ま〜た学校だ。
学校なくなれ。
学校なくなれ。
学校なくなれ。
学校なくなれ。
学校なくなれ。
前を見る。やはり学校は無くなっていない。
まあ最初から僕は迷信とかはしんじないのだけれど。
その時、後ろからドン！と押された。
「おっはよ〜宙！」
それは最初の僕の自己紹介を聞いて一番最初に笑っていた子だ。
てっきり僕を嫌っているのかと思っていた。
僕が口をもごもごしているとその男の子が言った。
「あ、自己紹介すっんの忘れてたっ。俺の名前はな〜金哉だ」
僕がまだ口をもごもごしていると金哉が言った。
「なんか気にあることがあれば言えよ」
「い、いや〜最初、僕が自己紹介した時さ、きみ笑っていたでしょ。
だから、君は僕のこと嫌いなのかなあ〜って」
すると金哉はガハハハと笑った後に言った。
「それわだなお前の自己紹介の時、顔が真っ赤だったからだよ。別にお前なんて最初から嫌っちゃあいねえ。ああ、これは余計な一言かもしれんが俺はお前の顔を初めて見た時、ああこいつは女にモテるやつだって思ったぜ」
僕の顔がまた赤くなった。
するとま〜た金哉くんの笑い声が響いた。
ちょうどその時チャイムが鳴った
「あ、やべっ早く行こうぜ。そらっち」
僕はいつの間にかそらっちというあだながつけられていた。
まあ悪くもない。前の学校はみんなが真面目すぎて（今思えば）だからあだ名じゃなくてみんな「宙くん」とかって丁寧に読んでいた。
こう言うのも悪くないや。