二次創作
白 い 悪 魔 を 裁 い て い く
『 桃井愛莉が襲撃されました。 』
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そんな声を聞きながら目が覚めた。
えむは、気の毒だろうな…
昨日あんなに話してたのに、な。
(えむにあったら慰めてあげよう、)
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草薙寧々[小文字]side[/小文字]
「……今何時?7時……、?うぅん…、早いけど…、もう行こうかな。」
そう言って私は、着替えの準備をし、部屋を出た。
(うわぁー、、人全然居ない…。けど、こっちの方が行きやすいかも。)
そしてしばらくして居ると、聞き覚えのある声が耳に響いた。
『 …ねぇ、どこ行くの? 』
……っ!?
「…………!、ぇ、、」
『 ふふ、何その声? 』
なにコイツ……、なんかイラつく…
「…なにアンタ。鬱陶しいから消えてくれない…。」
『 ひどっ!?もう呼んでも来ないからね!! 』
そう言って突如現れた声は、消えていった。____
………、いやマジで何あれ!?
私が少し早く出たからってこと!?
「早く行こ…」
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私は部屋(朝食の)に着いた。
…どうやらまだ私しか居ないらしい。
(ちょ、ちょっと緊張するかも…)
何言ってんだろ、私。
緊張なんて、、するわけ…。
そんな事ばかり考えて居ると、気づけば私の周りには人が集まっていた。
「ね、ねぇ愛莉ちゃんはほんとに……!?」
「…みのり、悲しいけど………、ね」
『 ええ、桃井愛莉は襲撃された。恨むなら人狼を恨むべき 』
「…おい、えむも居ないんだが。」
司が力強い声を出す。
『 あぁ、えむちゃん?あの子なら……… 』
『 桃井愛莉と一緒に死んだよ。…信じられない? 」
「……は」
嘘だ。だ、だってえむは…
そんなあっさり居なくなっちゃうなんて…!
「おいふざけるな!!何か間違ってる!!人狼は1日1度しか襲撃できないはずだろ!?」
『 それは間違ってないよ。ただ、君は何かを忘れてる。 』
「はぁ!?…」
私はただ下を俯いてるしかなかった。
涙なんか、もう出てこない。
きっと、枯れてしまったんだ。
『 …はいはい朝ご飯朝ご飯ー。 』
そんなマスターの声に、イラつきしか感じなかった。