鏡の向こうの君は誰
「テストの順位発表だってよ」
「お前俺と対決な!!」
「お前w流石に勝てるわw」
「俺保体頑張ったからw」
「主要五教科や[小文字]れよwww」[/小文字]
[小文字]「それなww」[/小文字]
[小文字]「...」[/小文字]
つまんな。
どうでもいい。
でも親は結局聞いて来いって言ってきた。
わかんないのかな
私のき「ねぇ!!」
反応が遅れた。
「なぁに、びっくりしたぁ。はづちとゆゆか。」
「あとで順位教えてねっ」
「天才ちゃんだしどーせまた順位たっかーいんでしょ?」
天才ちゃん?
「あはは。そんなことないよー。今回は自信ないな」
「嘘だぁ、そんなこと言ってあっさり九十点台とってるくせにぃーっ」
「このっ天才ちゃんめ!」
なんで。
「本当に自信ないって」
「じゃあ勝負しよう!」
「おっ、いいね!」
よくない。
「よくない。」
あ。
「えぇ、ノリ悪ぅ」
あ。
「ほら、国語のあいつとか言うじゃん」
うん。
「他人じゃなくて自分と戦え、みたいな」
誤魔化せた。
「wwモノマネ似てるwウケるw」
「そっくりじゃんww」
やっぱり人間って単純だ。
低能だ。
[打消し]私も含めて。[/打消し]
皆が低能だから、毒であふれる。
独が出てくる。
幻は一時的な解毒剤。
現実は永遠に毒の海。
許せ、世界。
許せ、現実。
許せ、幻。
許せ、鏡よ_________________。
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