能力がある世界でも能力が全てじゃない
利双「他の奴等よりはまだマシな方…か。だが所詮は人間、すぐに死ぬ運命だ」
翔田「随分と余裕そうだな…まあ、それは舐めているんじゃなくてそれだけで僕を倒せるという事か…」
相手の能力がまだ分からないのでまずは観察をしよう…そう思った。だが
利双「…今の攻撃を防ぐか。確かに気配を消して音速より速く攻撃したつもりなんだがな」
確かに、そこからは一歩も動いていなかった。なのに壁すら切断できるという程に強い斬撃がきた。
翔田「…今の、能力は使っていないな…能力を使われたらどうなるのやら」
利双「この攻撃を避けた奴なら数人だけいるが防いだのはお前が初めてか…」
翔田「やっぱ四天王は強いな…今防げたのもほぼ運だったしな」
また攻撃が来る。
今度は普通に斬ってきたが明らかに力が異常だった。
この太刀筋は全て実力だけでやっているのだろう。反撃どころか防御で精一杯だった。
利双「…まだ生きているか。そろそろ終わりにさせてもらうぞ…」
そういいスピードと火力が跳ね上がった。
例えるならばカタツムリのようにゆっくりで扇風機の弱い風のように弱かったものがいきなりチーターのように速くシャコエビのように力強くなったようなものだ。
ただでさえギリで耐えていたのに攻撃が肉眼で追える物ではなく攻撃に当たってから痛みに気づくほどだった。
翔田「…これほど強いというのにまだ本気を出していないか…これでももう勝てるビジョンが無いってのにな…実際、片腕ももう取れたしな」
気がつけば片腕が斬り飛ばされていた。
利双「…終わったな…」
翔田「まさか…もう死ぬとはな…せめて相打ちにはしたかったんだがな…」
心臓近くに相手の剣が刺さっていた。
翔田(だが…なんだこれは…この感覚、どこかで…ああ、あの時か)
走馬灯のように思い出した。
昔事故で大怪我をして身体の肩あたりが抉り取れた事がある。その時恐れられていたウイルスと寄生虫の間の生物だろうか、そのような生物が入り込んできた。
それは能力者に入れば即死、または乗っ取られていた。だが能力が無いこの身体には耐性があり即死する事も乗っ取られる事もなく抑える事ができた。
乗っ取られるのに対抗していた時と似た感覚…まさか僕が弱くなっているから乗っ取ろうとしているのか…
翔田「[小文字]い…や…支配される…だと…?そんなものでいいのか…僕が…支配するん…だ…[/小文字]」
翔田「随分と余裕そうだな…まあ、それは舐めているんじゃなくてそれだけで僕を倒せるという事か…」
相手の能力がまだ分からないのでまずは観察をしよう…そう思った。だが
利双「…今の攻撃を防ぐか。確かに気配を消して音速より速く攻撃したつもりなんだがな」
確かに、そこからは一歩も動いていなかった。なのに壁すら切断できるという程に強い斬撃がきた。
翔田「…今の、能力は使っていないな…能力を使われたらどうなるのやら」
利双「この攻撃を避けた奴なら数人だけいるが防いだのはお前が初めてか…」
翔田「やっぱ四天王は強いな…今防げたのもほぼ運だったしな」
また攻撃が来る。
今度は普通に斬ってきたが明らかに力が異常だった。
この太刀筋は全て実力だけでやっているのだろう。反撃どころか防御で精一杯だった。
利双「…まだ生きているか。そろそろ終わりにさせてもらうぞ…」
そういいスピードと火力が跳ね上がった。
例えるならばカタツムリのようにゆっくりで扇風機の弱い風のように弱かったものがいきなりチーターのように速くシャコエビのように力強くなったようなものだ。
ただでさえギリで耐えていたのに攻撃が肉眼で追える物ではなく攻撃に当たってから痛みに気づくほどだった。
翔田「…これほど強いというのにまだ本気を出していないか…これでももう勝てるビジョンが無いってのにな…実際、片腕ももう取れたしな」
気がつけば片腕が斬り飛ばされていた。
利双「…終わったな…」
翔田「まさか…もう死ぬとはな…せめて相打ちにはしたかったんだがな…」
心臓近くに相手の剣が刺さっていた。
翔田(だが…なんだこれは…この感覚、どこかで…ああ、あの時か)
走馬灯のように思い出した。
昔事故で大怪我をして身体の肩あたりが抉り取れた事がある。その時恐れられていたウイルスと寄生虫の間の生物だろうか、そのような生物が入り込んできた。
それは能力者に入れば即死、または乗っ取られていた。だが能力が無いこの身体には耐性があり即死する事も乗っ取られる事もなく抑える事ができた。
乗っ取られるのに対抗していた時と似た感覚…まさか僕が弱くなっているから乗っ取ろうとしているのか…
翔田「[小文字]い…や…支配される…だと…?そんなものでいいのか…僕が…支配するん…だ…[/小文字]」
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