能力がある世界でも能力が全てじゃない
魔王「まずは無能、お前からだ。もう一人の方は別次元へと飛ばした」
翔田「そうか。確実に一人ずつ殺すつもりか」
魔王は指を僕へさすように向けてくる。
何か来る、と思った時咄嗟に避けていた。
翔田「避けてよかった…これが当たってればそこで終わっていたか…」
何やら光線のようなものが放たれていた。
回避できたが命中した部分からは煙…いや火が出てきている。そして暗くて底が見えなくなっている。
そんな物騒なものを指から銃を乱射するように放つ。
数発くらってしまい瀕死の状態になった。
魔王「よくここまで避けれたな。最後は確実に始末するためこの手で消す」
そして僕へ触れる。おそらく無力化…いやそんなもんじゃないだろう。もっと確実に消すため跡形もなく消し飛ばすだとかそういうのを使うのだろう。
翔田「気づかないのか…焦っているのか?それともただ舐めているのか…どちらにせよこれでお前を瀕死までやれるならいいんだがな…」
魔王「…なるほどな、確かに油断しすぎたな…」
[大文字]ドコォォォーーン!![/大文字]
大爆発がする音がした。
それと同時に大地震かと思うほどの衝撃が走った。
魔王「まさか、ここまでやるとはな…咄嗟にガードできたが命中していれば粉々になっていただろうな…すでに負けると知っていたから体内に大量の火薬を入れていたようだな」
学校どころかその半径数十…数百キロメートルは爆破で消し飛んだようだ。
これほどの自爆をしたというのにまだ魔王は生きていた。だが…
翔刻「…これで…終わり…」
いつの間にか背後にいた翔刻に背中から心臓を刺されていた。さっきは無事だったが今度はあの爆破でかなりダメージを受けているのでかなり痛い。
魔王「だが…これでお前も…!!」
翔刻を殺そうとした。
だがそのときある異変に気がついた。
魔王「何故だ…何故今ここにいたのに…」
気がつくとそこから消えて今度はナイフのようなもので身体を真っ二つにされていた。
翔刻「受け継がれる意志は…そんな邪悪な野望なんて物には打ち砕けない…決してそんな物が滅せるようなものじゃない…!」
魔王「クソッ…何万年と生きてきた魔王だぞ!こんなつまらない死に方なんて…ありえない…これしきの事で…!!」
翔刻「そんな邪悪な存在にこの意志は勝てない…もう運命に見捨てられこの[漢字]運命[/漢字][ふりがな]定め[/ふりがな]には敵わないんだ!」
魔王「これしきの事で…これしきの事!数万年生きているならば必ず打開はできる…!頂点に立つ存在がこんなつまらない場所で死ぬなんて…事があっていいわけがない…!」
魔王は自分の体を切り離し…というより分身体を作るようにして逃げようとしていた。
魔王「必ず逃れる…これはあいつに追いつけないスピードで移動している…そしてこの身体は偽物のような存在…本体は今逃げている方だ…やはり…!まだ運命から見捨てられてなんかない…運命は頂点へ押し上げるための手伝いをしているんだ…!」
そういい逃げながら勝ち誇ったように述べる。
だが、その分身体の前へ来ていた。
翔刻「言い忘れていたけど、私の能力は時空を行き来できる能力…ここへきたのは何故か能力の暴走のようなもので来てしまったけれどさっきまでの動きは攻撃を見てから数秒前の時空へ移動して攻撃を回避していた。今も同じように逃げられないように先回りしていただけ…」
そういいその分身体をナイフで木っ端微塵にする。
翔刻「魔王は死んだ…だけどあまりにも多くの犠牲が…」
学校にいた生徒達、翔田、校長…
翔刻「…失った物を数えていても仕方がない…受け継いだものは更に先へ受け継がなければならない…」
そうして魔王との死闘は多くの犠牲を残し幕を閉じた。
それから数週間が経ち翔田の墓場へ来ていた。
墓参りをして帰ろうと思った時背後から気配がした。
翔刻「やっぱり、墓参りに来たんですね…」
妖白「うん…」
まあそんな反応になるのは当たり前だ。何故なら昔からの幼馴染が死んでしまったのだから。
妖白「ね、ねえ…翔田君の最後は…どんな最後だったの…?」
翔刻「…最後まで…勇敢に魔王と戦っていた…」
妖白「やっぱり…私は詳しくその時の事を知らないからいえないけど…今の私達に出来る…やるべき事はその意志を未来へ受け継ぐ事だと思う…」
[斜体]その犠牲は無駄になんてしちゃいけない。その意志は更に先へ受け継ぐ事が残された者達の使命なんだ。犠牲者へ捧げる[漢字]鎮魂歌[/漢字][ふりがな]レクイエム[/ふりがな][/斜体]
翔田「そうか。確実に一人ずつ殺すつもりか」
魔王は指を僕へさすように向けてくる。
何か来る、と思った時咄嗟に避けていた。
翔田「避けてよかった…これが当たってればそこで終わっていたか…」
何やら光線のようなものが放たれていた。
回避できたが命中した部分からは煙…いや火が出てきている。そして暗くて底が見えなくなっている。
そんな物騒なものを指から銃を乱射するように放つ。
数発くらってしまい瀕死の状態になった。
魔王「よくここまで避けれたな。最後は確実に始末するためこの手で消す」
そして僕へ触れる。おそらく無力化…いやそんなもんじゃないだろう。もっと確実に消すため跡形もなく消し飛ばすだとかそういうのを使うのだろう。
翔田「気づかないのか…焦っているのか?それともただ舐めているのか…どちらにせよこれでお前を瀕死までやれるならいいんだがな…」
魔王「…なるほどな、確かに油断しすぎたな…」
[大文字]ドコォォォーーン!![/大文字]
大爆発がする音がした。
それと同時に大地震かと思うほどの衝撃が走った。
魔王「まさか、ここまでやるとはな…咄嗟にガードできたが命中していれば粉々になっていただろうな…すでに負けると知っていたから体内に大量の火薬を入れていたようだな」
学校どころかその半径数十…数百キロメートルは爆破で消し飛んだようだ。
これほどの自爆をしたというのにまだ魔王は生きていた。だが…
翔刻「…これで…終わり…」
いつの間にか背後にいた翔刻に背中から心臓を刺されていた。さっきは無事だったが今度はあの爆破でかなりダメージを受けているのでかなり痛い。
魔王「だが…これでお前も…!!」
翔刻を殺そうとした。
だがそのときある異変に気がついた。
魔王「何故だ…何故今ここにいたのに…」
気がつくとそこから消えて今度はナイフのようなもので身体を真っ二つにされていた。
翔刻「受け継がれる意志は…そんな邪悪な野望なんて物には打ち砕けない…決してそんな物が滅せるようなものじゃない…!」
魔王「クソッ…何万年と生きてきた魔王だぞ!こんなつまらない死に方なんて…ありえない…これしきの事で…!!」
翔刻「そんな邪悪な存在にこの意志は勝てない…もう運命に見捨てられこの[漢字]運命[/漢字][ふりがな]定め[/ふりがな]には敵わないんだ!」
魔王「これしきの事で…これしきの事!数万年生きているならば必ず打開はできる…!頂点に立つ存在がこんなつまらない場所で死ぬなんて…事があっていいわけがない…!」
魔王は自分の体を切り離し…というより分身体を作るようにして逃げようとしていた。
魔王「必ず逃れる…これはあいつに追いつけないスピードで移動している…そしてこの身体は偽物のような存在…本体は今逃げている方だ…やはり…!まだ運命から見捨てられてなんかない…運命は頂点へ押し上げるための手伝いをしているんだ…!」
そういい逃げながら勝ち誇ったように述べる。
だが、その分身体の前へ来ていた。
翔刻「言い忘れていたけど、私の能力は時空を行き来できる能力…ここへきたのは何故か能力の暴走のようなもので来てしまったけれどさっきまでの動きは攻撃を見てから数秒前の時空へ移動して攻撃を回避していた。今も同じように逃げられないように先回りしていただけ…」
そういいその分身体をナイフで木っ端微塵にする。
翔刻「魔王は死んだ…だけどあまりにも多くの犠牲が…」
学校にいた生徒達、翔田、校長…
翔刻「…失った物を数えていても仕方がない…受け継いだものは更に先へ受け継がなければならない…」
そうして魔王との死闘は多くの犠牲を残し幕を閉じた。
それから数週間が経ち翔田の墓場へ来ていた。
墓参りをして帰ろうと思った時背後から気配がした。
翔刻「やっぱり、墓参りに来たんですね…」
妖白「うん…」
まあそんな反応になるのは当たり前だ。何故なら昔からの幼馴染が死んでしまったのだから。
妖白「ね、ねえ…翔田君の最後は…どんな最後だったの…?」
翔刻「…最後まで…勇敢に魔王と戦っていた…」
妖白「やっぱり…私は詳しくその時の事を知らないからいえないけど…今の私達に出来る…やるべき事はその意志を未来へ受け継ぐ事だと思う…」
[斜体]その犠牲は無駄になんてしちゃいけない。その意志は更に先へ受け継ぐ事が残された者達の使命なんだ。犠牲者へ捧げる[漢字]鎮魂歌[/漢字][ふりがな]レクイエム[/ふりがな][/斜体]
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