僕は数時間経ちようやく対戦相手が決まっていた。

翔田「相手はEランクか…まあ誰だろうと結局勝つしかないけどな」

僕は対戦場所へと向かっていった。

僕は対戦場所に着いていた。
そこには懐かしい…わけではないが久しぶりに見る姿があった。

空操「よぉ…前回は負けたけどなあ…今回はそう上手くいかねえからな…」

翔田「前喧嘩売ってきて返り討ちにされたのによく懲りないな、お前は」

あの返り討ちにされた空気を操る能力を持っていた奴だ。
そしてまた攻撃をしてくる。だが前回とは違った。

翔田（そうか…対戦場所を体育館倉庫にしたのはこれが狙いか…このままじゃ最悪死ぬ…）

空操「どうだ！ここは体育館倉庫、空気を出入りさせる場所なんてものはない！つまりここから全ての空気を外に出せばここは真空状態になる！そしてお前は呼吸ができずに数分で窒息死する！だが俺の所へは僅かな空気を送っているから俺は大丈夫だがな」

こいつ、意外と頭使うな。体育館倉庫のような狭い部屋なら空気を抜くのが簡単だ。
それに細くて鋭い空気が張ってある。指は簡単に切れるだろう。
だが所詮は空気だ。
僕はナイフを取り出した。一本ではなく10本程度のナイフを持ちそれを全て投げた。
糸のような空気は全て破壊し相手の所まで届いた…が勿論空気の塊に弾き飛ばされた。
そして空気がどこにあるのかも分からない。
仕方なくさっき買っていたペットボトルを取り出し容器を破壊した

翔田「確か真空状態では熱がないから水は凍って氷になってるらしいからさあ…この氷を細かく砕いて投げればどこに空気があるか分かるって事だなあ…」

そして氷を投げ一部の氷は途中で砕けたり弾かれたりした。
そして僕はその空気のある場所を全て覚えて空気のない場所を通り相手に近づいた。
そしてナイフで刺した。だが勿論空気を張っていて弾き飛ばされた。

翔田「お前、気づいてないのか？俺が[太字]あえてナイフを弾き飛ばさせた[/太字]って事に…」

そのナイフは弾き飛ばされたが丁度真後ろにあった空気にまた弾かれ天井に当たった。
そしてその真下には相手がいてナイフは下に刃がある。
だが刺さる直前に焦って空気を移動させ防御した。
そしてさっき弾いてきた空気は無くなりその隙にまたナイフで刺し決着は着いた。