25時、夜に堕ちて。
とある日の25時、雪が突然ナイトコードに来なくなった。そしてナイトコードに来なくなってから一週間程度が経っていた。
『……雪が来なくなって、一週間かぁ』
いつも以上に今日は静か、その静寂をAmiaが切り裂くように話し始める。一週間程度前から雪が突然来なくなった。死んでしまったのだろうか。
『死んだんじゃない』
私がまた出来た静寂に、そう発言を落とした。
『ちょっと夜!そんなこと言わないでよ!!』
私が言ったことに対して、えななんが相当な怒りをぶつけた。私には何が悪いか分からないけど。
『まぁまぁ、落ち着いてよ。えななん、』
Amiaがいつもより暗い声で私達を軽く叱った。
『…………』
その静寂を取り戻すように、Kが苦しそうに息を呑んだ。どこか惜しむような、苦しみを背負うような思い返しているようだった。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
その後、旅行に行っているんじゃ?や、事故にあったんじゃ?や、病気になってしまったんじゃ?など、様々な考察が飛び交った。
『何か、連絡を取れる方法がないか探そう』
Kが今までの話を聞き、話を纏めて出した結論がそれだった。しかし、私達は雪の本名も年齢も家も何も知らない。手紙やメールを送る方法がないのだ。私達で悩んでいた頃、Amiaが口を動かした。
『あ、そうだ。チャットのログに残ってない?』
そうAmiaが言った。そして、Amiaとえななんでチャットログを探し始めていた。私は一度、喉の渇きを感じたから、ボイスチャットをミュートにして、コップ一杯の水を取りに行った。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
『席を外してた』
ボイスチャットのミュートを解除して、私は口にいっぱいの水を含んだ。そして、飲み込んだ。
『…………』
反応は返ってこなかった。ただ静寂が蛇口から流れる水のように緩やかに、流れていくだけだった。
「………Untitled」
Untitledという名前の曲があった。雪が管理人をしているみたい。
そんな事を独りでポツンと呟き、興味本位でそのUntitledをクリックしてしまっていた。
「………眩しい」
私は光に包まれた。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
辺りは灰色で、異世界空間のようだった。そしてその空間を裸足でぺちぺちと歩いていく。
「と__か、夜__」
「知___、置い______とか?」
誰かの話し声が聞こえた、私は無意識でその方向に歩いていっていた。
「………どうしたんだろう」
その人達に近付いていった。その時、Kの声が耳に留まった。
「………K」
「うわっ!!何!!??」
Amiaと推定する人物が私を見て、私の声を聞いて、驚いていた。
「……夜…?」
えななんが私に尋ねた。そして、私の体をジロジロと見ていた。
「そう」
私は適当にそう答えを返した。
「夜とも合流できた事だし、ひとまず、辺りを歩いてみようか」
話の途中だったみたい。しかし、どうやら辺りを歩いててみることに決まったらしい。Kの長く揺れる灰色の髪に私達は着いて行った。
『……雪が来なくなって、一週間かぁ』
いつも以上に今日は静か、その静寂をAmiaが切り裂くように話し始める。一週間程度前から雪が突然来なくなった。死んでしまったのだろうか。
『死んだんじゃない』
私がまた出来た静寂に、そう発言を落とした。
『ちょっと夜!そんなこと言わないでよ!!』
私が言ったことに対して、えななんが相当な怒りをぶつけた。私には何が悪いか分からないけど。
『まぁまぁ、落ち着いてよ。えななん、』
Amiaがいつもより暗い声で私達を軽く叱った。
『…………』
その静寂を取り戻すように、Kが苦しそうに息を呑んだ。どこか惜しむような、苦しみを背負うような思い返しているようだった。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
その後、旅行に行っているんじゃ?や、事故にあったんじゃ?や、病気になってしまったんじゃ?など、様々な考察が飛び交った。
『何か、連絡を取れる方法がないか探そう』
Kが今までの話を聞き、話を纏めて出した結論がそれだった。しかし、私達は雪の本名も年齢も家も何も知らない。手紙やメールを送る方法がないのだ。私達で悩んでいた頃、Amiaが口を動かした。
『あ、そうだ。チャットのログに残ってない?』
そうAmiaが言った。そして、Amiaとえななんでチャットログを探し始めていた。私は一度、喉の渇きを感じたから、ボイスチャットをミュートにして、コップ一杯の水を取りに行った。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
『席を外してた』
ボイスチャットのミュートを解除して、私は口にいっぱいの水を含んだ。そして、飲み込んだ。
『…………』
反応は返ってこなかった。ただ静寂が蛇口から流れる水のように緩やかに、流れていくだけだった。
「………Untitled」
Untitledという名前の曲があった。雪が管理人をしているみたい。
そんな事を独りでポツンと呟き、興味本位でそのUntitledをクリックしてしまっていた。
「………眩しい」
私は光に包まれた。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
辺りは灰色で、異世界空間のようだった。そしてその空間を裸足でぺちぺちと歩いていく。
「と__か、夜__」
「知___、置い______とか?」
誰かの話し声が聞こえた、私は無意識でその方向に歩いていっていた。
「………どうしたんだろう」
その人達に近付いていった。その時、Kの声が耳に留まった。
「………K」
「うわっ!!何!!??」
Amiaと推定する人物が私を見て、私の声を聞いて、驚いていた。
「……夜…?」
えななんが私に尋ねた。そして、私の体をジロジロと見ていた。
「そう」
私は適当にそう答えを返した。
「夜とも合流できた事だし、ひとまず、辺りを歩いてみようか」
話の途中だったみたい。しかし、どうやら辺りを歩いててみることに決まったらしい。Kの長く揺れる灰色の髪に私達は着いて行った。
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