僕が帰ろうとしていると胡春がすり寄ってきた。
「ねえねえ宙くん。今日さデート行かない？」
で、ででででデート！？
ぼ、ぼぼ僕の人生はつのデート
も、もちろん行きたい！！
「もちろん！でどこに行くの？」
「うちの遊園地」
胡春がサラッと言った。
僕の頭の中は？だらけだ。
遊園地？それだけでもすごいけどうちって？
僕がすごくびっくりしていると胡春がふふッと笑った。
「すごいでしょ。うちのパパはね10個の遊園地の社長をしてるの」
胡春は得意げに言った。
「この街の近くに遊園地があるでしょ」
「うん」僕は頷いた。確かその遊園地は源遊園地。そして胡春の苗字は…
源！その遊園地はものすごく大きく海外からもたくさんの人が来るぐらい。
そして胡春はすごいでしょ！と言わんばかりに言った。
「でね、そこの遊園地の社長はうちのパパなのよ」
ん！？
僕の頭は本日三回目の？ランドができた。
え！？お父さんが源遊園地の社長！？
そして胡春は少し顔を赤らめていった。
「でね、パパにその…宙くんと付き合っていることを言ったらね、今日遊園地に連れてきなさいって言ってたの！もちろん無料で！」
「え〜！」
嬉しい！　僕はあそこの遊園地に人生で一回は行きたいなと思っていたんだ！
「ねぇ。早く行こうよ！」
胡春が言った。
僕は急いだ。
だって人生で初めての源遊園地だもん！
僕のデート。しかも初めてのデートが遊園地始まりだなんて。
一体どんなデートになるんだろう