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お嬢様は愛を一億円で買います。

#10

初めてのゲーセン

「じゃあ、テスト回収するぞー」
数学のテスト用紙を、先生が集めていく。
これで、中間試験は終わりだ。
(今回も、大丈夫そうね…)
「岬くん、テストどうだった?」
「だいぶ解けたな。愛子のおかげだ。さんきゅ」
「大丈夫よ。今日、せっかくの4限だし、どこかいく?」
テスト期間中は、ずっと4限終わり。
今日で終わりだから、少し時間がある。
「あ、ゲーセン行くか?その後、うちで飯食ってけば?」
「えぇ、そうさせてもらうわ」
「んじゃ、行きますか」
手をつないで、学校から出る。
〔柳木:テスト自己採点だと赤点回避できそう!伊集院ありがと!〕
「柳木くんから…」
「おぉ、よかったな。てか、アイコン…」
柳木くんのアイコンは、草をおいしそうに食べてるヤギの写真。
「可愛いわね。」
バスの席は、体が近いから少し緊張する…
(岬くん、こういうの動じないわよね…)
手をつなぐのだって、すごく自然だし…
[小文字]「モヤモヤする…」[/小文字]
「ん?なんか言ったか?」
「[太字]い、いいえっ!!げーせん?楽しみねっ[/太字]」
「あぁ、行ったことねぇんだよな。あ、てかお前小銭持ってるか?」
「え、カードは使えないの…?」
ーーーーーーーー
「ここが、”ゲーセン”…」
たくさんの人がいて、みんな楽しそう。
「なんかやってみたいのとかあるか?」
「クレーンゲームというのをやってみたいわ…!」
アームで、ぬいぐるみをとる…昨日、動画で予習してきたのよ!
(あのぬいぐるみ、可愛いわね…)
「えっと、ここに入れて…んで、このレバーで操作する。」
岬くんの指示に従って、レバーを掴む。奥に動かすと…
「ひゃっ…動いた!!動いたわっ これで合ってるの!?」
「ふっ…」
岬くんは、少々ツボに入ったよう。
「あとちょっと…あと…」
アームが、徐々におりて、ぬいぐるみに触れる。
つかんだと思ったけど、すぐに落ちてしまう。
「[太字]いま掴んだじゃない!![/太字]」
(もういっかい…!!)
何回も挑戦したけど、全然とれない…
(動画では、すんなりとってたのに…)
「このぬいぐるみか?」
岬くんが、100円を入れて、レバーを動かす。
アームがぬいぐるみを掴んで、そのまま…
「ほい。とれた」
(い、一発で…!?)
「すごいっありがとう!」
ぬいぐるみを抱きしめる。
(自分ではとれなかったけど、すごく嬉しい…!)
「連れてきてくれてありがとう!」
「あぁ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

そのぬいぐるみになりたい。

2024/11/08 17:43

みこと ID:≫kpJo3MY4lNspo
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