスは杖を前に掲げる。
[中央寄せ][[漢字][太字]封印[/太字][/漢字][ふりがな]シール[/ふりがな]][/中央寄せ]
下から光る鎖が何本も出てきて、魔物たちを絡め取る。しかし、魔神の魔力はまだたくさんあり、魔物はどんどん増えていく。
[中央寄せ]居合[[漢字][明朝体][太字]時雨[/太字][/明朝体][/漢字][ふりがな]しぐれ[/ふりがな]][/中央寄せ]
イグが駆け抜けながら魔物たちを切り刻む。しかし、きりがない。【[漢字]時憶の指針[/漢字][ふりがな]トオクノハリ[/ふりがな]】が示す残り時間は少しずつ近づいてきている。

[小文字][中央寄せ][太字]ノイトの放った技〔[漢字]時夢姫[/漢字][ふりがな]シンデレラ[/ふりがな]〕の効果終了まで:残り [下線]41[/下線]分[/太字][/中央寄せ][/小文字]

作者メッセージ

 作者の御鏡 梟(みかがみ きょう)です。
今回から魔神戦が始まります。果たしてノイトたちはどうなるのか?次回もお楽しみに!(とは言えません)
本作を読んでの感想の他、キャラクターや世界観などについての質問·考察も受付けています。本作品を読んでいただき、ありがとうございました!!

2025/03/04 18:58

御鏡 梟 ID:≫ m9kR/WFBrng.A
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 16

コメント
[1]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL