研究所から自由な世界へ
#1
此処は何処……?目の前が真っ暗で、なんか身体が気持ち悪い。そして、痛い。さっきから息が出来なくなったり、何も考えれなくなったりした。だけどもう、痛くないし、大丈夫かな?
そして目を覚ますと手足を固定され椅子に座っていて、目の前の人々は大喜び。何が嬉しいのだろうか。何が楽しいのだろうか。そう思い、自分の体を鏡で見てみた。
何も変わっていない…………が、瞳孔がハート形になっている。すると人々は
「大成功だ!これで世界を救える!」
意味が分からない言葉をガッツポーズをしながら言った。世界を救えるって何のことだろう。するとある人が小声で誰かに話していた。
「良かったですね。これでこの実験体の血を患者の中に入れればその患者を治せて、血液型は問わないって」
そうか。私は実験体なのか。そう悲しくもなく嬉しくもなく、ただ壁を見つめていた。
気がつくと人々はいなくなっていて、自分1人、別の部屋で座っていた。多分、人々が私を運んだのだろう。
考えてみると、何故私を選んだのか、此処に来る前の私は誰だったのかがよく分からない。だけど今はどうだって良い。私は早く此処を出ていきたい。だって、私は世間のために生まれたのではないから。此処を出て行くためには、まず計画を立てなければ。私はその日は計画を立てた。翌朝は……ドアが牢屋のドアみたいになっていてギリギリ入れそうな幅だったから抜けて部屋から出よう。そうしないと私は血が足りず死んでしまう。こうして研究所にも朝が届いた。
そして目を覚ますと手足を固定され椅子に座っていて、目の前の人々は大喜び。何が嬉しいのだろうか。何が楽しいのだろうか。そう思い、自分の体を鏡で見てみた。
何も変わっていない…………が、瞳孔がハート形になっている。すると人々は
「大成功だ!これで世界を救える!」
意味が分からない言葉をガッツポーズをしながら言った。世界を救えるって何のことだろう。するとある人が小声で誰かに話していた。
「良かったですね。これでこの実験体の血を患者の中に入れればその患者を治せて、血液型は問わないって」
そうか。私は実験体なのか。そう悲しくもなく嬉しくもなく、ただ壁を見つめていた。
気がつくと人々はいなくなっていて、自分1人、別の部屋で座っていた。多分、人々が私を運んだのだろう。
考えてみると、何故私を選んだのか、此処に来る前の私は誰だったのかがよく分からない。だけど今はどうだって良い。私は早く此処を出ていきたい。だって、私は世間のために生まれたのではないから。此処を出て行くためには、まず計画を立てなければ。私はその日は計画を立てた。翌朝は……ドアが牢屋のドアみたいになっていてギリギリ入れそうな幅だったから抜けて部屋から出よう。そうしないと私は血が足りず死んでしまう。こうして研究所にも朝が届いた。
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