- 閲覧前にご確認ください -

本作は一部を除きフィクションです。
一部を除き、実在する人物、出来事、組織とは関係ありません。

また、一部微細な暴力表現が含まれている場合があります。
これを苦手とする方は閲覧をお控えいただくことをお勧めします。

文字サイズ変更

世界に溢れる夢

#99

99.孤独

[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]

ノイトは【[漢字]時憶の指針[/漢字][ふりがな]トオクノハリ[/ふりがな]】を振りかぶって攻撃をする。

[中央寄せ][大文字][斜体][明朝体][太字]〔[漢字]魔力斬[/漢字][ふりがな]マギノ・スラッシュ[/ふりがな]〕[/太字][/明朝体][/斜体][/大文字][/中央寄せ]

ノイトが放った斬撃は魔神に命中したが、大した効果はないようだった。
(どうしよう...このままだともう一体の魔神の方に応戦できない...。)
向こうからは何も仕掛けてこないものの、ノイトが一方的に魔力を消費している状態になっている。恐らくこの魔神が司る孤独をどうにかしなければいけないのだろう。幸い、相手から攻撃を仕掛けてくることはないようだった。しかし、それは魔神の討伐に於いて不便が多すぎる。
([漢字]迎撃[/漢字][ふりがな]カウンター[/ふりがな]は使えないし、多分[漢字]小夜啼鳥[/漢字][ふりがな]ナイチンゲール[/ふりがな]は僕の魔力で出来ているから僕と同じ所に居る...。)
[大文字][明朝体]「人の子...[漢字]主[/漢字][ふりがな]ぬし[/ふりがな]は孤独だ...。」[/明朝体][/大文字]
「違います。仲間や友達が居ますから。」
[大文字][明朝体]「ここには...[漢字]主[/漢字][ふりがな]ぬし[/ふりがな]だけだ......。」[/明朝体][/大文字]
「心の中に、居るじゃないですか。」
[大文字][明朝体]「うぬの心は空っぽだ.........。」[/明朝体][/大文字]
「僕の心は半分満たされていて、半分は空っぽですよ。」
魔神が独り言を漏らしたお陰で、ノイトには説得のチャンスが訪れた。これを逃してしまっては討伐は不可能となってしまう可能性も高い。集中力を高めたノイトはここぞとばかりに魔神に語りかける。
「あなただって、ずっと独りだったとしても愛を感じることはあります。それが魔力で偽ったものでも、本物の愛でも。心は意外と単純なんです。」
[大文字][明朝体]「愛...。」[/明朝体][/大文字]
「そうです。愛です。あなたは、知らないですか...?」
[大文字][明朝体]「愛...。」[/明朝体][/大文字]
またリトゥスが同じことを繰り返すようになった。1回目は、リトゥスの相手をする仲間たちが全員揃ったことを告げたことで先に進んだ。先程と同じであれば、今回も何等かの条件を満たせば先に進めるのかもしれない。
(なんかそういうゲームみたいだな...。でもまぁ、[漢字]予想[/漢字][ふりがな]これ[/ふりがな]が当たっていればそれで良い。)
「愛、教えてあげましょうか?」
[大文字][明朝体]「愛...。それは、何だ?」[/明朝体][/大文字]
ノイトは今かなり難しいことを聞かれた。しかし、ノイトが前世での16年間と現世での15年間で培った思想は、すぐにその答えを弾き出す。
「これはあくまでも僕の答えですけど...愛は、“[漢字]絆[/漢字][ふりがな]ほだ[/ふりがな]し”ですよ。」
[大文字][明朝体]「絆し...か。なぜ、そう言えるのだ...?」[/明朝体][/大文字]
「愛を感じると、人はその愛に惹かれたり、甘えたりすることが多いです。そしていつか、その愛がなければ物足りないと感じてしまうようになります。要するに、依存です。」
[大文字][明朝体]「愛は、依存か...。」[/明朝体][/大文字]
「それだけじゃありませんよ。逆に言えば、あなたのように自分を孤独だと思いこんでいる人でも、何かに縋ることが出来ます。あなたは、心の支えとして、僕をここに呼んだんじゃないですか?」
[大文字][明朝体]「心の支え...。」[/明朝体][/大文字]
ノイトは笑みを浮かべた。“記憶の魔神”との対峙では、魔神の存在と存在意義を矛盾させることで打ち勝つことが出来た。恐らく、少なくともこの個体は同じ手法で勝てる。
「あなたは、もう僕をここに呼びました。僕は、あなたと関わっています。あなたはもう、孤独じゃないです。」
空間にヒビが入る。しかし、まだ壊れない。直後、ノイトの心に酷く冷たい、思い何かを感じた。
[大文字][明朝体]「それでも、孤独だ......。」[/明朝体][/大文字]
(...精神的な孤独......前世の僕と同じじゃないか...。)
ノイトは前世で孤独を感じていた。良くも悪くも孤立していて、友人関係は良好だったが、それだけだった。1人で居ることを好み、人を避けてきたのだ。だからこそ、ノイトにはそれがより重くのしかかってくるように感じる。
[大文字][明朝体]「孤独はどこまで行こうが、孤独なのだ...。」[/明朝体][/大文字]
(ゼロに何をかけてもゼロなのと同じ......いや、ゼロじゃない。意味や価値は後から自ずと着いてくるもの。最初から何かを求めることばかりじゃないはずだ。)
ノイトは武器を構えて静かに闘志を燃やした。前世の自分のことを思い出し、それをリトゥスへと告げる。
(そう、だったな......。[漢字]心的外傷後成長[/漢字][ふりがな] P T G [/ふりがな]か...。)
「確かに孤独は孤独です.........だけど、必ずその不満を和らげる何かがあるはずです。たとえ完全に孤独にはならなくても、楽しかった記憶や嬉しかった記憶は悲しみや苦しみを希釈するはず...そうでしょう。」
[大文字][明朝体]「孤独の寂寥は...満たされない...。」[/明朝体][/大文字]
「満たすんじゃないです、塗り替えるんです。悲しみの上から無理やり作った笑みで塗り替えたとしても、それで周りが安心すればそれで良い。周りのことを考えているだけで、それは孤独じゃないって思い込むだけで心は随分と楽になる。だから、単純......過去に縛られずに生きるのは難しいことかもしれないですし、それは逃げじゃないかとも思いますよね。だけど、あなたに必要なのは愛を理解しようとする好奇心や探究心と、誰か依存することなく生きる意志です。逃げかどうかは問題じゃありません。」
ノイトの言葉には重みがあった。前世では周りから浮いていて孤立することが多かったノイトは、リトゥスと自分を重ねて見ている。しかし、似ている部分もあるが、違う部分の方が多かった。
「あなたは自分の殻を破れない不器用な独りよがりです。それで良いんですか?」
[大文字][明朝体]「うぬは孤独だ...故に周りと関われない...。」[/明朝体][/大文字]
「違います。周りと関わろうとしないから孤独なんです。」
[大文字][明朝体]「.........。」[/明朝体][/大文字]
ノイトは黙ったまま何か戸惑っている様子の魔神を引っ叩いて目を覚まさせることにした。

[中央寄せ][大文字][斜体][太字][明朝体]〔[漢字]魔力打撃[/漢字][ふりがな]マギノ・スパンク[/ふりがな]〕[/明朝体][/太字][/斜体][/大文字][/中央寄せ]

甲高い...というにはあまりにも思い音が響き、リトゥスは体勢を崩す。直後、既に【[漢字]時憶の指針[/漢字][ふりがな]トオクノハリ[/ふりがな]】がリトゥスの首を捉えていた。目の前に居るリトゥスの肉体は斬り離された部位から灰となって崩壊していく。
「あ、そうだ......あなたは、あなた自身の意志に従って動いていました。だから、あなたは孤独じゃないです。」
[大文字][明朝体]「......そう、か.........。」[/明朝体][/大文字]
目の前の魔神は音もなく消滅し、ノイトはリトゥスの別の個体とルミナスが居る場所に立っていた。
「ルミナ...。」
[太字][明朝体]「お兄ちゃん!大丈夫でしたか?リーリャ様やフィルマリー様やリュミエさんは大丈夫でしょうか...。」[/明朝体][/太字]
「僕は大丈夫。それに、リーリャたちもきっと大丈夫だと思う。今は目の前の個体に集中しよっか。」
ルミナスは聖剣を抜いていて、目の前に居るリトゥスは細長い枝のような物を持っていた。ルミナスと対峙していたリトゥスは攻撃をしてくるようだ。
(一人ひとりに対して違う一面で接している、ってことで良いのかな...?)
ノイトが対峙していたリトゥスとの戦闘にかかった時間はゼロではない。その間もルミナスは戦っていたのだ。であれば、ルミナスでも対処出来るレベルの強さだった可能性が高い。
[大文字][明朝体]「孤独への冒涜か...1対2とは卑劣な...。」[/明朝体][/大文字]
「“冒涜”...?孤独にプライド持ってるんですか?」
[大文字][明朝体]「配慮が足りん...人の子め...。躾けてやろう...。」[/明朝体][/大文字]
「お断りしま〜す。」
そこでルミナスが振るった剣がリトゥスへと向かっていく。それは金色の魔力を帯び、後ろへ跳んで避けたはずのリトゥスの胴を捉えた魔力の斬撃となっていた。次の瞬間にはリトゥスが持っていた細長い棒状のものがルミナスの眼前へと迫っていたが、ノイトがそれを打ち返す。

[中央寄せ][大文字][斜体][明朝体][太字]〔[漢字]魔力打撃[/漢字][ふりがな]マギノ・スパンク[/ふりがな]〕[/太字][/明朝体][/斜体][/大文字][/中央寄せ]

ルミナスの攻撃の余韻でリトゥスはダメージを受けていた。
[大文字][明朝体]「ぐっ...ハァ......。うぬは...孤高を貫く......負けるわけには行かないのだ!」[/明朝体][/大文字]
「それにしては弱すぎます。あなたと“終焉の魔神”、どっちの方が強いんですか?」
[大文字][明朝体]「それは......アイツだ。...だがアイツが居ない今、孤高を極めるのはうぬだ。最強の魔神は、うぬになる!」[/明朝体][/大文字]
「口だけは立派ですね...。そんなボロボロの身体で何が出来るんです?」
[大文字][明朝体]「うぬは...!魔神としての誇り、[斜体]ガァッ!![/斜体]」[/明朝体][/大文字]
ノイトがリトゥスを斬り飛ばす。ルミナスはまだ聖剣を構えたままだが、ノイトが来たことで安心しているようだった。リトゥスの肉体はルミナスの攻撃を受けた箇所から崩壊していっていたが、まだ話せるようだ。
[大文字][明朝体]「まだだァ...!うぬこそ、孤高の、さいきょ、[斜体]オ゙[/斜体]」[/明朝体][/大文字]
ノイトは容赦なくそのリトゥスが持っていた棒で喉を突く。そのままリトゥスは完全に崩壊し、ノイトとルミナスはリュミエと別のリトゥスが居る空間に居た。リュミエはノイトたちから少し離れた場所に居て、目にはうっすらと涙が浮かんでいるようだ。
(リュミエ...なんか、泣いてる...?)
様子を見ていると、何か壁のようなものに当たって顔をしかめていた。リュミエが壁と当たるとその壁は割れて消える。しかし、それと同時にリュミエは悲しそうな表情を浮かべ、どんどん元気がなくなっていた。
[太字][明朝体]「リュミエさん!」[/明朝体][/太字]
リュミエの耳にはルミナスの声は届いていないようだった。ノイトが一歩踏み出すと、目の前に壁が現れた。その壁のようなものには笑顔のリーリャが映っていて、少し時間が経つとそれが割れてしまった。
[斜体](...!!)[/斜体]
それと同時に心のどこかが冷たく、何かが消えたような感じがした。この個体はリトゥスの精神的な何かの面を示しているのだろう。リュミエは恐らく、これを何度も経験している。リュミエは“幻惑の魔神”としての能力を備えており、他人を惑わすことが出来る。しかし、その分リュミエ自身も惑わされやすいのだ。
「リュミエ!」
ノイトの声も届いていないようだった。ノイトがさらにリュミエの方へと駆け寄ると、連続して何かが割れる音がして心が痛む。
[斜体](これは...楽しかった記憶を...壊している、のか...?)[/斜体]
ノイトは【[漢字]時憶の指針[/漢字][ふりがな]トオクノハリ[/ふりがな]】を振るってリュミエの周りに浮かぶ壁へと魔法をかける。

[中央寄せ][大文字][斜体][明朝体][太字]〔[漢字]記憶の回想[/漢字][ふりがな]メモリー・レミニセンス[/ふりがな]〕[/太字][/明朝体][/斜体][/大文字][/中央寄せ]

ノイトが放った魔法によって記憶の壁が砕け散る代わりに、リュミエの目の前には本物のノイトが居る。
「え...?本物...なの...?」
「...本物だよ。触ってみる?ほら。」
リュミエがノイトの手に触れた瞬間、ノイトの手の熱が伝わってきて涙が零れ落ちた。
「ノイトくん...!!」
ノイトは首に巻き付いてきたリュミエの腕の温もりを感じながら、軽く頭を撫でてあげる。
「もう大丈夫だって......泣かないでよ、ね?ほら、僕はそう簡単には消えないだろうし。魔神を倒し終わったらお菓子買ってあげるから、もうちょっとだけ頑張ろ?」
リュミエがニヤリと笑う。
「言質取ったり〜!約束だからね?指切った!!」
「...まんまとはめられたなぁ...。元気そうで何よりだよ。」
「えへへ〜。ノイトくん、ついさっきまで心配だったんでしょ?私のことで。ね?そうだよね?ねぇ?」
リュミエはノイトを煽るために芝居を打っていたようだった。ノイトはそれに見事に騙されて気を許してしまったわけだ。このことについて、ノイトに弁明の余地はない。
「ねぇ、どうなの?早く答えてよ〜、ほら〜!」
「...そうに、決まってるでしょ。」
「...え......?」
ノイトは僅かに赤くなった顔を隠すように手の甲を口と頬に付け、気まずさを紛らわすためか目線をそらしている。リュミエはノイトが本当に自分のことを心配してくれていたのだと気づき、頬が熱くなったのを感じた。
「ふ、ふ〜ん......そうなんだ〜?なら、良かった。私はそう簡単には泣かないよ〜!! もう、ノイトくんったらかわいいなぁ!ぎゅーしてあげよっか?」
ノイトは表情を元に戻してリトゥスの方へと武器の切っ先を向ける。
「あんまり調子に乗らないでよね?やられたらやり返すのは僕の中では当然だよ。一方的にやられるだけは嫌だからね〜。」
ノイトも芝居を打っていたようだった。少しの間間が空き、リュミエがそれに気づくと顔をさらに赤くした。
「...やられた...。せっかく勝てたと思ったのに。[斜体]チェッ[/斜体]」
「ふっふっふ...リュミエにはまだ早かったかな?無理に勝とうとしなくても平気だよ。勝てないのはしょうがないんだし。こういう言い方をするのもちょっとアレなんだけど...身の程知ろ?」
突如として始まった芝居からの煽り合戦はノイトに旗が上がった。笑顔で状況に応じて言葉を変えるのはノイトの得意分野の1つである。このスキルは前世から持ち合わせていて、転生後は使用する場面がほぼなかったものの、リュミエと出会ったことで復活したようだった。
「ほら、リーリャとフィルさんの所に行かないとでしょ?早くあれを倒しちゃおう。」
「むぅ...わかった。ノイトくん、覚えててよね?」
「多分きっと、恐らく覚えてない。以上。突撃!」

[中央寄せ][大文字][斜体][明朝体][太字]〔[漢字]魔力斬[/漢字][ふりがな]マギノ・スパンク[/ふりがな]〕[/太字][/明朝体][/斜体][/大文字][/中央寄せ]

ノイトが放った斬撃がリトゥスを消滅させた。リュミエと対峙していた個体はそこまで強いわけではなかったようだ。
次に、ノイトとルミナスとリュミエはフィルマリーの元に居た。フィルマリーが対峙している個体はぬいぐるみの行列に攻撃されていた。
「あ〜...えっと、フィルさん?何をしてるんですか...?」
「ノイトさん、ご無事で何よりです!! 今は丁度私の夢の中での出来事を再現しているところです!」
「夢の中での出来事...?」
「はい!あの霧がかった街に迷い込む前の日の夜に古い小屋で泊まったじゃないですか?あのときに見たんです!!」
ぬいぐるみは列をなして行進し、どれかがリトゥスに弾き飛ばされたとしてもまた次のぬいぐるみが攻撃出来るようになっている。ノイトは見ていなかったのだが、待賢都市・グレイベアルドでの七賢との戦闘で、このぬいぐるみはフィルマリーの魔力に反応して爆発していた。それが今、目の前で引き起こされる。
「えいっ!」
リトゥスにしがみついたぬいぐるみが爆ぜ、リトゥスは炎に包まれた。そのまま容赦なくぬいぐるみたちがリトゥスに飛びついては爆ぜ、飛びついては爆ぜるというループが繰り返されていた。
「...すごく丈夫ですね、あれ。」
「そうなんですよ!さっきからずっとぬいぐるみさんたちに攻撃してもらっているのに、全然効いていないんですよ〜!! ノイトさん、何とかしてください!」
「えぇ...?」
ノイトは【[漢字]時憶の指針[/漢字][ふりがな]トオクノハリ[/ふりがな]】の[漢字]魔霊晶[/漢字][ふりがな]アメジスト[/ふりがな]に魔力を込め、その武器をリトゥスに向かって真っ直ぐと突き出す。

[中央寄せ][大文字][斜体][明朝体][太字]〔[漢字]魔力刺突[/漢字][ふりがな]マギノ・スタッブ[/ふりがな]〕[/太字][/明朝体][/斜体][/大文字][/中央寄せ]

リトゥスの体内からノイトの魔力がその肉体を押し出し、リトゥスの肉体は破裂した。
[太字][明朝体]「わぁ......!すごいです、お兄ちゃん!!」[/明朝体][/太字]
「さっすがノイトく〜ん!」
リュミエの機嫌がもう直っていることに少し呆れつつ、ノイトはため息をついた。
(ハァ...あとは本体かな?)
ノイトが真っ直ぐと見据えた先には、“孤独の魔神”リトゥスが立っていた。
[大文字][明朝体]「うぬは、孤独だ。...満たしてみせよ、この[漢字]空[/漢字][ふりがな]から[/ふりがな]の心を。」[/明朝体][/大文字]
ノイトは【[漢字]時憶の指針[/漢字][ふりがな]トオクノハリ[/ふりがな]】を降ろし、ルミナスの方を振り向いた。
「ルミナ。[漢字]あれ[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]を出してくれる?」
[太字][明朝体]「...!はい、分かりましたっ!!」[/明朝体][/太字]
ルミナスが自身のマジックバッグから取り出したのは小さな小箱。ノイトから貰ったその箱を開くと、綺麗な音色が流れる。

[水平線]

[中央寄せ][大文字]超級魔法:[太字][明朝体]『[漢字]幻想廻転琴[/漢字][ふりがな][斜体]オルゴール[/斜体][/ふりがな]』[/明朝体][/太字][/大文字][/中央寄せ]

[水平線]

[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]

[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]

全ての音色が鳴り終わり、リトゥスは生まれて初めて微笑みを浮かべた。
[大文字][明朝体]「...見事な音色だ。...うぬは満たされた......孤独ではなく...。これで、これで全て良いのだ......感謝するぞ、人の子らよ......。」[/明朝体][/大文字]
魔神は灰となって崩壊し、その場には沈黙が残った。
[太字][明朝体]「お兄ちゃん!やりましたね!! 本当に魔神をやっつけてしまうだなんて、本当にスゴいです!!」[/明朝体][/太字]
「ふふっ、ありがとう。ルミナも頑張ってたでしょ、お疲れ様。」
「ノイトくん、私も褒めて〜!」
「ノイトさん、私も!」
ノイトは東の方を向いてそれを断る。まだもう1体、魔神が居るのだ。何かあってからでは遅いため、急がなくてはならない。
「いや、まだもう1体居るでしょ。次はあれを倒さないと。みんなにはもう充分頑張ってもらったと思うけど、もうちょっとだけ付き合って欲しい。」
[太字][明朝体]「...はい!」[/明朝体][/太字]「当然!」「了解ですっ!!」
4人は一斉に街の南東の方角へと駆け出し、もう1体の魔神の方へと向かうのだった。


作者メッセージ

 作者の御鏡 梟(みかがみ きょう)です。
今回は“孤独の魔神”リトゥスとの戦闘を描きました。次回もお楽しみに!!
本作を読んでの感想の他、キャラクターや世界観についての質問も受け付けています。
本作品を読んでいただき、ありがとうございました!!

2026/01/30 21:22

御鏡 梟 ID:≫ m9kR/WFBrng.A
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 102

コメント
[6]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL