僕は呼び出された校長室へと来ていた。

翔田「えと…今回はどのようなご用件で…」

校長「まあそう緊張するでない。そこまで大事な話でもないからの。まあ大体何を聞かれるかは察しているだろうがさっき何故能力すらないのにアイツを倒せたかという事を聞こうと思っての」

翔田「昔から何かあった時のために鍛えていただけです」

校長「おかしいの。能力のある人間は肉体をそこまで鍛えれない。だからといってなんの能力もない人間が辿り着ける域でもなかろう」

翔田「僕でもどうしてかなんて分かりませんよ」

校長「そうよのう。まあそんな話はどうでもよい。あの時倒したのはDランク、それに上位の存在だったの。それによって実力が認められたのかFランクからDランクへ昇格できるぞ。まあできるぞとは言っても変える事はできないし昇格を認める事を強要されるだろうから結構Dランクに昇格するだろうがな。まあここで決めるのもありだが…」

翔田「まあこんなチャンス逃すわけありませんよ。Dランクへの昇格を認めます」

校長「そうか。Dランクへ昇格したならば色々と変える所があるのう…まあ今日は疲れただろう。寮とかの紹介をしてくれる奴ならすでに廊下に呼んでおる。まあ話は以上じゃ」

翔田「ありがとうございました、失礼しました」

そういいながら校長室から出て行った。

「やあ、君がFランクからDランクまで一気に昇格できたという翔田君だね」

翔田「そうだけど…確かどっかで見たような感じがするなあ…」

「まあ、そこそこ有名かもしんないからね。元Bランクだったからね」

翔田「Bランク…ってもしかしてあの夢好さん？」

夢好「正解。まあ話は歩きながらするか」

夢好　この人は能力が分かっていて攻撃の内容も分かっているのに何故か負ける事の全くない謎のBランクだ。ちにみにBランクやAランクやSランクは有名でSランクの上位の人なら知らない人はいないという感じだ。

夢好「じゃあいろいろと説明するよ」