25時、夜に堕ちて。
25時頃、ニーゴのメンバーとボイスチャットをしていた。辺りは暗闇に包まれていた。パソコンから光るブルーライトが私を照らした。
『ふわぁ……』
Amiaが通話越しに欠伸をした。
『今日はもう限界かな〜ボクそろそろ落ちるね〜』
Amiaが疲れていそうな声でそう言った。
雪がAmiaに適切な言葉で、返事を返した。そして、えななんも落ちる、と言いかけた時、
『皆に言おうと思ってたことがあるんだった』
えななんが私達に向かってそう言った。
『ねぇ___[太字]OWN[/太字]って知ってる?』
えななんが私達にそう問いかけた。
(………知らない)
私がそう思った時、K、雪が疑問を返した。そして、Amiaは頷いた、どうやらAmiaは知っているみたい。
Amia曰く、[太字]OWN[/太字]とは私達のように作曲して、曲を投稿しているクリエイターのよう。Kと雪は驚いているようだった。
『夜、聞いてる?』
『聞いてる』
えななんが私にそう聞いた。勿論、私は話を聞いていた。返事をしていないだけ。
『……返事とかしなさいよね、ほんっと分かりにくいんだから!』
『まぁまぁ、えななん落ち着いてよ』
えななんは大声をあげて、怒っているよう。そのえななんをAmiaが宥めていた。
『怒らせたのなら、ごめん』
『怒るに決まってるでしょ!!ふざけないで!』
(ふざけてない…)
私はそっぽを向いて、頬杖をついた。ブルーライトを光らせる画面を見ないようにした。
『えななん、落ち着いてね』
『夜も、怒らせちゃったのなら謝りなよ?』
イヤホンから、雪の春のように穏やかで雪のように冷たい声が聞こえている。雪は、闇に落ちている。「真面目な優しい自分」を演じているだけの「闇に堕ちた孤独な少女」である。
『ごめん』
また画面に目線を戻して、適当に謝罪の言葉を述べる。
『いいのよ、私も怒っちゃってごめんね』
えななんも謝罪の言葉を述べた。違った部分と言えば、本心で思っているかいないか。
『歌ってくる』
そんな言葉を残して、チャットをミュートにして、イヤホンを外した。私は、自分のことが嫌い。人、1人守ることのできない自分が嫌い。
そんな事を考えながら、歩を刻むのは、少し、気持ちが悪かった。
『ふわぁ……』
Amiaが通話越しに欠伸をした。
『今日はもう限界かな〜ボクそろそろ落ちるね〜』
Amiaが疲れていそうな声でそう言った。
雪がAmiaに適切な言葉で、返事を返した。そして、えななんも落ちる、と言いかけた時、
『皆に言おうと思ってたことがあるんだった』
えななんが私達に向かってそう言った。
『ねぇ___[太字]OWN[/太字]って知ってる?』
えななんが私達にそう問いかけた。
(………知らない)
私がそう思った時、K、雪が疑問を返した。そして、Amiaは頷いた、どうやらAmiaは知っているみたい。
Amia曰く、[太字]OWN[/太字]とは私達のように作曲して、曲を投稿しているクリエイターのよう。Kと雪は驚いているようだった。
『夜、聞いてる?』
『聞いてる』
えななんが私にそう聞いた。勿論、私は話を聞いていた。返事をしていないだけ。
『……返事とかしなさいよね、ほんっと分かりにくいんだから!』
『まぁまぁ、えななん落ち着いてよ』
えななんは大声をあげて、怒っているよう。そのえななんをAmiaが宥めていた。
『怒らせたのなら、ごめん』
『怒るに決まってるでしょ!!ふざけないで!』
(ふざけてない…)
私はそっぽを向いて、頬杖をついた。ブルーライトを光らせる画面を見ないようにした。
『えななん、落ち着いてね』
『夜も、怒らせちゃったのなら謝りなよ?』
イヤホンから、雪の春のように穏やかで雪のように冷たい声が聞こえている。雪は、闇に落ちている。「真面目な優しい自分」を演じているだけの「闇に堕ちた孤独な少女」である。
『ごめん』
また画面に目線を戻して、適当に謝罪の言葉を述べる。
『いいのよ、私も怒っちゃってごめんね』
えななんも謝罪の言葉を述べた。違った部分と言えば、本心で思っているかいないか。
『歌ってくる』
そんな言葉を残して、チャットをミュートにして、イヤホンを外した。私は、自分のことが嫌い。人、1人守ることのできない自分が嫌い。
そんな事を考えながら、歩を刻むのは、少し、気持ちが悪かった。
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