僕は色々と紹介してもらっていた。ランクが上がる事に便利になって行くようなシステムだったがFランクの時とは全く別だった。
寮も一人部屋を二人で使っているような感じだったが3、4人部屋くらいのサイズを一人で使える。

夢好「これで大体紹介し終わったよ。何か困ったら僕に聞くといいよ。じゃ、僕は先に戻ってるね」

そういって自分の寮へと戻っていった。

翔田「ふぅ…まあ今日は疲れたしぐっすり眠るか…」

そうしてベッドに入り眠ろうとした時だった。

[太字]ドンドンドン[/太字]

ドアをノックする音がした。
なんだよ、こんな夜中…ではなく6時にと思いながらドアを開けた。そこには意外な人物がいた。

「や、久しぶり翔田君！いやー、どこの中学で別れてどこの学校に行ってるかと思ったらまさかこの学校に来てるなんてね」

懐かしい声がした。最後に会ったのは数年前…

翔田「…妖白か？もしかして…」

妖白「よく分かったね。まあそりゃ昔から仲良いしね。それにしても丁度隣の空き部屋が翔田君の寮になるなんてね。それにしてもなんかあんま変わんない気がするけどなんか変わった気もする…」

妖白　こいつは小学校より前から仲の良い幼馴染だ。中学校を卒業してから別れて一度も会っていなかったから会うのは2年ぶりくらいか…

翔田「妖白こそ成長したようだな。ちなみに僕はあんま変わっていないけれど」

妖白「ま、立ち話もあれだし部屋に入ろうよ。今丁度温かい飲み物もあるしね」

そうして妖白の部屋へ行き思い出話をするのだった