晴れでも雨でもない
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
[明朝体]数ヶ月後[/明朝体]
僕らは入院中仲良く過ごした。
雨宮と居ると、暗い事も考えなくなったし、なにより楽しい。せっかくだし、雨宮との思い出でも思い出すか…特に面白い話だけ、持ってこようか。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
雨宮の見舞いによく来る友達は「端田(たんだ)」というらしい。あれは、僕が端田と冗談を言い合える程仲良くなった頃の話だ。丁度、端田が見舞いに来た時、雨宮は先生から呼び出されていて、居なかったのだ。別に気まずくもなく、いつも通り話してた。
そしたら、ふと思いついたかのように端田が言った
[中央寄せ]「雨宮を嫉妬させようぜ(ニヤ」[/中央寄せ]
僕は面白そうだったので、その話にノッた。作戦は至ってシンプル。雨宮が帰ってきたら、端田に抱きついて、「好き」というだけ。僕は、そんなんで嫉妬させられるか?としか思えなかった。「成り行きに任せよう。」なんて考えていると、
[明朝体]ガラガラガラ[/明朝体]
雨宮が帰ってきた。端田が合図したら作戦実行だ。
[中央寄せ]「お!端田!来てのか!
ごめん、先生に呼ばれてて…
てか、晴人、何もされてないか?」[/中央寄せ]
お、これは中々良いセリフ言ってくれましたね。そこに、絶好のチャンスと言わんばかりに、端田が合図をしてきた。端田が喋り始める。
[中央寄せ]「ぜーんぜん大丈夫(ニコ
てかさ、晴人ってちょー可愛いね
俺、晴人の事好きかも!」[/中央寄せ]
おお…端田、そこまで言うのか。雨宮は、それを聞いてポカンとしている、情報が追いついていないようだ。これは盛大にノッてやろう。
[中央寄せ]「え!端田、それ本当?
やった!僕も端田のこと、
だーいすき♡(ギュ」[/中央寄せ]
僕は言うと同時に端田に抱きつく。僕は、生きてきた中で、一番可愛く行動した気がする(笑)ここまで、順調に作戦は進んでいる。雨宮の反応は…と
雨宮はシュンとしていた。てか、かなり顔色が悪そうだ。あいつ、そんなにショック受けたのか?
さすがに、僕と端田は心配になって、ドッキリをしていて、全部嘘だと言って、事の経緯を一から話した。
雨宮は、話を聞いていく内に顔色はすっかりなおった。なんなんだよ…情緒不安定な人か…?
そんなこんなで端田は帰る時間になり帰っていった。
その夜、雨宮が僕に「ちょっと来て」と言ってきた。僕がベットから出て、近くにいくと、
[中央寄せ]「あの…昼のドッキリってさ…
本当にドッキリ?…」[/中央寄せ]
不安そうに聞いてきた。そんなに気にする事だったのか?とも思いつつ
[中央寄せ]「ドッキリだから安心しろ」[/中央寄せ]
と言っておいた。そしたら、
[中央寄せ]「良かった…(ホッ
でもさ、今日は一緒に寝ない?…//
やっぱ寂しいというか…//」[/中央寄せ]
別に僕は嫌じゃなかったのでOKと返した。雨宮はだいたい足は治ってきたので、あまり心配は無かったが、もしかしたら、看護師さんに怒られるかもしれないという不安があったが、そんな事ほぼ気にならなかった。なにより、雨宮の誘いが嬉しかった。
雨宮はいつも通り僕におやすみと言ってくれた、と同時に僕を抱きしめた。なんやかんや言って、僕は初めて雨宮と一緒に寝た、不覚にも少しドキドキした。でも僕はそれよりも、久しぶりに人の温もりを感じた気がした。こんなに、人は温かったのだろう、それとも雨宮だからなのか、分からなかった。だけど、俺はその幸せに溺れてそのまま寝てしまった。
次の日、案の定僕らはすごい怒られたとさ。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
[明朝体]数ヶ月後[/明朝体]
僕らは入院中仲良く過ごした。
雨宮と居ると、暗い事も考えなくなったし、なにより楽しい。せっかくだし、雨宮との思い出でも思い出すか…特に面白い話だけ、持ってこようか。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
雨宮の見舞いによく来る友達は「端田(たんだ)」というらしい。あれは、僕が端田と冗談を言い合える程仲良くなった頃の話だ。丁度、端田が見舞いに来た時、雨宮は先生から呼び出されていて、居なかったのだ。別に気まずくもなく、いつも通り話してた。
そしたら、ふと思いついたかのように端田が言った
[中央寄せ]「雨宮を嫉妬させようぜ(ニヤ」[/中央寄せ]
僕は面白そうだったので、その話にノッた。作戦は至ってシンプル。雨宮が帰ってきたら、端田に抱きついて、「好き」というだけ。僕は、そんなんで嫉妬させられるか?としか思えなかった。「成り行きに任せよう。」なんて考えていると、
[明朝体]ガラガラガラ[/明朝体]
雨宮が帰ってきた。端田が合図したら作戦実行だ。
[中央寄せ]「お!端田!来てのか!
ごめん、先生に呼ばれてて…
てか、晴人、何もされてないか?」[/中央寄せ]
お、これは中々良いセリフ言ってくれましたね。そこに、絶好のチャンスと言わんばかりに、端田が合図をしてきた。端田が喋り始める。
[中央寄せ]「ぜーんぜん大丈夫(ニコ
てかさ、晴人ってちょー可愛いね
俺、晴人の事好きかも!」[/中央寄せ]
おお…端田、そこまで言うのか。雨宮は、それを聞いてポカンとしている、情報が追いついていないようだ。これは盛大にノッてやろう。
[中央寄せ]「え!端田、それ本当?
やった!僕も端田のこと、
だーいすき♡(ギュ」[/中央寄せ]
僕は言うと同時に端田に抱きつく。僕は、生きてきた中で、一番可愛く行動した気がする(笑)ここまで、順調に作戦は進んでいる。雨宮の反応は…と
雨宮はシュンとしていた。てか、かなり顔色が悪そうだ。あいつ、そんなにショック受けたのか?
さすがに、僕と端田は心配になって、ドッキリをしていて、全部嘘だと言って、事の経緯を一から話した。
雨宮は、話を聞いていく内に顔色はすっかりなおった。なんなんだよ…情緒不安定な人か…?
そんなこんなで端田は帰る時間になり帰っていった。
その夜、雨宮が僕に「ちょっと来て」と言ってきた。僕がベットから出て、近くにいくと、
[中央寄せ]「あの…昼のドッキリってさ…
本当にドッキリ?…」[/中央寄せ]
不安そうに聞いてきた。そんなに気にする事だったのか?とも思いつつ
[中央寄せ]「ドッキリだから安心しろ」[/中央寄せ]
と言っておいた。そしたら、
[中央寄せ]「良かった…(ホッ
でもさ、今日は一緒に寝ない?…//
やっぱ寂しいというか…//」[/中央寄せ]
別に僕は嫌じゃなかったのでOKと返した。雨宮はだいたい足は治ってきたので、あまり心配は無かったが、もしかしたら、看護師さんに怒られるかもしれないという不安があったが、そんな事ほぼ気にならなかった。なにより、雨宮の誘いが嬉しかった。
雨宮はいつも通り僕におやすみと言ってくれた、と同時に僕を抱きしめた。なんやかんや言って、僕は初めて雨宮と一緒に寝た、不覚にも少しドキドキした。でも僕はそれよりも、久しぶりに人の温もりを感じた気がした。こんなに、人は温かったのだろう、それとも雨宮だからなのか、分からなかった。だけど、俺はその幸せに溺れてそのまま寝てしまった。
次の日、案の定僕らはすごい怒られたとさ。
[中央寄せ]・・・[/中央寄せ]
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