他にも数人逃げたり逆らったりしようとしている人が殺されていた。
ゲームが進んでいる状態で僕はある事に気が付いた。
すぐに殺される者や数秒経ってから殺される者がいた。そして相手の能力の弱点を見つける事ができた。

進行役「で、では今から誰が人狼かを議論する時間になります…それでは話し合いを…」

喋っている間割り込むようになってしまったが僕は席を立ち何も考えず相手の方へ向かっていった。

主会者「間抜けかお前は！何人もそうやって死んでいる奴がいたというのにまだ無駄な抵抗を！お前はもう死ぬ！」

…だが、何秒経ってどれほど近づこうと死ぬ事はなかった。

主会者「な、何故だ！この能力はこんな違反をしている奴を殺すはず…」

次の瞬間、主会者は僕に殴り飛ばされていた。そしてこの能力が解除され椅子や机は消えた。

翔田「確かに、この能力は強くて殆ど弱点のない能力だった…だが他の死んでる人を見て死ぬまでに時差のようなものがあって分かった。アレは逃げようとか倒そうとする[下線]「意志」がある者だけ[/下線]を殺すから時差のようなものがあったと予測したんだ。つまりロボットのように意志を持たずに行動すればお前の能力で殺す事はできない…まああくまで予測だからほぼ賭けだったがな」

そう言いながら抵抗できないように両方の手足を折った。


そして数分後警察が来てこいつは捕まっていった。

そして僕と妖白や夢好は帰っていった。


「んー…やっぱりあの人がそうなのかな…本当にあの人が…」