【参加型】街を守る不良校『黎明高校』
ある街にて。
「万引き犯だー!捕まえてくれ―‼」
コンビニから走り去っていったフードを被った男の背中にそのような声がかかる。どうせもう追いつけやしない。そう思いながら男は昼の街を走っていく。
すると、男の目の前に一人の少年が出てきた。
黒色の短髪に赤のメッシュが入った、赤い瞳の少年だ。その少年は男を見据えると、呆れたように笑った。
「白昼堂々万引きとか、逆に尊敬するわ」
少年が何か言っているが、男は気にせずに少年をはねのけようとそのまま足のスピードを上げる。
少年はそれを見て今度は失望したような目で男を見ると、
「逃げ場とかねえんだよ」
少年は目の前までやって来た男の右腕の手首を掴むと、がら空きになった胴体に強烈な蹴りを放った。
男はその勢いに随分遠くまでぶっ飛ばされ、そのままぐったりと気を失った。
「ほら、おっちゃん。これ、盗まれたもん」
「おお![漢字]有琉[/漢字][ふりがな]ある[/ふりがな]坊‼ありがとなぁ‼」
「ったくよぉ、もうちょっと防犯面どうにかしろよ?」
そう言って笑った少年_____[漢字]東雲有琉[/漢字][ふりがな]しののめある[/ふりがな]。この街、[漢字]皇岸街[/漢字][ふりがな]おうがんがい[/ふりがな]を守る不良高校____『黎明高校』の総代を務める者だ。
_____これは嫌われ者のはずの不良が、”ヒーロー”と呼ばれる高校の話だ。
「万引き犯だー!捕まえてくれ―‼」
コンビニから走り去っていったフードを被った男の背中にそのような声がかかる。どうせもう追いつけやしない。そう思いながら男は昼の街を走っていく。
すると、男の目の前に一人の少年が出てきた。
黒色の短髪に赤のメッシュが入った、赤い瞳の少年だ。その少年は男を見据えると、呆れたように笑った。
「白昼堂々万引きとか、逆に尊敬するわ」
少年が何か言っているが、男は気にせずに少年をはねのけようとそのまま足のスピードを上げる。
少年はそれを見て今度は失望したような目で男を見ると、
「逃げ場とかねえんだよ」
少年は目の前までやって来た男の右腕の手首を掴むと、がら空きになった胴体に強烈な蹴りを放った。
男はその勢いに随分遠くまでぶっ飛ばされ、そのままぐったりと気を失った。
「ほら、おっちゃん。これ、盗まれたもん」
「おお![漢字]有琉[/漢字][ふりがな]ある[/ふりがな]坊‼ありがとなぁ‼」
「ったくよぉ、もうちょっと防犯面どうにかしろよ?」
そう言って笑った少年_____[漢字]東雲有琉[/漢字][ふりがな]しののめある[/ふりがな]。この街、[漢字]皇岸街[/漢字][ふりがな]おうがんがい[/ふりがな]を守る不良高校____『黎明高校』の総代を務める者だ。
_____これは嫌われ者のはずの不良が、”ヒーロー”と呼ばれる高校の話だ。
このボタンは廃止予定です