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二次創作
白 い 悪 魔 を 裁 い て い く

#26

# 25 会議

宵崎奏[小文字]side[/小文字]

…また会議。明日も、明々後日もずーっと続くんだ。もう、終われない。

「…早く行こう。」

__*ロビー*__

『じゃあ全員集まったから席に座ってね』
『…うん、初めて良いよ?』

マスターのうるさい声が響いた。

「…始めますね。えーっと霊媒師の方言えます…?」

「うん、えっと当たり前だけど穂波ちゃんは白、だったよ。」

絵名が申し訳なさそうに声を出す。

「…私は望月さんを投票してなんて言ってないはずなんですが…?」

桐谷さんは明らかに目をギンギンさせている。

「…それに、人狼運営の人4人全員投票したって事ですよね…?」

「はるかちゃん…。」

「ほんっと最低。さっさと名乗り出てくださいよ!!」

アイドルとは思えない口で桐谷さんは問いかけた。
[漢字]人狼運営[/漢字][ふりがな]クソ[/ふりがな]に。(口悪っ!!)

「…なんだかアンタらしくないわね。」

「そう?逆に愛莉こそ落ち着きすぎない?いつ私達がやられるのか分かんないのに。」

「……んっ」

桐谷さんはどんどん論破していく。

「あっ、話が逸れちゃいましたね。どうぞ。」

桐谷さんはニコッ、と笑いかけ私たちに話を勧めた。
桐谷さんが少し怖い。'''壊れちゃったみたいに''。

「あの、穂波ちゃんって結局ほんものの占い師だったんだよね…?」

鳳さんが声をあげた。

「…はい。そう言う事になりますね。」

「だったら、穂波ちゃんに''謝った方がいいんじゃないんですか…?''」

「はい?けどもう望月さんは……((

「関係ないじゃん…!遥ちゃん、少し''おかしいよ…?''」

鳳さんが衝撃の言葉を発した。

「ちょ、ちょっとえむ…っ」

草薙さんが急いで鳳さんの口を塞ぐ。

「ごめんなさいごめんなさい…。…!((

「…プハッ 寧々ちゃんは何も……、むぐっ!?((

少し可愛らしい。

「…大丈夫ですよ。気にしてません、続けましょう。」

またまた桐谷さんは微笑み、話を続けた。

「…確かに、私が最初に望月さんを問い詰めたから……!ですよね…」
「…っなんであんな事言ったんだろう…!!」

さっきの表情とは裏腹に、桐谷さんはどんどん自分を責めていった。
桐谷さんは、自分の綺麗な手を顔に当て、泣きそうになっていた。


「…はるかちゃん。はるかちゃんはなんにも悪くないよ!!」


「そうそう!みのりの言う通りよ!ずーっと凹んでないで!!''私達''、アイドルでしょ!?」


「私も、遥ちゃんには笑顔でいて欲しいわ…!」


桐谷さんの仲間は、仲間思いなんだな。

「……!ありがとう。みんな''は''アイドルなんだもんね…!」

…みんな''は''……と言うのに少し引っかかったけど、とにかく

''良かったね''

としか言えない場面だった。






2024/12/31 14:04

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