[太字]ホカホカ[/太字]
いつぶりに落ち着いただろう。
家に帰って母さんを見たのはさっきなのに…。
俺は改めて追い詰められていたんだなと自覚した。
しかも好きな人の家にいると言うのにさっきまで俺はなんて言う態度をとっていたのだ。
さっきまでの俺消えろ！

そう願っても消えてはくれない。
「玲くん！お風呂どうだった？落ち着いた？」
「ああ　ありがとう。気持ちよかったよ。」
「よかった〜。それと、お水どうぞ。」
「あ、それと飛鳥ちゃんのお母さんも色々ありがとうございます。」
「あら、全然いいのよ。玲くんもゆっくりして行ってね。」
本当に飛鳥ちゃんとお母さんは優しくて、いつまでもここに入れそうだった。