【参加型】街を守る不良校『黎明高校』
名前を呼ばれた有琉はその場で立ち、梛が待つステージ上に上がった。
梛にマイクを渡され、スイッチが入ってるか確認する。
有琉《あーあー》
マイクを口元の近くに持ってきてそう喋った。恐らくマイクテストのつもりだろうが、梛が使ってた状態からそのまま渡したから電源は付いていて当たり前だ。3年の列からは笑いを堪える声が聞こえてくる。
梛は有琉の横に並んで立ち、マイクを見ている有琉を横目で見て、
梛「(相変わらずのマイペースっぷりだなあ・・・)」
そう思う梛の隣で有琉はそろそろ喋るつもりなのか、大きく息を吸うと
有琉《えーということで、今年から総代を務めさせてもらうことになった東雲有琉です。といっても正直言って俺にふさわしいのかとか、総代らしく出来るのかっていう不安はありますし、皆さんを上手く引っ張っていけるのも出来る気が全くしません・・・・・・ですけど、俺は俺なりに精一杯この役目を務めたいと思います。迷惑をかけるかもしれませんが、よろしくお願いします》
真剣な表情でそう言い切った有琉は綺麗な礼をして、ステージから降りた。そんな後輩の背中を見送った梛は薄く微笑み、
梛《それでは新入生は下駄箱前にクラス表があるので、それを見て自分の教室に向かってください》
こうして『黎明高校』の入学式を終えた。
梛にマイクを渡され、スイッチが入ってるか確認する。
有琉《あーあー》
マイクを口元の近くに持ってきてそう喋った。恐らくマイクテストのつもりだろうが、梛が使ってた状態からそのまま渡したから電源は付いていて当たり前だ。3年の列からは笑いを堪える声が聞こえてくる。
梛は有琉の横に並んで立ち、マイクを見ている有琉を横目で見て、
梛「(相変わらずのマイペースっぷりだなあ・・・)」
そう思う梛の隣で有琉はそろそろ喋るつもりなのか、大きく息を吸うと
有琉《えーということで、今年から総代を務めさせてもらうことになった東雲有琉です。といっても正直言って俺にふさわしいのかとか、総代らしく出来るのかっていう不安はありますし、皆さんを上手く引っ張っていけるのも出来る気が全くしません・・・・・・ですけど、俺は俺なりに精一杯この役目を務めたいと思います。迷惑をかけるかもしれませんが、よろしくお願いします》
真剣な表情でそう言い切った有琉は綺麗な礼をして、ステージから降りた。そんな後輩の背中を見送った梛は薄く微笑み、
梛《それでは新入生は下駄箱前にクラス表があるので、それを見て自分の教室に向かってください》
こうして『黎明高校』の入学式を終えた。
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