二次創作
25時、夜に堕ちて。
いつも通りの作業、いつも通りの皆の声。
今日から新曲の作業に取り掛かるようで、主にAmiaのテンションが上がっていた。
私は、雪から歌詞が送られてくるまで、基本やることがない。
だから、私は皆のサポートをする程度。
「私、そろそろ落ちる」
私は、サポート出来ることもないと感じ、ナイトコードから落ちた。
そして、私は、なんとなく‘悔やむと書いてミライ’というフォルダを再生した。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
辺りは、この前と変わらず灰色に包まれ、鉄骨が数本あるだけだった。鉄骨に、私は腰をかけた。
「いつ来たの?神無」
気付いたら、隣にはミクが腰を掛けていた。
「少し前」
私は、腰をかけているところから下を見下ろした。足をぶらぶらとさせても着く気配もなかった。
「少し、歌わない?」
「別に」
そして、ミクは「ありがとう」と言い、歌を歌い始めた。ミクの歌は、何処か棘があって、何処か滑らかさがある。よく分からない歌声、でも、心地良い、気がする。
私も、その声を重なるように、歌い始めた。私の歌声は、いつも醜い。壊れかけの機械の起動音みたい。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
「神無、まふゆは元気?」
歌い終わった後、私の顔を覗き込むように見て、そう言葉を放った。
「いつもと変わらない」
私は、ミクから目線を逸らし、下を向いた。
「そう」
そして、私は鉄骨を降りて、スマホで再生されていた、‘悔やむと書いてミライ’というフォルダ名を閉じた。
今日から新曲の作業に取り掛かるようで、主にAmiaのテンションが上がっていた。
私は、雪から歌詞が送られてくるまで、基本やることがない。
だから、私は皆のサポートをする程度。
「私、そろそろ落ちる」
私は、サポート出来ることもないと感じ、ナイトコードから落ちた。
そして、私は、なんとなく‘悔やむと書いてミライ’というフォルダを再生した。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
辺りは、この前と変わらず灰色に包まれ、鉄骨が数本あるだけだった。鉄骨に、私は腰をかけた。
「いつ来たの?神無」
気付いたら、隣にはミクが腰を掛けていた。
「少し前」
私は、腰をかけているところから下を見下ろした。足をぶらぶらとさせても着く気配もなかった。
「少し、歌わない?」
「別に」
そして、ミクは「ありがとう」と言い、歌を歌い始めた。ミクの歌は、何処か棘があって、何処か滑らかさがある。よく分からない歌声、でも、心地良い、気がする。
私も、その声を重なるように、歌い始めた。私の歌声は、いつも醜い。壊れかけの機械の起動音みたい。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
「神無、まふゆは元気?」
歌い終わった後、私の顔を覗き込むように見て、そう言葉を放った。
「いつもと変わらない」
私は、ミクから目線を逸らし、下を向いた。
「そう」
そして、私は鉄骨を降りて、スマホで再生されていた、‘悔やむと書いてミライ’というフォルダ名を閉じた。